自分のお店をつくるとき、多くの人がまず思い浮かべるのは「何を売るか」「どんなお店にしたいか」というワクワクする未来です。
しかし実際には、開業までにやらなければならない準備は山ほどあり、特に大きな山場となるのが「店舗設計」です。
しかもその選択肢が「岡山」というローカルエリアとなると、
設計事務所や建築会社の情報が少なく、比較も難しくなります。
この記事では、岡山での店舗設計を検討している方に向けて、
後悔しないための考え方や、依頼先の選び方、実例を交えた判断軸をやさしく整理しました。
さらに、「設計と運用はつながっている」という視点から、
単に“見た目”や“価格”だけで判断してしまいがちな設計選びに、一石を投じます。
目次(このページの内容)
なぜ「岡山の店舗設計」で悩む人が多いのか?
要点:岡山特有の地域性と、比較の難しさ
岡山で店舗を設計・開業しようとしたとき、多くの人が最初につまづくのは「情報の少なさ」です。
東京や大阪のように、設計事務所の比較サイトや豊富な口コミがあるわけではなく、ネット検索しても「どれも似たような会社紹介ページ」が並ぶだけ。
この“見えにくさ”こそが、岡山エリア特有の課題です。
さらに、地域密着型の業者が多く、公式サイトよりも「紹介」「つながり」で依頼先が決まってしまうケースも少なくありません。
そのため、他の地域から引っ越してきた人や、独立開業が初めての人にとっては、選択肢が狭く感じられることもあります。
岡山でよくある状況:地元ネットワーク重視と非公開の実績
岡山では「実績」とされる情報がウェブに出ていないケースが多く、
過去の施工事例を見ようと思っても、写真や図面が載っていないことがよくあります。
なぜかというと、地元企業との信頼関係を重視しすぎて、
「他の案件を見せてはいけない」という考え方をする設計事務所もあるためです。
このような事情を知らずに「ネットに情報がない=実績がない」と判断してしまうと、
良い設計者との出会いのチャンスを逃してしまうかもしれません。
岡山ならではの利点:補助金・空き店舗支援制度の存在
一方で、岡山では自治体が「空き店舗の活用」や「地元商店街の活性化」に力を入れており、
開業を支援する補助金制度やアドバイザー派遣サービスが用意されていることもあります。
例えば、岡山市では特定のエリアで空き店舗を活用する事業者に対して、
設計・改修費用の一部を補助する制度もあります。
設計の段階でこれら制度を活用できるかどうかを見てくれる業者を選ぶことで、
結果的に総費用を大きく抑えることも可能です。
読者への問いかけと回答:
Q: なぜ岡山での店舗設計は悩みやすいの?
A: 地元業者が多く、ネット情報が少ないため比較が難しいからです。特に初めての開業では判断基準を持つことが重要です。
店舗設計って、どこまで頼めるの?【設計と施工の違いも】
要点:設計・施工・管理の流れを理解しよう
「店舗設計を頼みたい」と思ったとき、最初にぶつかるのがこの問いかけです。
「設計会社に頼めば、全部やってくれるのか?」「工事会社に直接依頼してもいいのか?」
実は、設計と施工は明確に分かれており、それぞれ専門分野が異なります。
しかもこの違いを理解していないと、後々「こんなはずじゃなかった…」という事態にもなりかねません。
手順:設計から完成までの基本フロー
店舗をつくる流れを、大まかに分けると次のようになります。
- ヒアリング・企画
→ 事業コンセプト、売上目標、顧客層などの整理 - 基本設計
→ 平面図、ゾーニング、外観イメージなどの提案 - 実施設計
→ 詳細な寸法・仕様の設計図作成 - 施工業者の選定・見積もり取得
→ 工事会社とのマッチング、価格交渉 - 着工・施工管理
→ 工事の進行管理、検査、完成確認 - 引き渡し・開業準備
→ 備品搬入、スタッフ導線の確認、什器設置
注意点:分業体制がトラブルのもとになることも
「設計会社」と「施工会社」が別になる場合、意思疎通の食い違いや責任の所在が曖昧になるリスクがあります。
- 設計通りに施工されない
- 工事中に変更が発生しても設計者と調整できない
- 工事費が見積もりより大きく膨らんだ
こうしたトラブルは、分業構造ゆえに起きやすく、
特に「設計だけお願いして、施工は別業者に」というスタイルでは注意が必要です。
一括で頼める?岡山の現場事情
岡山では、設計から施工までを一括で請け負う「設計施工一体型」の業者も少なくありません。
この形式であれば、社内で情報共有されており、工事中の変更にも柔軟に対応できます。
一方で、設計専門の建築士に依頼する場合は、
「信頼できる施工会社とチームを組めるか」が大きなポイントとなります。
根拠:事例ベースで見る「意思疎通の重要性」
実際にあった事例として、ある飲食店オーナーが
「設計と施工を別々の業者に頼んだところ、什器の配置が現場と図面で食い違い、厨房機器が収まらなかった」という失敗がありました。
このような問題は、「運用を意識した設計」や「現場の状況をリアルタイムに把握できる関係性」がないと起きやすいのです。
読者への問いかけと回答:
Q: 設計と施工は分けて依頼しても大丈夫?
A: 問題ありませんが、設計と施工の連携が取れているかが重要です。可能であれば、情報共有がスムーズな体制を選びましょう。
事例で見る、岡山の店舗設計【うまくいった例/失敗例】
要点:成功と失敗を分けたのは「相談のタイミング」と「設計の視野」
店舗設計は、どんなに魅力的なプランであっても、実際の現場とマッチしなければうまくいきません。
また、どれだけ優れた設計者でも「相談のタイミング」が遅れれば、できることが限られてしまいます。
岡山で実際にあった成功例と失敗例を見てみましょう。
成功例:設計者との連携で補助金活用+想定外の省コスト化
業種:セレクトショップ(岡山市北区)
状況:市の空き店舗補助制度を活用し、初めての開業
このオーナーは、開業を思い立った段階から、知人経由で紹介された設計士に早期相談。
物件選定から動線計画、補助金申請書類の作成支援までトータルで協力してもらいました。
途中で「電気式自動ドアのコストが高い」と判明した際には、
設計士から「荷重式の自動ドアに変えれば初期費用も保守コストも抑えられる」と提案があり、結果的に予算を20万円以上削減。
→ ポイントは「相談の早さ」と「設計者が施工や運用を見通していた」ことです。
失敗例:設計が先行しすぎて厨房レイアウトが機能不全に
業種:小規模カフェ(岡山市中区)
状況:設計事務所のホームページを見て依頼、施工は別会社に発注
この事例では、内装デザインが魅力的だったために設計事務所に依頼。
施工段階になってから厨房機器のサイズや換気位置が合わず、変更が発生。
結果的に工事が2週間延び、余計な追加費用も発生しました。
設計時に「厨房の運用」「清掃しやすさ」まで考慮されていなかったためです。
→ 問題は、「設計が美しさ優先で、現場の実務を反映していなかった」点にあります。
判断軸:設計者に“運用視点”があるか
うまくいったかどうかの差は、見た目や予算だけでなく、
「誰が、どのタイミングで、どれだけの視点で設計に関わったか」によって決まります。
- 賃料と動線のバランスをどう取るか?
- スタッフ導線と客席の回転率の関係は?
- 照明と配線の位置は、現場作業にどう影響する?
こうした“使う側の視点”まで踏み込んで考える設計者でなければ、開業後に「なんでここに柱が…」「この棚、掃除できない…」と後悔することにもなりかねません。
読者への問いかけと回答:
Q: 成功する店舗設計って、何が違うの?
A: 設計者が「運用」まで視野に入れているかどうかで、大きな差が出ます。特に岡山では早期相談が成功の鍵になります。
依頼先の選び方【チェックすべき4つの視点】
要点:「この人に頼んでいいのか?」がわかる4つの基準
設計事務所や建築会社を探すとき、「なんとなく良さそう」で決めてしまうと、後から思わぬズレが生まれることがあります。
ここでは、岡山で実際に相談された事例をもとに、依頼前にチェックしておきたい「4つの視点」を紹介します。
1. 相談のしやすさ【心理的距離感+レスポンス】
まず最も大切なのは、「話しやすいかどうか」です。
- 初回相談に対して丁寧な受け答えをしてくれたか
- 素人の質問に対して、専門用語ばかりで答えていないか
- メールや電話の返信が遅すぎないか
技術があっても「質問しにくい」「説明してくれない」と感じた時点で、
その後の打ち合わせもストレスがたまります。特に岡山のように「地元密着型」の会社が多いエリアでは、相性がとても大切です。
2. 費用感の明示【ざっくりでも見える業者か?】
「費用について、あいまいな説明しかない」というのは、最も不安になるポイントです。
- 「一式いくら」でしか提示しない
- 見積もりを出してくれないまま打ち合わせが進む
- 安さを強調しすぎる(どこが削られているのかが見えない)
よい業者は、初回段階でも「坪単価の目安」「設計料の考え方」「追加が発生するタイミング」などを明確に伝えてくれます。
特に補助金や助成制度を活用できる場合、それを前提にした費用提案ができるかも重要です。
3. 施工範囲【実際に工事まで管理できるのか?】
設計事務所の中には、図面だけ描いて工事は全く関わらないというスタイルのところもあります。
これが悪いわけではありませんが、施主側の理解が必要です。
- 「現場監理」までやってくれるかどうか
- 施工会社とのつながりを持っているか
- トラブル時に設計者が仲介してくれる体制かどうか
特に岡山では、信頼のある地元工務店と連携している設計者が多く、
一体型で頼めば工期の調整や変更への対応もスムーズになります。
4. 維持管理・運用の視点【使いやすさと継続性】
見落とされがちなのが、「完成後の使いやすさ」です。
- メンテナンスしやすい配置になっているか?
- 清掃のしやすさや耐久性は考慮されているか?
- 停電・故障時でも対応しやすい構造か?
たとえば「入口の自動ドア」は、故障や保守費用がかかるため、
岡山の一部では電気を使わない「荷重式自動ドア」などの選択肢を取る例も増えています。
こうした“運用視点”をもって提案してくれるかどうかが、実は長くお店を続けていく上での安心感につながります。
読者への問いかけと回答:
Q: 設計業者は何を基準に選べばいいの?
A: 「話しやすさ」「費用の透明性」「工事との連携」「運用視点」の4つを基準にすると、後悔しにくいです。
「設計前に知っておくと後悔しない」4つの備え
要点:「準備不足」はすべてを台無しにする最大の落とし穴
設計者に相談する前に、何を考えておくべきか?
実はここでの準備が、「自分のイメージ通りのお店にできるかどうか」の成否を左右します。
特に初めての開業でありがちなのが、考えきれていない前提で設計が進んでしまい、
あとから「やっぱりこうすればよかった」と後悔するケースです。
1. 予算配分と優先順位を決める
「いくらまでなら出せるか」はもちろん、「何にお金をかけるべきか」も重要です。
- 厨房機器にいくら?
- 客席まわりにどこまで費用をかけるか?
- 外観や看板は優先するか?
この配分が曖昧だと、設計提案もブレやすくなります。
また、設計段階で「予算オーバー」に気づいた場合、慌てて削ることになり、
全体のバランスが崩れてしまうこともあります。
2. 開業予定時期と物件の確保状況
設計者が一番困るのは、「物件が未定のまま依頼がくる」ことです。
なぜなら、物件の形状や規模が変わるだけで、設計プランが一からやり直しになるからです。
また、開業予定時期によっては、「補助金の申請締切」や「施工の混雑期」と重なり、
工事が遅れるリスクも発生します。
→ 設計相談前に、物件と大まかなスケジュール感は整理しておきましょう。
3. 規制と行政手続きへの理解(保健所・消防・都市計画)
どんなにオシャレな設計でも、保健所の基準に合わなければ営業許可が下りません。
また、飲食業や美容業など業種ごとに設備基準が異なり、事前確認が不可欠です。
消防法による避難導線や設備、都市計画法に基づく用途地域の制限もあります。
岡山市内でもエリアによって設置できる看板のサイズが違ったり、
内装に使える素材が制限される場合もあります。
→ 設計者が「行政とのやりとりに慣れているか」も、業者選びのポイントになります。
4. 開業後の「運用コスト」まで見据えた設計感覚
設計費や工事費に目が行きがちですが、開業後にかかる
- 電気代
- 清掃やメンテナンス
- 自動ドアなどの保守費用
などを含めて考えたとき、初期の選択がいかに重要だったかを実感することになります。
たとえば、冷暖房効率を高める設計(空間のゾーニングや入口構造)によって、
月々の光熱費が数千円〜数万円単位で変わってくることもあります。
読者への問いかけと回答:
Q: 設計に入る前に、何を準備しておくといい?
A: 「予算配分」「物件・スケジュールの把握」「行政手続き」「運用コスト」の4つです。これを押さえるだけで設計の自由度がぐっと上がります。
【適ドア適所】に学ぶ、設計と運用のつながり
要点:見落とされがちな「入口」こそが、運用コストの分岐点になる
店舗設計というと、内装やレイアウト、照明などに目がいきがちですが、
実は**「入口の構造」**が、お店の運営に大きな影響を与えることをご存じでしょうか?
とくに、出入りが多い業種や、夏冬の冷暖房効率が気になる店舗では、
入口の設計が「光熱費」や「保守コスト」を大きく左右します。
概念:荷重式自動ドア(Newtonドア)の特徴と設計自由度
たとえば、Newton社が提供する「荷重式自動ドア」は、電気を一切使わずに人の体重だけで開閉する仕組みです。
これは見た目こそ一般的な自動ドアに近いですが、
以下のような特徴があります:
| 比較項目 | 一般的な自動ドア(電動) | Newtonドア(荷重式) |
|---|---|---|
| 開閉方法 | センサー+モーター | 床下機構による体重感知 |
| 電源供給 | 常時必要(停電時停止) | 不要(停電でも使用可能) |
| 保守点検の頻度 | 年1〜2回、専門業者が必要 | 年1回以下、部品交換が少ない |
| 設置の自由度 | 電源配線が必要 | 狭小スペースにも設置可 |
| コスト感 | 初期+保守で高め | 初期は安め、保守コストも低い |
このように、単なる「扉の違い」が、長期的には大きなコスト差や運用リスクの違いを生むのです。
設計の早い段階で知っておくべき「運用まで見据えた判断」
たとえば、設計段階で「電気式の自動ドアを想定して配線工事まで進んでいた」のに、
途中で荷重式への変更が必要になった場合、床下の構造や開口幅などの再調整が必要になります。
逆に、最初から「荷重式も選択肢にある」とわかっていれば、
電源確保が難しい場所にも設置できたり、狭い空間にも対応できるという設計上の自由度が生まれます。
注意点:運用視点を持たない設計は“見えないコスト”を生む
電気式の自動ドアは、電気代・保守費用・故障対応のリスクが常につきまといます。
一方で荷重式は、最初の選択で「電源不要」「停電でも使える」「ほこりによる誤作動なし」など、
小規模店舗にとって非常にありがたい特徴を備えています。
これらの情報を、設計者から初期段階で提示されないまま設計が進むと、
開業後に「あれ、こんなにコストかかるの?」という“見えない負担”に悩まされることになります。
読者への問いかけと回答:
Q: なぜ「荷重式自動ドア」が店舗設計で注目されているの?
A: 電源不要で故障しにくく、省エネにもなるためです。設計段階で検討すれば、運用面での安心感が大きく変わります。
よくある質問と答え(FAQ)
Q: 岡山の店舗設計で平均的な費用は?
A: 小規模カフェや美容室など10〜15坪程度の規模で、設計+内装工事を含めて300万〜800万円程度が一つの目安です。業態や仕様によって大きく変動するため、初回相談で「予算の大枠」を共有することが重要です。
Q: 設計だけ頼むのと、施工まで一括で頼むのは何が違う?
A: 設計だけの場合、工事の手配や調整は施主が行う必要があります。一括依頼なら施工との連携がスムーズで、トラブルや予算超過のリスクが減ります。岡山では設計・施工一体型の業者も多く存在します。
Q: 店舗設計で後悔しがちなポイントは?
A: 「厨房やバックヤードの使い勝手」「配線位置」「客導線とスタッフ導線の干渉」など、実際の“運用”を意識していない設計に後悔する例が多いです。設計者に運用視点があるかを確認しましょう。
Q: 遠方から依頼しても大丈夫?
A: 可能ですが、現地に詳しい協力業者と連携できるかが鍵です。岡山の地場事情に詳しい設計者か、地元の施工業者と連携体制を持っているかを確認してください。
Q: 工事中にプラン変更はできる?
A: 軽微な変更は可能ですが、大幅な設計変更は追加費用や工期延長につながる場合があります。設計段階で「後から変えたい可能性」を伝えておくと柔軟に対応しやすくなります。
Q: 荷重式自動ドアってどう設計に影響する?
A: 電源が不要なため、電気配線やスイッチの設置が不要になります。また、停電対策としても安心感があります。狭小スペースや補助金活用を考える場面でも、設計の自由度が増します。
【適ドア適所】にそった「まとめ」
岡山での店舗設計において、最も重要なのは「最初の一歩」を間違えないことです。
情報が少ない地域だからこそ、判断基準を持たずに進めてしまうと、
設計・施工・運用すべての局面で「もったいない結果」につながる可能性があります。
今回の記事では、以下のような視点をお伝えしました:
✅ 本記事のまとめ
- 岡山では情報が限られ、業者比較が難しいため、「選ぶ基準」を持つことが重要
- 設計と施工をどう分けるか、どこまで依頼するかで、進行やトラブルリスクが変わる
- 成功例と失敗例の分かれ目は、「相談のタイミング」と「運用視点の有無」
- 依頼前に確認すべき4つの視点は、①話しやすさ②費用の明示③施工対応④運用への理解
- 設計前に整えておくべき準備は、予算・スケジュール・物件・行政手続きの4点
- 設計と運用をつなげる「適ドア適所」の視点が、長期運営に大きく関わる
🔍 適ドア適所とは?
設計段階で「将来どう使うか」「メンテナンスしやすいか」「停電しても動くか」など、
見た目だけではなく、使い方・維持管理・コスト感まで視野に入れて最適な設備を選ぶこと。
荷重式自動ドアのように、電気不要でランニングコストを抑えられる選択肢は、
その典型的な一例です。
「設計は、開業後の未来までをデザインすること」。
その視点を持つことで、「おしゃれなお店」から一歩進んで、
「長く愛されるお店」が実現します。
🔗 関連リンク・出典
- Newtonプラス公式サイト:https://newton-plus.co.jp
- 荷重式自動ドアとは?(FAQまとめ)
- 【無料レポート】店舗設計で後悔しないためのチェックリスト
- 岡山県:店舗改修補助制度(商業振興課)