自動ドアといえば「電動式」が常識だと思っていませんか?
実は、電気を使わずに開く「荷重式自動ドア」という選択肢も存在します。これは店舗設計において、電源不要・停電時も動作・安全性の高さという観点から、従来のドアにはない可能性を提供してくれるものです。
店舗設計や施工は、見た目のデザインに意識がいきがちですが、「人の流れ」「空調効率」「出入口の安全性」といった使い勝手の設計を軽視すると、オープン後に不満や課題が噴出することもあります。
この記事では、初めて店舗設計施工をする人が直面しやすい「よくある失敗」と「機能する店舗にするための考え方」を、設計・施工・設備・予算・動線などの視点から丁寧に解説します。
読み終えたときには、あなたの店舗にとって最適な「設計の考え方」や「設備の選び方」への理解が深まり、安心して次の一歩を踏み出せるようになっているはずです。
目次(このページの内容)
店舗設計施工は「一貫対応」が基本?その理由とは
一貫対応の重要性は、ズレを減らし、全体最適を実現するためです。
店舗を設計し施工する際、「設計会社」と「施工会社」が別の場合、次のようなトラブルが起きやすくなります。
- 設計図面にない配線やダクトが施工中に発覚
- デザイン上の要望が施工現場で実現不可能
- 設計時に見落としていた法規制や行政手続きのズレ
- 工期・予算が二重管理になり、責任の所在が曖昧に
こういった事態は、「設計のプロ」と「施工のプロ」が別々に考え、別々に動いていることが原因です。
一方で「設計・施工一貫対応」している業者であれば、次のような点で強みがあります。
- 設計段階から現場を理解しており、無理のないプランになる
- 使用設備や材料の納期・費用を加味して調整できる
- 図面と現場での解釈ズレがなく、変更があってもすぐ連携できる
- 工期や予算の変更にも柔軟に対応可能
とくに、限られた予算や短いスケジュールでの開業を目指す場合には、設計と施工が一体となって動けるチーム体制は非常に大きな価値を持ちます。
さらに一貫体制の業者であれば、開業後のアフターフォロー(不具合、再施工、修繕など)もスムーズに行えるため、「開業して終わり」ではなく「使い続ける店舗」としての安心感も高まります。
「設計と施工が別の方が専門性が高そう」と思うかもしれませんが、店舗のように「実際に人が出入りし、使われる空間」においては、分業よりも連携が重要な場面が多いのです。
もちろん、規模が大きく複雑な建築では分業の方が適する場合もありますが、10〜50坪程度の小規模店舗であれば、「設計・施工一体」のチームを探すことが、後悔のない第一歩になります。
設計段階で「見落とされがちな設備」には何がある?
設計段階では、どうしても「見た目」や「レイアウト」に意識が集中しがちですが、実はもっと重要なのが「設備設計」です。
設備とは、店舗の機能を支えるインフラ。空調、電気、給排水、防犯、自動ドア…こうした要素は「完成してからでは変更が難しい」ため、初期設計の段階から盛り込まなければなりません。
要点:見落とされやすい主な設備項目
- 空調の吹き出し位置・容量
- 天井レイアウトや什器配置との干渉で「風が当たらない」「効率が悪い」という事態に。
- 美容室・クリニックでは温度ムラによる不快感が集客・再来に影響する。
- 電源・コンセントの配置
- レジ、冷蔵庫、調理器具、プリンターなど、機器ごとの電源容量や位置を事前に把握し、図面化しておく必要あり。
- 工事後に延長コードだらけになるケースは設計段階の見落としが原因。
- ネット・Wi-Fi・POSレジの通信環境
- どの通信会社でどの配線をどう引くか?天井裏や床下を使う場合は、内装工事と連動が必須。
- スマートロック、カメラ、モバイル決済が増えている今、ネット回線は**「あとで考える」では間に合わない。**
- 自動ドアの種類と位置
- 一般的な電動自動ドアは電源工事が必要。スイッチ位置・電気配線を事前に計画しないと壁面施工と干渉する。
- 電気不要の荷重式(Newtonドアなど)なら、電源が取れない場所でも安全な自動ドアが設置可能。とくにクリニックや保育施設では有効。
- 換気設備(飲食・美容室・医療系で重要)
- 臭気対策、蒸気、感染症予防、CO2濃度管理など目的はさまざま。
- ビルの共用ダクトとの調整や、消防法の関係で変更が効かない場合もある。
- 照明器具の色温度・明るさ
- 商品の見栄え、接客スペースの印象に大きく影響。
- スポット・間接照明の位置は什器・棚と連動するので設計初期からの反映が不可欠。
設計初期に取り入れたい「設備チェックリスト」
| 設備カテゴリ | 主な項目 | 設計初期に確認すべきこと |
|---|---|---|
| 電気 | コンセント位置、回路数、照明、スイッチ | 使用機器と消費電力、配置との連動 |
| 空調 | 吹出口、換気口、容量 | 利用人数・機器発熱・業種特性 |
| 給排水 | シンク、洗面、トイレ | 給水位置と床上げの必要性 |
| 通信 | LAN配線、ルーター設置位置 | 壁内配線の計画と業者調整 |
| 自動ドア | 電動 or 非電動、サイズ、動線 | 電源の有無、安全性、出入り頻度 |
| 防犯 | センサー、カメラ、シャッター | 死角と動線に合わせた設置 |
これらは、「完成後に追加」しようとすると高額な工事費や営業停止を伴う改修が必要になることが多く、トラブルのもとになります。
つまり、設計段階で「インテリアデザイン」だけでなく「インフラ設備」をセットで検討できる体制を組むことが、後悔のない店舗づくりのカギになります。
動線・換気・入り口…デザインだけでは解決できない「機能性」の落とし穴
しばらくお待ちください。
動線・換気・入り口…デザインだけでは解決できない「機能性」の落とし穴
デザインが美しい店舗に仕上がったとしても、「なんか使いにくい…」と感じてしまうケースは少なくありません。
その原因の多くは、「動線・換気・入り口」の3点を設計段階で十分に検討していないことにあります。
動線の盲点:「お客さんの動き」と「スタッフの動き」は全然違う
設計図の上では合理的に見えても、実際に営業が始まると「人の流れ」が想定と大きく違うことがあります。
例えば美容室で、
- 受付から待合、カットスペース、シャンプー台への流れがスムーズでない
- スタッフの動線が複雑になり、接客に集中できない
- カートや器具の移動がしづらくなる
などの問題が発生します。
また飲食店では、
- 厨房内でのスタッフ同士のすれ違いが多く、オペレーションが非効率
- トイレまでの導線が客席と交差していて、プライバシーを損なう
といったことが起きがちです。
→ 動線は「用途別」「人物別」に検討する必要があるのです。
換気・採光・空気の流れ:「見えない要素」の快適性が来店意欲を左右する
特に昨今では、感染症対策の面からも換気計画は必須となっています。
- 開閉できる窓の有無
- 外気導入の仕組み
- 換気扇の能力と配置
- 熱交換機器の有無
こうした設備を「デザイン完成後」に追加しようとすると、構造全体に影響しやすく、コストも大きく跳ね上がります。
さらに、採光も重要な要素です。
自然光が十分に入る設計は、居心地の良さやスタッフの集中力に直結します。
「おしゃれな内装」を実現するだけでなく、空気・光・温度といった“目に見えない要素”のデザインが、真の快適性を決めるのです。
入口とドアの設計:お客様の第一印象を左右する「体験設計」
「入口のドア」は、店舗における「最初の接点」でありながら、実は後回しにされがちです。
とくに自動ドアについては、ドアの開き方・スピード・騒音・安全性などが、店舗の印象を大きく左右します。
ここで注目したいのが、「電動ではない自動ドア」=**荷重式自動ドア(Newtonドア)**の存在です。
自動ドアにも「適ドア適所」がある
| タイプ | 特徴 | 向いている業態・場所 |
|---|---|---|
| 電動式自動ドア | ボタン・センサーで開閉、開口幅広く高機能 | 大規模店舗、バリアフリーが必須な場所 |
| 手動ドア | 最も一般的、安価で導入しやすい | コスト重視、設置環境に制限がない場所 |
| 荷重式自動ドア(Newtonドア) | 人の体重で開閉、電源不要、安全性高い | 保育施設、医療クリニック、停電リスクの高いエリア、小規模店舗 |
荷重式のメリットは、以下のような点にあります:
- 電源工事が不要なので配線トラブルがない
- 停電時にも安全に開閉
- 子どもや高齢者でも簡単に使える
- 開閉時の衝撃や音が少なく、静かな店舗に最適
「入り口」は「顔」です。見た目のデザイン性だけでなく、開閉の体験そのものが、顧客の印象に残る重要なポイントとなります。
そのため、ドア選定の際は「適ドア適所(設置場所に応じた最適なドアの種類)」という視点で、電動か手動か、さらに荷重式かどうかを動線・安全性・設備計画と一緒に検討するのが、失敗しない方法です。
坪単価・スケジュール・業者選び…よくある「誤解と失敗例」
店舗設計・施工を考えるうえで、**「予算感」や「工期の目安」**は大きな関心事です。しかし、ネットで出てくる「坪単価◯万円」「最短◯週間で完成」といった情報をうのみにしてしまうと、現実とのギャップに苦しむことになります。
ここでは、よくある誤解とその背景、失敗例を具体的に解説します。
誤解1:「坪単価で全体予算がわかる」は危険
よくある誤解が、「この業者は坪単価◯万円と書いてあったから、30坪の店舗なら◯×30で計算すればいい」といった計算です。
しかし実際には、以下のような要因で金額が大きく変動します。
- 業種:飲食(厨房あり)と物販(棚中心)では設備費が全く違う
- 入居物件の状態:スケルトンか居抜きか、電気や給排水の引き直しが必要か
- 設備のグレード:空調・照明・什器の仕様
- 看板・サイン・外装の有無
- 法令対応:消防設備、バリアフリー、衛生基準など
そのため、坪単価だけで判断するのは不正確で、最終的な見積もりは「項目ごとに詳細を出してもらう」のが基本です。
誤解2:「工期は1〜2ヶ月で終わると思っていた」
こちらも非常に多い認識のズレです。
たしかに、内装だけであれば1ヶ月前後で完了する場合もありますが、それは以下の前提が整っている場合に限られます:
- 設計内容がすでに確定している
- 資材・設備の納期に余裕がある
- ビル管理会社や近隣との調整が完了している
- 申請(用途変更・消防・保健所など)が不要 or スムーズに通る
実際には、設計決定までに1ヶ月以上かかることも珍しくなく、行政対応やテナント契約後の制約で、工事着手が遅れるケースもあります。
とくに初出店では、打ち合わせや設備選定に時間がかかり、「着工が当初より1ヶ月遅れる」こともよくあります。
誤解3:「安い業者に頼めばコストが下がる」
これはもっとも危険な誤解です。
単純に「見積もりが安い」業者を選んだ結果、以下のようなリスクが生じることがあります:
- 追加工事が発生し、結果的に高くつく
- 使用資材や工法に手抜きがあり、すぐにトラブルが起きる
- アフターフォローがなく、修繕やトラブル時に困る
- コミュニケーションが不十分で、設計意図が反映されない
安く仕上げたはずなのに、「思った通りの店にならなかった」「設備トラブルで休業した」となれば、本末転倒です。
業者選びで失敗しないためのチェックリスト
- 設計から施工まで一貫で対応しているか?
- 業種ごとの実績があるか?
- 自社の施工事例を写真付きで公開しているか?
- 初回相談で細かいヒアリングをしてくれるか?
- 見積書に根拠や内訳が明記されているか?
- 納期・予算のトラブルが起きた際の対応事例があるか?
このような観点で業者を見ると、「価格だけでは判断できない重要な要素」に気づくことができます。
業種別に考えるべき店舗設計のポイントとは?
すべての店舗に共通する設計ポイントもありますが、実際には業種ごとに「絶対に外せない設計上の優先項目」が異なります。それを理解せずに「おしゃれな雰囲気」だけで設計してしまうと、運営に支障をきたすことも。
ここでは、代表的な業種ごとに重要となる設計のポイントを整理します。
1. カフェ・飲食店
キーワード:厨房の効率性 × 客席の回転率
- 厨房のレイアウトと動線: 小さな空間でも効率よく調理・洗浄ができる配置が重要。注文〜提供〜下げ物までの流れを具体的に想定する。
- 給排水・換気: ガス機器やフライヤー使用時は強制排気が必須。消防法への適合も必要。
- 席数とレイアウトのバランス: 売上最大化を目指しつつ、客の滞在快適性と回転率も考慮。
- 入口: 雨の日でも入りやすい設計と、**ドアの開けやすさ(自動 or 半自動)**の配慮が集客に影響。
2. 美容室・サロン
キーワード:快適性 × パーソナルスペース × 見た目の印象
- 施術中の動線: カット→シャンプー→カラー等、スタッフと顧客の交差を避ける設計が理想。
- 空調と採光: 髪が飛びやすいため、エアコンの風向きには細心の注意が必要。自然光の入り方も印象を左右。
- 音とにおい: リラックスを提供する空間では、静音性の高いドアや機器選定がカギ。
- 収納とカートの動線: 器具・道具類の配置をどう動かすかで作業効率が大きく変わる。
3. クリニック・整骨院
キーワード:安心感 × 清潔感 × バリアフリー性
- 待合室と診察室のゾーニング: プライバシー確保と受付業務のしやすさを両立する配置。
- バリアフリー設計: 車椅子の回転半径、入口の段差解消、**電源不要の自動ドア(荷重式)**導入が安心感につながる。
- 換気と防臭: 医療施設は衛生面で特に敏感なため、二重扉や強制排気設備が重要。
- 白基調+木目調のバランス: 清潔さと温かみの両立が信頼感につながる。
4. 小売・物販店
キーワード:回遊性 × 視認性 × 在庫動線
- お客様の回遊性: 商品導線が自然に流れるように設計。デッドスペースや滞留エリアをなくす。
- 什器の配置と照明: 商品の見栄えを最大限引き出す角度と照度。自然光とのバランスも考慮。
- 搬入・バックヤード動線: ストック品の搬入・補充がスムーズに行える動線設計。
- 入口の印象: 一歩目の入りやすさが購買率に直結するため、ドアの開閉感覚や視認性のあるサイン設計が鍵。
業種にかかわらず、外せない設計視点
- 「お客様」と「スタッフ」両方の視点で動線を見ること
- 設備(空調・配線・ドア)と内装デザインの連携
- 視覚・嗅覚・聴覚といった「五感設計」
【初めての店舗設計施工】何から始めればいい?
「店舗を開きたい!」という思いが固まったら、次に浮かぶのが「何から始めればいいんだろう?」という疑問です。
ここでは、初めての店舗設計施工を成功させるために必要なステップと、進め方のコツを整理します。
1. まずは「どんな店舗にしたいか?」を言葉で整理する
- 店のコンセプト(どんな価値を提供するか?)
- 想定する客層(年代、性別、利用目的など)
- 提供する商品・サービスの特徴
- 理想の雰囲気(カフェ風、スタイリッシュ、温かみのある空間など)
これを明確に言語化しておくことで、業者との打ち合わせがスムーズになります。
資料がなくても、「こういう空気感にしたい」という参考画像を集めるだけでもOKです。
2. 設計・施工業者に「相談ベース」で話を聞く
いきなり発注ではなく、「相談」の段階で親身にヒアリングしてくれるかどうかが、良い業者の判断材料になります。
- あなたの希望を丁寧に聞いてくれるか
- 設備や動線など、気づかない観点を指摘してくれるか
- 要望に対して、YESではなく代替案も出してくれるか
- 自社施工の事例を見せてくれるか
**「話を聞いてくれるプロかどうか」**が大きな見極めポイントです。
3. 現地調査と簡易プラン作成(ラフ図・概算見積もり)
ある程度方向性が決まったら、候補の物件に対して現地調査を行います。
この段階で以下の確認が行われます:
- 給排水・電気の状況(配線の引き直しが必要か)
- 天井高・柱の位置・梁の有無
- 法規制(用途地域、避難経路、防火地域など)
- 近隣の影響(騒音・振動)
そのうえで、簡易図面と概算の費用感を出してもらえると、具体的に判断しやすくなります。
4. 設計契約 → 施工計画へ
詳細設計に進む場合は、設計契約を結び、細かい打ち合わせを重ねていきます。
この時点で以下の項目を具体化します:
- 内装デザイン
- 設備レイアウト(空調・照明・ドアなど)
- 配線・給排水の図面
- 使用する素材(床・壁・什器など)
- 看板・サイン計画
また、工期と予算を明確にするタイミングでもあります。
5. 工事開始 → 完成 → 各種申請・開業へ
施工が始まった後も、「業者任せにしすぎず、自分でも現場をチェック」する姿勢が大切です。
特に確認すべきポイント:
- 図面どおりに進んでいるか(現場で仕様変更されていないか)
- 電源・配線・スイッチ・照明の位置が実際の使い勝手に合っているか
- 動線の確認(開閉方向やスタッフ・客の動き)
完成後には、保健所・消防・建築完了検査などの行政手続きも必要になります。
その際にも、業者が同行・代行してくれる体制があるかは大きな安心材料です。
役立つ無料レポートや専門記事を活用する
初めての設計施工では「知らなかった」ことが一番の失敗の原因になります。
自社や専門メディアが提供する、以下のような資料を活用するのもおすすめです。
- 店舗設計の基本を解説した無料レポート
- 動線や設備に特化したチェックリスト
- 荷重式自動ドアやバリアフリー設計の導入事例
【適ドア適所】にそった「まとめ」
店舗設計施工において、もっとも大切なのは「見た目」ではなく、「使い勝手と安全性の両立」です。
本記事では、初めての設計施工でありがちな失敗や誤解を整理しながら、本当に機能する店舗をつくるための考え方をお伝えしてきました。
そのなかで特に強調したいのが、「ドア=入口の体験設計」が持つ重要性です。
ドアは“入口の体験そのもの”
- 雨の日、手がふさがっているとき、子どもや高齢者が来店したとき…
- ドアが重かったり、開けづらかったりすると、それだけでお客様はストレスを感じます。
そのため、「適ドア適所」という考え方が求められます。
適ドア適所とは?
店舗の立地や利用者の属性、業種、出入りの頻度、災害リスクなどに応じて、
**「その場所に本当に適したドアの種類を選ぶ」**という判断軸です。
例えば…
| シーン | 適したドアの例 | 理由 |
|---|---|---|
| 停電リスクがある地方の診療所 | 荷重式自動ドア(Newtonドア) | 電気不要で安全性が高い |
| 子どもが頻繁に出入りする保育施設 | 荷重式 or 手動開閉+自動クローズ | 指挟み防止、安心設計 |
| 高級志向の美容室 | 電動式スライドドア | 高級感とバリアフリー性を両立 |
| 街中の小型物販店 | 手動ドア+段差なし | 簡易設計とコストのバランス |
つまり、**「おしゃれだから電動」「予算がないから手動」**という単純な判断ではなく、
店舗の目的や利用者の行動に即して、最適なドアを選ぶべきなのです。
最後に
「初めての店舗づくり」は、不安も多いですが、設計・施工・設備のそれぞれを丁寧に考え、専門家と対話することで、あなただけの理想的な空間が形になります。
本記事がその第一歩として、皆さんの思考整理と安心につながることを願っています。