自動ドアといえば、電気で開閉する「電動式の引き戸」を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし実は、自動ドアにはさまざまな種類や方式があり、設置の「やり方」も状況によって大きく異なります。既存のドアを後付けで自動化する方法もあれば、新築や改修工事のタイミングで一から設置する方法もあります。

本記事では、これから「ドアを自動化したい」「どうやるのが正しいのか」と考えている方に向けて、自動ドアの基本的な仕組みから、後付けと新設の違い、実際の導入手順、安全対策までを一つひとつ丁寧に解説していきます。


目次(このページの内容)

そもそも自動ドアってどんな仕組み?

Q: 自動ドアのやり方を知るには、まず何を理解すべき?
A: 自動ドアの基本構成(センサー・制御装置・駆動装置)を知ることで、選び方と設置方法が見えてきます。

要点:仕組みを理解することが、やり方選びの第一歩

自動ドアは単なる「モーター付きの扉」ではありません。開閉を自動化するには、環境や使用目的に応じて複数の装置を組み合わせ、統合的に制御する必要があります。

根拠:自動ドアの基本構成

一般的な自動ドアは以下のような3つの基本要素で構成されています:

  1. センサー
     人の接近や動作を感知して開閉のトリガーとなる。主に赤外線センサーやマイクロ波センサーなどが用いられます。
  2. 制御装置(コントロールボックス)
     センサーの信号を受け取り、モーターを作動させる装置。開閉のスピードや時間などもここで制御されます。
  3. 駆動装置(モーター)
     扉を実際に動かす装置で、開き戸用/引き戸用/スイング式などの違いがあります。

加えて、安全のために「障害物検知センサー」や「非常時の手動切替装置」などが搭載されるケースも多くあります。

詳細:引き戸とスイング式の違い

  • 引き戸タイプ(スライド式):左右にスライドする方式で、省スペースに適しており、商業施設や病院などでよく使われます。
  • スイングドアタイプ(開き戸):既存のドアをそのまま活用しやすく、後付け自動化にも対応しやすい方式です。

このように、自動ドアのやり方は、その基本構造や用途を理解した上で初めて最適な選択が可能になります。



ドアを自動ドアにするには、どんな方法がある?

Q: 自動ドアにするにはどんな「やり方」があるの?
A: 大きく分けて「後付けで自動化する方法」と「新設で自動ドアを取り付ける方法」の2通りがあります。

要点:「後付け」か「新設」かが、最初の分かれ道

自動ドアの導入を考えるとき、まず確認すべきなのは「今あるドアを活かすか」「新しく一からつくるか」です。それによって、やるべき工程も、かかるコストも、選ぶべき機器もまったく違ってきます。

手法1:後付け型の自動化

後付け(レトロフィット)とは?
すでにあるドア(手動ドア)に、モーターやセンサーなどの装置を追加することで、自動ドア化する方法です。

主な特徴:

  • 既存ドアの再利用が可能
  • 工事が比較的簡単(1日~2日程度)
  • コストは新設に比べて安価になりやすい
  • ただし、強度やドアの動き、ドア枠の条件によって制約を受ける場合がある

適しているケース:

  • 高齢者住宅の玄関ドア
  • 小規模店舗の出入口
  • バリアフリー対応が必要な住環境 など

手法2:新設型の自動ドア導入

新設とは?
建物の新築や改修工事の際に、最初から自動ドアとして設計・製作・設置する方法です。

主な特徴:

  • ドア・センサー・配線などを一体設計できる
  • 建物の動線や機能に合わせた設計が可能
  • 安全性や耐久性の面で有利
  • 費用や工期はやや大きくなりがち

適しているケース:

  • 商業施設やオフィスビル
  • 病院、福祉施設などの公共性の高い建物
  • 新築や大規模リフォーム時

判断軸:どちらが適しているか?

比較項目後付け型新設型
工事期間短い(1~2日)長め(建築工程に依存)
費用感安価(15万~)高め(30万~)
自由度既存ドアに制約されるフルカスタム可能
主な用途住宅、店舗の一部公共施設、大型建築

このように、やり方を検討する際は、「目的」や「設置環境」を軸にして、どちらの方式がより適しているかを見極める必要があります。



設置までの流れは?自動ドア導入の5ステップ

Q: 実際に自動ドアを導入するには、どんな手順を踏めばいい?
A: 基本的には「調査 → 提案 → 製作 → 設置 → 調整」の5ステップです。

要点:やり方を時系列でつかめば、不安はなくなる

自動ドアの導入は、一見すると複雑そうに見えるかもしれません。しかし、流れ自体は非常にシンプルで、しっかり段階を踏めばスムーズに進められます。


ステップ1:現地調査

まず最初に行うのが現場の確認です。ここでは以下のようなことを調べます:

  • 扉の種類(引き戸、開き戸)
  • 扉の寸法・重量
  • 使用頻度・通行人数
  • 取り付け可能なスペースの有無
  • 電源位置・配線ルート

ポイント:
この段階で「後付けで可能か」「新設が必要か」の判断もある程度つきます。


ステップ2:見積もり・プラン提案

現地調査の情報をもとに、最適な方式を選定し、機器構成や工事内容を明確にします。

  • 必要な機器(センサー、制御装置、モーターなど)
  • 施工方法(壁への固定、埋設配線など)
  • 総額見積もり(製品代+施工費)

注意点:
設置する地域によっては、防火基準や建築制限があるため、その確認も重要です。


ステップ3:工事準備(部材選定・製作)

提案内容に納得すれば、製作段階へ移行します。既製品の場合はパーツの選定と発注、特注品であれば現場に合わせた製作が行われます。

  • ドア本体の製作(新設の場合)
  • 駆動装置やセンサーの手配
  • 工事日程の調整

ステップ4:設置工事

実際の施工は、熟練の作業員によって行われます。

  • 養生(建物や床面を傷つけないための準備)
  • 装置の取り付け(ドア枠、センサー、駆動ユニット)
  • 電源接続・配線作業
  • 初期設定・テスト運転

工期の目安:

  • 後付けタイプ:半日~2日程度
  • 新設タイプ:2日~1週間(建物工程により異なる)

ステップ5:調整・試運転・安全確認

最後に動作チェックと微調整を行い、使用者への説明が行われます。

  • センサーの感知範囲調整
  • 開閉スピードや時間の設定
  • 安全装置(障害物感知など)の確認
  • 非常時対応の確認(停電時の開閉など)


後付けキットでの「やり方」と注意点

Q: 既存のドアを、自分で自動ドアにする方法はある?
A: はい、後付けキットを使えば、比較的手軽に自動化できます。ただし、いくつか注意点があります。

要点:DIY的なやり方も可能だが、環境をよく見極めることが重要

後付けキットは、既存の手動ドアにモーターやセンサーを追加するだけで、自動開閉が可能になるため、工事の手間や費用を抑えたい方には魅力的です。ただし、設置場所やドアの種類によっては「できない」「不適合」があるため、選定と判断には注意が必要です。


代表的な後付けキットの種類

タイプ特徴適用範囲
引き戸用モーターキット壁や天井にレールを設置してスライド開閉店舗の出入口、引き戸玄関
開き戸(スイングドア)用モーターキットドア上部にアームを設置し、押し引きで開閉オフィスや一般家庭のドア
スイッチ連動タイプ足踏みスイッチや手かざしセンサーで開閉バリアフリー対応の住宅・施設

実際のやり方(設置手順)

  1. 対象ドアの確認
    • 開閉方式(左右、押し/引き)、材質、重量を確認
  2. キットの選定
    • ドアのタイプ・寸法・電源の有無で適合する製品を選ぶ
  3. 取り付け位置の決定
    • 駆動ユニットの設置場所(壁/天井)、センサーの向き
  4. 設置作業
    • レールやアームの固定、配線、センサー設置
  5. テスト運転と微調整
    • 開閉速度、センサー感知距離、停止位置などの設定

注意点・リスク

  • 電源位置と配線ルートに制限がある
    • 屋外や配線経路が複雑な場合は、専門工事が必要になることも
  • ドアの重量や開閉抵抗に注意
    • モーター出力が不足すると開かない、途中で止まる等の不具合が起きやすい
  • 安全対策が不十分になりがち
    • 障害物検知機能や緊急手動切替が搭載されていない製品も多いため、利用者が多い場所では不向き


自動ドアにしたときの注意点とは?

Q: 自動ドアのやり方を知っても、設置後に問題が起きないか心配…
A: その心配は正しいです。やり方以上に重要なのが、安全性と運用の落とし穴を防ぐことです。

要点:安全性は「設置する人の責任」で確保しなければならない

自動ドアは便利な反面、誤作動や物損・人身事故のリスクもあるため、施工・選定時の注意が極めて重要です。


よくあるトラブルとその原因

トラブル内容主な原因
指はさみ事故センサーの検知範囲が狭い、安全装置未設置
ドアが途中で止まる/閉まらないセンサー誤検知、配線不良、モーター出力不足
勝手に開く/閉じない誤作動、設置角度不良、通行人誤検出
停電時にドアが開かない手動開閉機能がない、電源系統のバックアップ不足

対策1:JIS規格への適合

自動ドアには安全設計の基準としてJIS A 4722(自動ドア装置の安全要求事項)が定められています。

  • センサーの設置基準(感知エリア、反応時間)
  • 閉鎖力の制限(ドアが挟まる力を一定以下に)
  • 非常開放装置(停電時の手動切替)

後付けの場合でも、これらの基準に近づける工夫が求められます。


対策2:障害物検知センサーの活用

現代の自動ドアでは、以下のような複数のセンサーを併用して安全性を確保します:

  • ドア前方検知センサー(標準)
  • 挟み込み防止センサー(下部検知)
  • タッチレススイッチ併用で手動起動に制限(公共施設向け)

対策3:定期点検と保守契約

一度取り付けたら終わりではありません。定期的な点検と清掃、必要に応じた部品交換が長く安全に使うためには必須です。

  • 年1回以上の点検(商用施設では義務化されている場合あり)
  • センサー反応速度や動作不具合のチェック
  • ドアの変形・歪み確認


【適ドア適所】目的別に見る「やり方」の違い

Q: 自分のケースでは、どんな自動ドアのやり方が正解?
A: 場所や使う人の特徴によって、適した方式・導入手順はまったく異なります。

要点:設置場所や目的ごとに、最適な“やり方”は変わる

自動ドアのやり方を考える上で忘れてはならないのが、「何のために」「どこに」導入するかという視点です。
以下に代表的な用途別の適ドア適所をご紹介します。


目的別のやり方と注意点

利用シーンおすすめの方式ポイント
高齢者施設・介護施設スイング式(開き戸型)+障害物検知音が静か、安全性が高い方式を。手動併用できる設計も有効
一般住宅の玄関後付け引き戸型 or スイングアーム式コンパクト設計のキットで対応可。雨風対策と電源確保を忘れずに
商業施設・病院引き戸+センサー式+非常開放機構通行量が多いため耐久性とスピード重視。JIS基準適合が前提
小規模店舗・事務所後付けキット(用途限定)設置・運用コストのバランスが重要。見た目の一体感も要配慮

判断のポイント

  • 使用者の属性(高齢者、子ども、障がい者など)
  • 利用頻度と通行人数
  • 設置環境(屋外/屋内、風雨、照明など)
  • 法規制・建築基準(防火・避難経路など)

これらを踏まえて、最も事故が起きにくく、ストレスなく使える「自動ドアのやり方」を選ぶことが、導入の最も重要な目的となります。


【まとめ】やり方に迷ったら「適ドア適所」で考える

自動ドアの「やり方」は、単に機械の取り付け方法ではなく、人と場所に合った自動化の方法を見極めるプロセスそのものです。

  • 自動ドアの仕組みを理解し、
  • 「後付け」か「新設」かの判断軸を知り、
  • 実際の導入ステップを明確にし、
  • 安全性の要件とリスクを押さえた上で、
  • 設置する場所と人に最も合った方法を選ぶ

これらを段階的に行えば、自動ドア導入は決して難しいものではありません。


出典一覧(根拠となるナレッジソース)

  • Newtonドア:仕組み、導入方法、安全機構に関する一次情報
  • NドアFAQ:後付けキットや設置条件に関する現場のQ&A
  • 自社チャネル資料:用途別の提案ポイント
  • JIS A 4722:自動ドアの安全性に関する規格基準

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【荷重式自動ドア】NewtonドアのYoutubeチャンネルはこちらから→https://www.youtube.com/@newton_plus

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