自動ドアといえば、アルミやガラスでできた「無機質なデザイン」が一般的という印象が強いかもしれません。でも実は、木や木目の素材感を活かした「木目の自動ドア」も存在し、近年はデザイン性を重視する建物での導入が増えてきています。

本記事では、「木目の自動ドアって実際どうなの?」という素朴な疑問にこたえながら、導入を検討するうえで知っておきたい実用性・構造性・コスト面などのポイントを体系的に解説します。

この記事を読むことで、見た目の美しさだけでなく、導入後の後悔を防ぐ「現実的な選び方の視点」が手に入ります。


木目の自動ドアって、そもそも存在するの?

Q:木目の自動ドアって、本当にあるの?

A:あります。しかも「本物の木」を使うタイプと、「木目調」の見た目に仕上げたタイプがあります。


背景:木と自動ドアの組み合わせは意外と古い

木の温かみある質感は、住宅や商業施設、旅館、医療・福祉施設など、落ち着いた空間づくりに欠かせない要素です。その流れで「入口=ドア」も木目で揃えたいというニーズが増えたことから、自動ドア業界でも木目仕様の対応が広がってきました。

自動ドアにおける木目対応には、大きく分けて次の2パターンがあります:

  1. 木製(または木材を前面に使用した)自動ドア
     → 無垢材や合板などの「本物の木材」を用いた構造。
  2. 木目調シート・パネル仕上げの自動ドア
     → アルミやスチール製ドアの表面に、木目柄のラッピングや塗装を施したもの。

両者は一見似ていますが、見た目だけでなく構造・重さ・耐久性なども異なります。次章でそれぞれを比較していきましょう。


本物の木?それとも木目調?素材によるメリット・デメリット比較

Q:木の自動ドアって、実際どう選べばいいの?

A:見た目の好みだけでなく、用途・設置場所・メンテナンス性まで考慮して選ぶ必要があります。


比較表:本物の木材 vs 木目調パネル

観点無垢材・木材タイプ木目調パネルタイプ
見た目高級感・本物の質感パターンにより幅広く演出可能
重量重くなりがち軽量で扱いやすい
伸縮・反り湿気・乾燥で変形しやすい安定しており変形しにくい
メンテナンス定期的な塗装・補修が必要基本的に不要(長期間使用可)
耐候性雨・直射日光に弱いラッピング素材によるが比較的強い
コスト高価(素材+加工+維持)比較的安価

選び方の視点:場所とイメージのバランスで考える

  • 「旅館のエントランス」や「木造住宅の玄関」など、空間全体と素材感を合わせたい場合は無垢材が好まれることがあります。
  • 一方で「屋外で雨ざらし」や「商業施設で頻繁に使う」などのシーンでは、木目調パネルのほうが耐久性・コスト面で現実的です。

つまり、「本物の木=上位互換」ではなく、用途に合わせて選ぶことが大切です。


木目の自動ドア、設置するうえで注意すべき構造上のポイントは?

Q:見た目は良くても、木のドアってちゃんと動くの?

A:木の素材は「伸び縮み」「重さ」「湿気への影響」があるため、自動ドアにする際は注意が必要です。


注意点1:重量の問題

木材は素材によっては非常に重く、自動開閉装置に大きな負荷がかかることがあります。
→ 開閉頻度が高い場所ではモーターへの負担が大きく、寿命が短くなるリスクがあります。


注意点2:伸縮・変形

木は湿度や温度によって「伸び縮み」や「反り」が発生しやすい素材です。
→ その結果、ドアがスムーズに閉まらない・開かないなどのトラブルが起こることがあります。


注意点3:納まり・枠との相性

木製や木目調パネルを用いると、ドアの厚みや重さが変わるため、既存のドア枠や上部レールとの**「構造的な整合性」**が取れなくなることがあります。


専門的な対応が必要

このような問題を避けるには、「木材特性に理解があり、ドア設計と納まり設計を一体で考えられる専門業者」の存在が不可欠です。

既存の木目ドアを自動化することはできるの?

Q:今ある木のドアを、そのまま自動ドアにできるの?

A:条件によっては可能ですが、すべてのドアに対応できるわけではありません。特に「荷重」や「構造」の確認が重要です。


手動扉から自動ドアへの後付けは現実的?

木製や木目調の手動ドアを「そのまま自動化」したいというニーズは多くあります。ですが、いくつかの重要なポイントをクリアしないと、安全性や動作精度に影響を及ぼす可能性があります。


【手動→自動化】の可否を左右する3つの条件

  1. 扉の重量が適正範囲内にあるか
     → モーター式の場合、ドアが重すぎると動作が不安定になります。
  2. ドアの変形や反りが少ない状態であるか
     → 木材特有の変形が生じていると、モーターやセンサーの誤作動の原因になります。
  3. レール・枠構造との相性が良いか
     → 上吊り式や下レール式など、自動ドア機構と建物構造が合っているかをチェックする必要があります。

荷重式自動ドアとの相性:実は、木扉に最適

ここで注目したいのが「荷重式自動ドア(Newtonドア)」の存在です。

荷重式は、モーターを使わず「人の重さ=体重」で開く仕組みを持つ自動ドアであり、次のような特徴を持っています:

  • モーター不要のため、重量のある木製扉でも駆動が安定しやすい
  • スライド式ではなく「開き戸型」が基本のため、既存の木製開き戸の自動化に非常に適している
  • 電気不要なので、配線や大がかりな工事も不要

つまり、「木のドアを無理にスライド式に変えるのではなく、そのままの開き戸構造を活かして自動化する」という現実的な選択肢として非常に有効です。

特に、病院・福祉施設・小規模店舗・古民家改装など、「デザインと実用性の両立」が求められる場面で大きな価値を発揮します。


木目調に見えても中身は違う?長持ちさせるための構造選び

Q:見た目は同じでも、中身によって耐久性は変わる?

A:はい。表面の「木目柄」は同じでも、内部構造や仕上げ方法によって耐久性やメンテナンス性は大きく異なります。


よくある木目調の仕上げ方法

  1. 木目シートラッピング(主にアルミやスチール製下地)
     → 意匠性が高く、コストも抑えられるが、長年使うと「剥がれ」や「色あせ」が起きることがある。
  2. プリント化粧板貼り(木質系ボードに印刷パネル)
     → 比較的耐久性があり、パターンも多彩。ただし、傷にはやや弱い。
  3. 天然木突板貼り+クリア塗装
     → 見た目は美しいが、湿気・紫外線に弱い。メンテナンスが定期的に必要。

中身の違いが寿命を左右する

重要なのは、「何にどんな仕上げをしているか」。

たとえば、同じ“木目のドア”でも、

  • アルミフレームに木目シートを貼ったもの(軽量・耐久性高)
  • MDFボードに突板+塗装をしたもの(中密度木材・湿気に弱い)
  • 鋼板構造+木目ラッピング(高耐久・重量あり)

など、「中身」が違えば、性能も寿命も異なります。


導入時に確認すべきチェックポイント

  • 木目の仕上げは表面加工か、天然材か?
  • ベースの構造体はアルミ・スチール・木材・複合材のどれか?
  • 施工環境(屋外?直射日光あり?湿度が高い?)に合っているか?

見た目だけでなく、こうした構造的な選び方を意識することで、10年先にも後悔しない導入が可能になります。



【まとめ】用途や環境に応じた「適ドア適所」の選び方とは?

Q:結局、木目の自動ドアってどんな人におすすめ?

A:使う場所・重視する価値(デザインか耐久か)・工事のしやすさに応じて、選ぶべきタイプは異なります。


【適ドア適所】という考え方

「自動ドアに木目を使いたい」と考えたとき、大事なのは「見た目」だけではありません。

  • どんな環境で使うのか?(屋外/屋内、湿気の多さ、通行頻度など)
  • どんな人が通るのか?(高齢者、車椅子、子どもなど)
  • その建物が持つコンセプトは?(旅館/クリニック/戸建住宅/施設)

これらに応じて、「適したドア構造」を選ぶことが、導入後の満足度や安全性に直結します。


【判断フロー】あなたに合う木目自動ドアは?

判断軸適している選択肢理由
本物の木の質感を重視無垢材・突板仕上げ高級感と自然素材との一体感
屋外で耐久性が必要アルミ+木目シート雨・紫外線に強く、メンテナンスが楽
既存ドアを活かしたい荷重式自動ドア(Newtonドア)モーター不要で木製開き戸との相性が良い
コストを抑えたい木目プリントボード意匠性と価格のバランスが取れている
自由なデザインがしたいカスタムパネル仕様建物の設計に合わせた意匠設計が可能

【哲学】見えない部分で選ぶ=本当に「いいドア」

木目の美しさは「見た目の第一印象」には効果的ですが、本当に満足度を左右するのは構造や機能、そして環境適応性です。

「なんとなく木目っぽいからおしゃれ」ではなく、
「その建物に、その空間に、本当に合った木目自動ドアとは何か?」を考えること。

それが、わたしたちが大切にしている【適ドア適所】という考え方です。


この記事のまとめ(要点再整理)

  • 木目の自動ドアには「無垢材タイプ」と「木目調仕上げタイプ」がある
  • 意匠性・耐久性・コストのバランスを取るには、素材と構造の理解が不可欠
  • 手動木製ドアの自動化には「荷重式(Newtonドア)」という有力選択肢がある
  • 表面の見た目だけでなく、中身の構造で寿命や安全性が大きく変わる
  • 「適ドア適所」の考え方で、自分の施設や空間に合った自動ドア選びを

出典と参考リンク(引用元)

【荷重式自動ドア】Newtonドアの資料請求はこちらから→https://76auto.biz/newtonplus/registp/p-offer.htm

【荷重式自動ドア】NewtonドアのYoutubeチャンネルはこちらから→https://www.youtube.com/@newton_plus

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