自動ドアと聞くと、ほとんどの人が電動式のものを思い浮かべるでしょう。そしてメーカーについても、ナブコや三和といった大手がまず頭に浮かぶかもしれません。しかし、業界にはそれらとは異なる強みをもった中堅メーカーも存在します。そのひとつが「ダイム自動ドア(dime)」です。

今回は、そんなダイム自動ドアに注目し、「このメーカーって実際どうなの?」「他社と比べて選ぶ価値があるの?」「価格や保証のリアルな話が知りたい」といった疑問に徹底的に向き合います。

この記事を読むことで、

  • ダイムの特徴や導入コストの実情
  • 実際のユーザーの声とトラブル対応
  • ナブコなどとの比較視点
  • あなたの施設に向いているかどうかの判断基準

がすべて分かります。単なるメーカー紹介ではなく、「自分の施設に合った選択ができる」よう、現場目線・比較目線で構成しています。


目次(このページの内容)

ダイム自動ドアとは?どんな特徴があるメーカーなのか

要点:公式サイトだけではわからない、ダイムの立ち位置を把握

手堅い実績を持つ中堅自動ドアメーカー

ダイム自動ドアは、正式には「ダイムオートドア株式会社」として知られ、関東を中心に全国対応する自動ドアメーカーです。一般消費者への露出は少ないものの、業界内では設計事務所や施工業者から安定した評価を得ている存在です。

特に特筆すべきは、

  • 24時間365日対応
  • 当日注文・当日出荷体制
  • UL認証取得(安全規格)
  • 独自制御装置やセンサーのラインナップ
    など、即応性と安全性、柔軟な対応を重視した設計思想です。

製品ラインナップはどうなっている?

公式サイト上で確認できる製品ラインは、以下のように豊富です。

シリーズ主な特徴
SH-05、SH-06小規模施設向け、スリムでコンパクト
SH-09、SH-15中規模施設向け、強度と静音性重視
SH-23大型施設対応、開口幅・荷重対応力が高い

さらに、制御装置(HMシリーズ)やセンサー、オートロックシステム、バッテリーユニットなどもシリーズ別に用意されており、必要に応じて組み合わせが可能です。

「UL認証」ってなに?

UL認証とは、アメリカの第三者試験機関であるUL(Underwriters Laboratories)が安全性を認証する制度です。日本ではあまり馴染みがありませんが、特にグローバルな設計思想や、安全性を重視する施設(病院、福祉施設、研究機関など)では評価の高い認証です。

ダイムは、日本の自動ドアメーカーの中でこのUL認証を取得した最初の企業とされています。これは、製品が構造的・機能的に安全性基準を満たしていることの裏付けにもなります。

カスタム対応力が強み

他社が既製品の選択肢を提示する傾向があるのに対して、ダイムは「現場の課題に応じた構成変更」を柔軟に受け入れる姿勢を取っています。実際、以下のような要望に応じた対応事例があります:

  • 風が強く開閉に支障が出る→モーター強化+センサー感度調整
  • スライド速度を遅くしたい→制御装置のカスタムプログラム提供
  • 非接触運用にしたい→手かざしセンサーの追加

このように、柔軟性の高さもユーザーにとっての大きな魅力です。

「よさそう」に見えるからこそ、見極めが重要

とはいえ、公式情報ではいいことしか書かれていないのが普通です。だからこそ、本当に導入すべきかどうかを判断するには、「実際に使った人の声」や「他社と比べた時の位置づけ」を踏まえる必要があります。

次のセクションでは、具体的な導入コストや運用費について見ていきます。よくある「意外な盲点」も含めて、損しないための視点を提供します。


価格は安い?高い?ダイム自動ドアのコスト感を明らかに

要点:導入前に把握すべき、初期費用と長期コストの目安

自動ドアの導入を検討するとき、「どれくらい費用がかかるのか?」という疑問は真っ先に浮かぶものです。特に中小規模の施設では、予算内での設置ができるかどうかが最も重要な判断材料となります。

ここでは、ダイム自動ドアの費用感について、導入時のコスト、維持費、他社との比較を含めて整理していきます。


初期導入費用の内訳とは?

ダイム自動ドアに限らず、自動ドアの設置にかかる費用は「製品代」だけではありません。おおまかに以下の要素に分かれます:

費用項目内容
本体価格モーター、ガイドレール、センサーなど主要構成部品
制御装置・センサータッチレス化や開閉スピード調整用に追加される場合も
取付工事費扉の交換・壁への設置工事・電源工事など現場対応費
調整費・試運転費センサー感度、開閉速度の調整・試運転含む技術料
安全対策費落下防止、非常開放、誤動作防止などの追加措置
消費税言うまでもなく要確認項目

施設や設置条件により異なりますが、中小規模の施設であれば、目安として総額40万〜80万円程度が一般的です。
(大型施設で複数台同時設置する場合は100万〜200万円台に及ぶことも)


ダイム自動ドアのコスト水準は「中間〜やや割安」

ナブコや三和などの大手と比べると、ダイム自動ドアは価格帯がやや抑えられている印象です。

以下はあくまで参考価格帯ですが、導入費のイメージをつかむ上では有効です。

メーカー中型1台導入の想定価格(税別)備考
ナブコ約70〜100万円高信頼・全国対応
三和約60〜90万円中間的、代理店制強め
ダイム約50〜75万円直販+即納体制あり
地元系中小約45〜65万円価格は安めだが対応に差あり

ダイムは、工事込みでも比較的抑えた価格で提供されることが多く、特に緊急対応や短納期案件においては「コスト対満足度」の面で優位性が出やすいといえます。


維持費用:見落としがちな長期コスト

初期導入だけでなく、導入後にどれくらいの維持コストがかかるかも非常に重要です。具体的には以下の項目があります。

部品交換・メンテナンス費
  • センサーの寿命:約5〜8年(交換費用:2〜4万円程度)
  • モーター・制御装置:約10年前後で劣化(交換費用:7〜15万円程度)
  • ガイドレールやベルト:7〜10年で要点検・交換
  • バッテリーユニット(停電対応型):3〜5年(2〜3万円)

これらは「壊れたら交換」ではなく、「事前に把握しておく」ことで予算的な安心にもつながります。

電気代・運用費
  • 自動ドア1台あたりの年間電気代は約2,000〜4,000円前後(待機電力含む)
  • 電動式のため、日中常に通行がある施設ではこれが数台分になる

ダイムでは、制御装置やセンサーが省エネ設計になっており、電力効率は業界標準と比べても優秀な部類といわれています。

点検・保守契約費用

ダイムでは以下のような契約メニューが用意されています。

契約種別年間費用(目安)内容
スポット点検(単発)約2万円〜年1回、最大80項目の点検/部品交換別
プレミアムメンテナンス契約約3万〜5万円定期点検+故障時優先対応+部品割引など

長期的な視点でみると、点検契約を結んでおくことで、結果的にコストを抑えることができるケースもあります。特に高頻度で使用される施設では、予防保全の効果が大きいです。


総合的なコスト試算(10年スパンで比較)

それでは、ダイムとナブコで10年間使用した場合の概算コストを比較してみましょう。

コスト項目ダイムナブコ
初期導入費60万円80万円
点検契約10年40万円(プレミアム契約)50万円(標準契約)
部品交換費15万円20万円
電気代4万円4万円
合計(10年)119万円154万円

もちろん、これは施設条件や使用状況によって上下しますが、おおよそ30万円以上の差が出る可能性があることは、判断材料として無視できません。


安さだけでは決められない、でも大事なコストの話

重要なのは、単純な「価格の安さ」ではなく、総コストと対応力のバランスです。ダイムは、即納体制や柔軟な設計対応なども含めて、コストパフォーマンスを高く評価されている側面があります。


実際に使ってみてどう?ダイム自動ドアの評判と実例

要点:導入施設のリアルな声からわかる、使い勝手と満足度

カタログや公式サイトでは分からないのが、実際の使用感やトラブルの発生状況です。ここでは、導入事例やユーザーの声をもとに、ダイム自動ドアの「現場での評価」を整理します。
その上で、見落とされがちな「後悔ポイント」や「よくある誤解」についても触れていきます。


中小施設での導入事例と使い勝手

ダイム自動ドアは、商業施設から医療施設、自治体庁舎まで多岐にわたる施設に導入されています。
たとえば以下のような事例があります(社名や施設名は非公開扱いのため、用途・状況で紹介)。

【事例1】都内中規模クリニック(外来100人/日)
  • 導入理由:「患者が高齢者中心で、反応の早い自動ドアが必要だった」
  • 評価ポイント:
    • 反応速度の調整が細かく設定できた
    • センサーの感度が調整可能で、誤作動が減った
    • 点検時のスタッフ対応が丁寧で説明も分かりやすい
【事例2】地方自治体の市民センター(来館者延べ15万人/年)
  • 導入理由:「既存のドアが経年劣化。保守契約が重荷になっていた」
  • 評価ポイント:
    • プレミアム点検契約のコストが以前のメーカーより安価
    • 故障時、電話一本で迅速な対応が得られた
    • UL認証があるということで施設内安全指標として安心感が増した
【事例3】個人経営の書店(来客数:1日約150人)
  • 導入理由:「既存のドアが部品供給終了で修理不可となった」
  • 評価ポイント:
    • 低価格で導入でき、助成金にも対応していた
    • 見積の相談から設置完了までが非常にスムーズ
    • 繁忙期の開閉頻度にも問題なく対応できている

よくある不満とその対応傾向

どんな製品でも、すべてが「満点評価」というわけではありません。実際に報告されている不満の声と、それに対する対応傾向を紹介します。

不満点内容ダイム側の対応
開閉音が気になる機種や設置状況によって「モーター音」が聞こえることがある防音ガイドや静音モードの再調整で対応可能なケースあり
故障時の初動が不明連絡先や対応手順がわからず戸惑ったという声公式サイトに「トラブル時の流れ」を明記/電話・FAX対応を強化
短期間での部品交換が必要だったセンサー部に不具合(外気に弱いモデル)無償交換または上位センサーへの変更提案あり

ダイムの特徴として、現場スタッフが技術的なアドバイスをくれる点が評価されることが多く、トラブル対応も「機械をただ直す」だけでなく、「再発を防ぐ提案」がなされる傾向にあります。


「営業の対応」「設置後のフォロー」についての声

自動ドア導入の際、見積や現地調査を依頼することに心理的ハードルを感じる人も少なくありません。「しつこく営業されたらどうしよう」「押し売りされないか」という不安は当然です。

その点で、ダイムは以下のような声が多数見られます:

  • 「見積だけで契約せずとも、態度が変わらなかった」
  • 「現地調査の説明が丁寧で、別の会社よりも信頼できた」
  • 「契約後の追加費用が明朗で、後出し請求がなかった」

一方で、代理店経由の場合やエリア担当者によっては、若干のバラツキも報告されており、「完全に均質な対応」というわけではない点には注意が必要です。


検討時に見落としがちな「後悔ポイント」

導入後の声を分析すると、「ここを事前に知っておけば…」という後悔も散見されます。

後悔の種対策
本体価格に集中して、メンテナンス費を見落とした契約前に10年スパンでの見積もりを提示してもらう
建物側の構造と合っておらず、開閉の妨げになった専門スタッフによる現地調査・条件整理が不可欠
スペックが「過剰」で高コストになった通行頻度や風圧レベルに合わせた製品選定が必要

これらの後悔を避けるためにも、事前の現地調査・条件整理は必須です。特に開口部の大きさ、屋外からの風向き、通行量などは、製品選定に直接影響します。


ダイムを選ぶか迷っている人へ:実際の声から見えてきたこと

実例を通じて分かるのは、ダイムは「安かろう悪かろう」では決してなく、現場ごとに最適な提案と対応ができる中堅メーカーだということです。特に中規模施設においては、コスト・対応力・柔軟性のバランスが評価されています。

ただし、「何となく」で選ぶと後悔するポイントもあるため、選定前には「適ドア適所」の視点が必要です。

次のセクションでは、その視点を強化するために、主要メーカーとの比較と「ダイムを選ぶべきかどうか」を冷静に検討する材料を整理していきます。比較が難しいと感じる方こそ、ぜひご覧ください。


他社と比べてどう違う?主要メーカーとの比較

要点:ダイムの向き不向きを「使い分け視点」で解説

ダイム自動ドアを検討する中で、どうしても気になるのが「他の有名メーカーと比べてどうなのか?」という点です。
ここでは、ナブコ(NABCO)、三和シャッター、昭和フロントなどの主要メーカーと比較し、それぞれの得意分野や選ばれる理由を明確にします。

また、「価格」や「信頼性」だけではなく、「適ドア適所」の視点で向き不向きを判断できるよう、比較表も交えて整理します。


業界の主要プレイヤーとは?

まず、現在の自動ドア業界における主要メーカーを整理しておきます。

メーカー名特徴主な導入先
ナブコ(NABCO)国内最大手。製品開発力・保守網が強み病院・駅・大規模商業施設など
三和シャッター建築資材全体を網羅。自動ドア以外との連携力商業施設、工場、物流施設など
昭和フロントデザイン性と耐久性のバランスが良い公共施設、マンションなど
ダイム(Dime)柔軟性と価格バランスに優れる中堅メーカー医療・福祉・自治体庁舎・中規模施設

ナブコ・三和は「ブランド力+全国規模の対応力」において突出しています。一方で、価格は高めで、カスタマイズ性や対応スピードは代理店任せになる場合もあります。

対して、ダイムは「中規模以下の案件」「短納期」「柔軟設計」において独自の強みを発揮しています。


【比較表】主要メーカーの特性比較(中小施設視点)

以下の表では、特に中小施設における導入検討時の重要ポイントで比較してみました。

比較項目ダイムナブコ三和昭和フロント
初期導入コスト◎ 低〜中△ 高め△ やや高△ やや高
カスタマイズ性◎ 高い△ 限定的○ 条件付き対応○ 比較的対応
保守網の広さ○ 自社直営中心◎ 全国網◎ 全国網○ エリア対応型
故障時の初動対応○ 電話・FAX即対応◎ 24h受付・訪問体制○ 対応可能○ 一部地域限定
製品ラインナップ○ 中〜大型対応◎ 非常に豊富◎ シャッター系との連携も可○ ガラスファサード系も強い
設計者からの自由度◎ 柔軟に対応△ 規格重視○ 設計段階から相談可○ 意匠性強め
ブランド信頼度○ 知る人ぞ知る◎ 高い◎ 高い○ 中〜高
  • ◎…非常に優れている
  • ○…標準的、状況により対応可
  • △…限定的または条件付き

向いている施設・向いていない施設

それぞれのメーカーが「適している場面」「そうでない場面」を整理すると、より具体的な判断が可能になります。

メーカー適している施設避けたほうがよい施設例
ダイム中小施設、価格重視、短納期が求められる現場高級感重視のデザイン施設、完全無人の駅構内など
ナブコ高信頼が求められる病院・駅・空港価格優先で予算が限られる小規模施設
三和シャッターや建材一式を組み合わせたい現場単独で自動ドアだけを導入したい施設
昭和フロントデザイン重視の施設、意匠設計との調和が必要な現場工期や予算がタイトな案件

決め手は「用途×条件×対応力」

「どのメーカーが一番良いか?」という問いには、絶対的な正解はありません
重要なのは、その施設・用途に合ったドアを選べているかです。

  • 自治体庁舎などで「短納期・価格・省メンテ」が重要 → ダイムが適
  • 病院などで「止まっては困る・高耐久」 → ナブコが適
  • 高級マンションのエントランス → 昭和フロントなど意匠系
  • 工場の搬入口にスライド+シャッター併用 → 三和の一括設計が有効

このように、「適ドア適所」の視点から見れば、ダイムが“中小施設に最も現実的な選択肢”になりうる場面は多くあります。


壊れたときはどうなる?故障対応とメンテナンス体制

要点:トラブル発生時の対応力・保守契約の中身を確認

自動ドアは「常に動いていて当たり前」の設備ですが、部品は消耗品であり、いつかはトラブルや故障が起こります。そのときに頼れる体制があるかどうかは、導入後の安心感に直結します。

このセクションでは、ダイム自動ドアの故障対応の実際、保守メニュー、トラブル事例と再発防止策について、具体的に見ていきます。


故障時の初期対応:何をすればいい?

ダイムでは「トラブルかな?」と思ったら、以下のステップで初期対応を案内しています。

手順:
  1. 電源確認:ブレーカーや主電源が落ちていないかを確認
  2. 開閉部の障害物確認:レール上の異物(砂・小石など)を除去
  3. センサー部の確認:ホコリや雨水などでレンズが汚れていないかをチェック
  4. 制御盤ランプの確認:赤点滅など異常信号の有無を確認
  5. 公式サポートへ連絡:電話/FAX(24時間受付)で状況を伝える

特に「センサーが反応しない」「途中で止まる」「ゆっくりしか開かない」といった症状は、単純な汚れや一時的な電圧低下によることもあります。初動で慌てず、上記のステップを踏むことで不要な出張費を回避できる場合もあります。


よくある故障事例と原因・対処

現場で実際に起きた故障のパターンと、その原因、対応内容を紹介します。

症状原因対処
ドアが開かない・反応しないセンサー故障、または配線断線センサー交換/配線修理(費用:約2〜4万円)
開きすぎる/閉まらない制御盤の誤設定/部品経年劣化制御調整/駆動部交換
異音がするガイドレールの摩耗/異物混入レール交換または清掃+グリスアップ
開閉スピードが遅くなったモーターの出力低下/ベルト緩みモーター点検/交換(費用:約5〜10万円)

定期点検を受けていれば、これらのトラブルは未然に防げるか、小さな修理で済ませられる可能性が高くなります。


メンテナンス契約の内容とは?【プレミアム制度】

ダイムが提供するメンテナンス契約には2種類あります:

契約種別内容特徴
スポット点検年1回、単発契約緊急時以外に「お守り」的に依頼できる
プレミアムメンテナンス年間契約制(1〜5年)優先対応・部品割引・最大80項目の点検付き

プレミアム契約の主な内容:

  • ドアの動作確認・開閉速度測定
  • モーター・ベルト・センサーの劣化チェック
  • 電源/制御盤の電圧・接続チェック
  • 清掃・注油サービス
  • 故障時の優先出張対応
  • 部品交換費用の割引(対象部品限定)

契約費用は、1台あたり年間3〜5万円が相場となっていますが、使用頻度の高い施設では部品寿命を延ばす効果が大きいため、結果的にコストダウンにつながるケースもあります。


トラブル発生からの対応時間と評価

実際の対応速度に関しては、公式に以下のような体制が公表されています:

  • 受付:24時間365日
  • 出張手配:営業日の午前連絡で、当日対応可(エリアにより翌日対応)
  • 交換部品:多くは即納在庫あり、取り寄せは最短翌営業日

特に「緊急開放(ドアが閉まりっぱなし)」などのトラブルに対しては、物理的な解放措置を最優先に行う体制があるとのこと。

一方で、「地域・担当者によって対応品質にばらつきがある」という声も一部にあり、事前に対応エリアの確認をすることが重要です。


保守契約は本当に必要か?

よくある疑問に「保守契約って、結ばないとダメですか?」という声があります。

結論から言えば、使用頻度や施設特性による、というのが答えです。

使用状況契約推奨度理由
商業施設・医療施設・庁舎など高頻度使用◎ 絶対に結ぶべき故障が営業・安全に直結するため
マンションの共用出入口○ 結ぶのが望ましい長期的に見ればコストメリット大
倉庫など利用頻度が極端に少ない場所△ スポット契約でも十分使用頻度が少ない=故障リスクが低い

故障対応の「安心感」こそ、選ぶべき理由に

導入コストがいくら安くても、トラブル時に放置されてしまうのでは意味がありません。その点、ダイムは、

  • 電話1本で初動対応
  • 保守契約の柔軟性
  • 全国対応(自社/提携)

という体制を整えており、「万が一」に備えた仕組みを用意しています。


うちの施設に合う?判断に役立つチェックリスト

要点:読者自身が判断できる「条件別の選び方」を提示

自動ドアの導入やリプレイスを考えるとき、「どの製品がいいのか?」の前に、「そもそも自分の施設にどんな条件があるのか」を把握することが重要です。
ここでは、ダイム自動ドアを導入すべきかどうかを判断するために、実用的なチェックリストとフローチャート式の判断フレームを提示します。


現場条件による適正の見極め

まずは、以下の条件を確認してみてください。ひとつでも当てはまるものが多ければ、ダイム自動ドアが“フィットする可能性が高い”です。

項目チェックポイントダイムとの相性
設置環境外気が直接当たる/風が強い◎(強風対応設計あり)
開閉回数1日100回以上の高頻度使用○(耐久仕様あり)
通行者層高齢者/子ども/荷物持ちが多い◎(非接触センサー・開口幅調整可)
工期1〜2週間以内で導入したい◎(当日出荷体制あり)
予算本体+施工で80万円以内に抑えたい◎(中〜やや低価格帯)
メンテ体制外注業者に任せたくない/手厚い保守がほしい○(プレミアム契約あり)

判断フレーム:導入検討の5ステップ

以下のようなフレームで、施設に合った判断をしてみてください。

Step1. 通行環境を確認する
  • 通行者が高齢者中心 → センサー感度/反応速度が重要
  • 荷物・カート通行多 → 広開口/強駆動が必要
Step2. 建物の構造条件を確認する
  • 開口部が狭い/傾斜がある → カスタム対応可能なメーカーが必要
  • 屋外直結で風が強い → 風圧対応型モデル必須
Step3. 予算と運用期間を試算する
  • 初期予算は?(50万/80万/100万)
  • 運用年数は?(5年/10年)
  • 保守は定期契約が可能か?
Step4. 緊急時対応の必要性を評価する
  • 故障時、即対応が求められる施設か?
  • 長時間のダウンタイムが許されるか?
Step5. デザイン・ブランド重視度を確認する
  • 意匠性・ブランドイメージが重要か?
  • コスト優先か?

判断結果をもとに整理:どんな施設にダイムが向いているか?

ダイムが適している施設向いていない可能性がある施設
地方自治体の庁舎、図書館ブランド重視の高級マンション
地域密着のクリニック・医院ガラス意匠の高級商業施設
工場の搬入口や資材搬出入エリア無人駅など遠隔メンテ非対応エリア
町の書店、薬局、飲食店設計事務所指定のブランド品採用案件

チェックリスト(簡易版)

最後に、導入検討時に必ず確認すべきポイントを「抜け漏れ防止」として一覧にしました。
以下の点を、現地調査・見積依頼時に確認しましょう。

  •  開閉頻度と開口サイズの条件はクリアしているか
  •  建物側の構造に無理がないか(壁厚、配線、電源位置)
  •  設置環境に風圧・外気の影響はないか
  •  利用者層の特性を反映できているか(非接触、ゆっくり開閉など)
  •  緊急時の対応方法・時間を事前に確認しているか
  •  保守契約内容を理解しているか(点検頻度・費用)
  •  保証期間と部品供給体制に不安がないか

このように、自施設の条件に対して「どこをどう見るか」がわかれば、自動ドア選びの不安は大きく減ります。


【適ドア適所】にそったまとめ

要点:「こういう施設にはこれが合う」という実践的提案

この記事を通じて見えてきたのは、自動ドアには“万能な正解”が存在しないという事実です。
価格が安くても、設置環境に合っていなければトラブルが起き、
ブランド力があっても、必要以上の高スペックがコスト過剰になることもあります。

だからこそ必要なのが、**「適ドア適所」**という視点です。
これは、「現場の条件に最も合ったドアを、最も適したメーカーから選ぶ」という考え方です。


ダイム自動ドアが“最適”となる場面

次のような条件を満たす施設では、ダイムの特性がもっとも効果を発揮します:

  • 限られた予算内で、しっかりした品質の製品を導入したい
  • 設置条件が特殊で、柔軟な調整や構成変更が必要
  • 故障時に即対応できる体制が求められる(医療・行政系)
  • 地方でも対応可能なサービスネットワークがほしい
  • 標準的なデザインで構わないので、機能性を重視したい

これらに当てはまるなら、ダイムは「価格×性能×対応力」のバランスにおいて非常に優秀な選択肢となります。


一方で、別の選択肢が適している場面も

逆に、以下のような条件の場合は、別のメーカーの方が適している可能性が高いです:

  • 意匠デザインとの調和が絶対条件(高級マンション・商業施設)
  • 無人運用、遠隔保守が必須(駅施設・高層ビル)
  • 全国で一括保守契約を結びたい(全国チェーン系)
  • ゼネコンや設計事務所の指定が厳しい案件

このような場面では、ナブコや昭和フロントといった、ブランド性・設計連携力の強いメーカーを検討すべきです。


最後に:選ぶのは、あなたの現場の“条件”です

この記事が目指したのは、「dime自動ドアが良いですよ」という推薦ではありません。
むしろ、「自分の施設に本当に合ったドアはどれか?」を見極めるための視点と情報を提供することです。

選定時には、ぜひ以下の3つのポイントを軸に判断してみてください:

  1. 現場環境に合った性能か?(風圧・開口幅・利用者層)
  2. 予算と運用期間のバランスは取れているか?
  3. 何かあったとき、誰が・どのように対応してくれるか?

この「3つの軸」をベースに、あなたの施設にとっての「適ドア適所」を見つけてください。


出典一覧(参考リンク)

地震など長期停電でも、止まらず動く
「事故が全くおきない」国も認めた安全自動ドア
アナログの特許構造で壊れないから修理費も0円

お問い合わせ・資料請求は今すぐ
↓↓↓

関連記事一覧

  • 関連記事
TOP