自動ドアといえば、開け閉めの負担がない便利な設備として、多くの施設に設置されています。
しかしその便利さの裏で、「指を挟まれる」という想像もしたくない事故が、現実に起きていることをご存じでしょうか?
「うちはJIS基準を満たしているから大丈夫」
「センサーが付いているから事故は起きないはず」
…そう思っていても、防ぎきれないケースが存在するのが実際の現場です。
この記事では、自動ドアにおける「指はさみ事故」をテーマに、
・どこまで対策すれば“本当に”安心なのか?
・JIS基準でカバーできない落とし穴とは?
・導入現場での制約と現実的な選択肢は?
・そして、構造的にリスクが極小化される「そもそも挟まれないドア」の存在
について、専門視点でわかりやすく解説します。
自動ドアの導入や更新を考えている方、安全対策を見直したい方にとって、
「ただのカタログ情報ではわからない、リアルな判断軸」が見つかるはずです。
目次(このページの内容)
自動ドアで指を挟む?事故とヒヤリハットの事例から見る現実
自動ドアは、日々多くの人が行き交う場に設置されている設備です。
その分、事故やヒヤリハットの事例も「想定外の行動」から発生することが多くあります。
たとえば、保育園での事例。
小さな子どもが一人でドアの前に立ち、ゆっくり閉まっていくドアに手をかけた瞬間、指を戸袋側のすき間に挟まれてしまった。
あるいは、高齢者施設で、歩行補助器を使ってゆっくり通過しようとしていた利用者の手が、ドアの開閉時のわずかなズレで戸先に挟まれそうになった。
こうした「ほんの一瞬」「ほんのわずか」の出来事が、実は自動ドア事故の典型的なパターンです。
そして、そのほとんどが、「ドア自体は正常に作動していた」にもかかわらず起きているという点が重要です。
全国自動ドア協会(JADA)の発行する安全ガイドブックにも、
「動線上にいるだけでは検知されにくい」「立ち止まった子どもの手が検知範囲外だった」など、
現行のセンサーではフォローしきれない状況が報告されています。
このような事故を受け、各施設ではセンサーの感度を上げたり、ガードスクリーンを追加したりといった対策が進められています。
しかし、「事故ゼロ」にはまだ距離があるのが現状です。
なぜなら、センサーや物理的なガードには限界があり、
・ドア周辺のスペースが狭い
・センサーが過検知してしまい誤作動する
・実際の利用者の動きが、想定と大きく違う
といった「現場ならではの制約」が必ずあるからです。
特に子どもは、大人が思いもよらない動きをします。
閉まりかけたドアの間に無理やり入り込んだり、ドアの縁にぶら下がるような行動を取ったり…。
そのすべてに、センサーや規格だけで対処するのは限界があります。
だからこそ、まず私たちが知るべきなのは、
「自動ドアの“構造そのもの”が、どこにリスクを生むのか」
という本質的な視点です。
この後の章では、JIS基準とその限界、現実の制約、そして構造的リスクのない選択肢まで、順を追って整理していきます。
JIS基準は十分か?最低ラインとその限界を知る
多くの自動ドアメーカーや設置業者が、安全性について語るときに真っ先に掲げるのが「JIS A 4722に適合しています」という一言です。
このJIS A 4722とは、正式名称を「建築用歩行者自動ドアセット―安全性」といい、自動ドアの安全構造についての国内基準を示したものです。
では、JISに適合していれば、どんな場所でも安心して使えるのか。
その答えは「基本的な安全は確保できるが、それだけでは“実用的な事故ゼロ”は難しい」というのが実情です。
まず、JIS A 4722の主な要求事項を簡単に見てみましょう。
- 開閉速度、停止距離、加速度の制限
- 利用者を検知するセンサーの設置
- 挟まれや引き込みの危険がある箇所へのガードやスクリーンの設置
- 非常停止スイッチの設置(必要に応じて)
- 指はさみの可能性のある隙間の縮小と保護
このように、かなり具体的な数値や設計指針が定められています。
特に「戸尻(ドアと壁・FIXとのすき間)」の処理については、リスクが高い箇所として明確に指摘されており、スクリーンなどの設置が求められています。
ただし、ここでポイントなのが、「JIS基準はあくまで“最低ライン”である」ということです。
たとえば、JISで定められているセンサーの検知範囲や反応速度は、一般的な成人の行動パターンを想定して設定されています。
しかし、子どもや高齢者はまったく異なる動きをします。
・立ち止まったまま動かない
・低い位置でしゃがみ込む
・後ずさりして再侵入する
こういった行動は、検知範囲を外れてしまうことも少なくありません。
また、JIS基準では「引き込み部に十分なガードがあること」が求められていますが、建物の構造上、スクリーンの設置スペースが確保できないという現場もあります。
その場合、「JISには適合しないが、やむを得ず設置」というケースもゼロではありません。
さらに、JISは「製造時点での基準適合」であるため、設置後の経年劣化や、利用環境の変化によって、本来の安全性が損なわれるリスクも見落とせません。
センサーが汚れで反応しにくくなった、スクリーンが外れていた、動作音が大きくて気づかなかった…。
こういった“見えない劣化”は、JISだけではカバーできない領域なのです。
つまり、JISは「安心の出発点」ではありますが、
・すべての現場に最適とは限らない
・利用者特性による盲点がある
・運用中の変化に対応できない
という現実も、あわせて理解する必要があります。
重要なのは、「JISをクリアしているから大丈夫」ではなく、
「JISの範囲外にあるリスクまで見通して、安全設計を組み立てる」視点です。
そしてそのためには、センサーや物理ガードといった“対策パーツ”だけでなく、
・施設の用途と利用者属性
・建物の物理構造
・将来的なメンテナンス性
といった多角的な要素をふまえた“全体設計”が求められます。
次の章では、その対策の選択肢を整理し、実際にどのような安全技術や製品があるのかを比較していきます。
同時に、それぞれの対策が抱える「現場でのリアルな制約」についても丁寧に解説していきます。
センサー・ガード・戸袋…指はさみ防止対策の比較と選び方
「指を挟まないために、どんな対策があるのか?」という疑問に対して、世の中にはさまざまな答えがあります。
ここでは、自動ドアで一般的に採用されている「指はさみ防止」の対策を整理し、それぞれのメリット・デメリットを比較していきます。
まず、主要な対策を分類すると、以下のようになります:
| 対策方法 | 概要 | メリット | デメリット・制約 |
|---|---|---|---|
| センサー(光電式/超音波式) | ドア付近の人・物体を検知して動作を制御 | ・開閉時の事故防止に有効 ・後付けも可能な機種が多い | ・立ち止まる/低い位置には反応しづらい ・誤検知リスクあり ・経年劣化しやすい |
| ガードスクリーン | 引き込み部(戸袋)に設置する樹脂/金属製のカバー | ・物理的に手や指が入るのを防ぐ ・目視でも安心感あり | ・設置には一定のスペースが必要 ・建物構造によっては取り付け不可 ・見た目が無骨になる場合も |
| 戸袋カバー(全閉式) | ドア収納部(戸袋)を完全に覆うカバー構造 | ・引き込まれ事故をほぼ防止できる ・子どもにも有効 | ・既存建物では施工が難しいことも ・開口幅が狭くなることがある |
| セーフティエッジ(感圧ゴム) | 指が挟まれた瞬間の圧力を検知してドアを停止 | ・物理的接触に確実に反応 ・細い隙間でも感知できる | ・“挟んだ後”に作動するので完全防止ではない ・ゴミ・水分に弱い傾向あり |
| 安全ステッカー・表示サイン | 利用者に注意を促すサイン類 | ・設置が簡単 ・低コスト | ・視認性・理解力に依存 ・子どもや外国人利用者には不十分 |
このように、各対策には得意・不得意があり、どれか一つで完璧というものではありません。
それぞれの施設において、「どのような利用者がいて」「どのようなリスクがあるのか」に応じて、対策を組み合わせることが重要になります。
たとえば、以下のような組み合わせが一般的です:
- 保育園・幼稚園
→ ガードスクリーン+センサーのダブル対策(+戸袋カバーが理想) - 高齢者施設
→ センサー+セーフティエッジ+表示サイン(視力・反応力低下への配慮) - 商業施設の大型入口
→ センサー主体だが、誤検知対策やクリーニング性を考慮してセーフティエッジ併用
ここで注意したいのは、「多重に設置すれば安全」というわけではないことです。
・センサーが反応しすぎて開閉が遅くなる
・ガードを付けた結果、開口幅が狭まり車椅子が通れない
・感圧ゴムがすぐに汚れて誤作動を起こす
など、実際の運用で支障が出るケースも多く見られます。
また、費用の問題も現実的です。
簡易的な表示サインなら数千円程度で済みますが、ガードスクリーンや戸袋カバーは施工費も含めて数万〜十数万円。
センサーは検知範囲・方式によっては20万円以上になる場合もあります。
このように、選択肢が多いようで、現場に即した「最適な組み合わせ」を選ぶのは簡単ではありません。
次の章では、そうした対策を「導入できない・効果が出にくい」現場で起きがちな“落とし穴”や制約について、実際の施工現場の視点で解説していきます。
設置現場で立ちはだかる“制約”たちとその解決策
どんなに優れた安全対策であっても、「現場で実現できなければ意味がない」というのが、建築・設備における厳しい現実です。
ここでは、指はさみ防止の自動ドア対策を導入しようとしたときに、実際の現場でよく直面する「制約」と、それにどう向き合うべきかを整理していきます。
制約1:スペースが足りない(物理的制限)
指はさみ防止対策の中でも、ガードスクリーンや戸袋カバーは「ある程度の取り付けスペース」が必要です。
しかし、多くの既存施設ではそのスペースが確保できないことがよくあります。
たとえば:
- ドア横の壁面がすぐ角で切れている(スクリーンの取付金具を設置できない)
- 戸袋が壁内部に収まるタイプで、外付けのカバーが干渉してしまう
- 天井が低く、上部センサーが取り付けられない
こうした場合、**「理想の対策が現実には不可能」**という状況に直面します。
解決策の視点:
- センサー感度の調整と再配置:設置可能な位置で最適な角度・高さに調整
- コンパクト型ガードの検討:省スペース対応型やL字型スクリーンを選択
- 構造に依存しない“非接触式”の工夫:床面センサーや無線検知などの併用
また、そもそも「開き戸→引き戸」に変更した方がリスクが下がる場合もあり、
ドア形式そのものを見直すという判断が必要になることもあります。
制約2:コストがかさむ(予算の壁)
どんな対策も「やれば安全になる」一方で、当然ながらコストが発生します。
センサー1台でも数万円〜十数万円、ガードスクリーンは施工込みで10万〜20万円が相場です。
特に、保育園や自治体施設など「予算が決まっている案件」では、
**「安全は大事。でも予算内でどうにかしてほしい」**という声が多く聞かれます。
解決策の視点:
- 段階的な導入計画:最もリスクが高い場所から順次対策を進める
- 費用対効果の高い組み合わせ選定:センサー+表示サインなど低コストでも一定効果が見込める構成
- 構造的に挟まれにくいドア方式への更新:次章で解説する「荷重式」のように、構造そのものが安全であれば、パーツを足さなくても済むケースもある
制約3:設備干渉・他機器との影響
自動ドアの近くには、インターホン、監視カメラ、空調機、雨よけ、手すりなど、さまざまな設備が存在します。
センサーを設置しようとしたら、「ちょうどそこに空調の吹き出し口が…」というようなことも。
また、センサーが他機器の赤外線・電波と干渉して誤動作するケースも少なくありません。
解決策の視点:
- センサー選定時に“周辺設備干渉”をチェックすることが重要
- 特に光電式センサーは、LED照明や赤外線カメラとの干渉が起きやすいため、設置位置や機器選定に配慮が必要です
- **後付けより“設計段階からの安全設計”**がベスト
→ 可能ならば、設計段階からリスクを減らす方式(=次章)を検討すべきです
このように、現場では理想通りにいかないことがほとんどです。
だからこそ、どんな安全対策を選ぶにしても、「導入しやすさ」「メンテナンス性」「構造との相性」を踏まえた選定が大切になります。
次章では、こうした制約を根本から解消し得る、「そもそも挟まれる構造を持たないドア方式=荷重式ドア」について、詳しくご紹介します。
そもそも“挟まれる構造”をやめるという選択肢もある(荷重式Newtonドア)
ここまで見てきた通り、自動ドアにおける指はさみ事故の多くは、
「可動部と壁・戸袋の間に手や指が入り込む」ことによって起きています。
つまり、これは**「挟まれる構造を持つ電動ドア」だからこそ起きるリスク**だと言えます。
ならば、「挟まれる構造そのものを無くす」ことができれば、
そもそも指はさみ事故は限りなくゼロに近づけるのではないか――
そんな発想から生まれたのが、「荷重式自動ドア(Newtonドア)」という選択肢です。
荷重式自動ドアとは?
荷重式とは、ドアの「前に人が立つと開く」「人が離れると閉まる」という、
“足元の荷重(体重)”を感知して作動する方式です。
最大の特徴は、電動モーターを使わないこと。
つまり、電気でモーターが強制的にドアを動かすのではなく、
「重さ=人がいる」という状態だけをきっかけに、スプリングやカム機構で自然にドアが開閉します。
これによって、従来の電動ドアに比べて、以下のような大きな安全面の利点が生まれます。
指はさみ事故が起きない“構造的理由”
- 開閉速度が極端にゆるやか
- Newtonドアは電動式のような急激な動きがありません。
小さな子どもでも怖がらない速度で、スッと静かに開閉します。
- Newtonドアは電動式のような急激な動きがありません。
- ドアと壁・戸袋の「すき間」が極めて小さい or 存在しない
- 特に片開きタイプでは、壁とドアが密着する構造にできるため、
手や指が入る隙間そのものがありません。
- 特に片開きタイプでは、壁とドアが密着する構造にできるため、
- 動作トルク(力)が非常に小さい
- 万が一、何かがドアに挟まれても、電動式のように強力に動くわけではなく、
手を置いた程度でも動作が止まります。
- 万が一、何かがドアに挟まれても、電動式のように強力に動くわけではなく、
このように、「指が入る余地もなければ、力もない」という構造的な特長が、
荷重式ドアを「そもそも挟まれないドア」と言える理由です。
電動ドアと荷重式ドアの比較
| 比較項目 | 電動自動ドア | 荷重式自動ドア(Newtonドア) |
|---|---|---|
| 動力 | 電動モーター | 人の荷重による機械式 |
| 開閉速度 | プログラム設定に依存 | 常に一定・ゆるやか |
| 挟まれリスク | 高め(構造により) | 構造的に限りなくゼロ |
| 停電時 | 開閉不能(手動切替必要) | 停電でも動作する(電源不要) |
| メンテナンス頻度 | 定期的な部品交換・点検が必要 | 極めて低頻度で済む |
| 初期費用 | 機種によっては高額 | 電動よりも比較的安価 |
ただし「どんな現場にも最適」というわけではない
荷重式ドアは、安全面で非常に優れた特性を持っていますが、
すべての施設・用途にベストな選択肢とは限りません。
たとえば:
- 大規模商業施設の大型開口部では、開閉頻度やスピードが求められるため電動式の方が適する
- ガラス仕様や外装意匠との一体化を重視する場合、設計の自由度に制約が出る場合もある
- 床の荷重センサー設置が困難な建物では、施工上の課題が出ることもある
だからこそ重要なのは、「場所と用途に応じた適切なドアを選ぶ」=適ドア適所という視点です。
次章では、この「適ドア適所」の考え方をベースに、
設計・選定にあたってどんな視点を持つべきか、優先順位をどう付けるべきかをまとめます。
【安全×現実性】で考える、自動ドア選びの優先順位と見直しポイント
自動ドアの選定において、「安全性を確保したい」というのは当然の願いです。
しかし現場では、それと同じくらいに「現実性」――予算・スペース・使い勝手などの制約を考慮しなければなりません。
そこで重要になるのが、「どんな施設に、どんな人が、どう使うのか?」という視点です。
この章では、「適ドア適所」の思想に基づいて、自動ドア選びの考え方と優先順位を整理します。
1. まずは「利用者の特性」を最優先に考える
ドアの利用者は、大人だけとは限りません。
小さな子ども、高齢者、車いす利用者、視覚障害のある方…。
それぞれに異なる動き方や注意力、反応速度があります。
【対策の方向性】
- 子どもが多く使う保育施設・学童保育等
→ 指が届く高さ/斜めからの侵入/突然の動きへの備え - 高齢者・介護施設
→ ゆっくりした動作に合わせた開閉速度/目立つ視覚サイン - 一般商業施設・公共施設
→ 動線を妨げずに確実な検知を行えるセンサー精度
この「誰がどう使うか」の把握が、対策選定の第一歩です。
2. 次に「建物構造・制約条件」を明確にする
安全対策を施すにも、ドア周辺の構造や設備次第で実現できる範囲は大きく異なります。
【確認すべき条件】
- 戸袋スペースの有無(カバーが付けられるか)
- センサー設置に適した壁面や天井の余裕
- ドアのサイズと開口幅
- ドア近辺の設備(手すり、換気口、カメラなど)
これらの構造条件を事前に把握し、「現場で本当に施工可能な範囲」を絞ることが現実的な一歩です。
3. そして「優先順位」をつけて対策を整理する
以下は、よくある優先順位の組み立て例です:
- 人命にかかわる重大事故リスクの排除
→ 指はさみや転倒などの「物理的リスク」から先に対応 - 心理的な安心感の確保
→ 子どもや保護者、利用者の「なんとなく怖い」を減らす - 利便性とトラブル防止
→ 誤作動や過検知によるストレスを減らす対策(センサーの見直しなど) - 運用・維持のしやすさ
→ メンテナンスしやすい構造/劣化に強い素材の採用など
このように、「全部は無理でも最も重要な対策は確実に」という視点が、現場では求められます。
4. 【適ドア適所】という選び方
今回の記事の中で繰り返し触れたように、自動ドアには電動式だけでなく、荷重式のような“構造的に安全”な方式もあります。
「この施設ではどちらが適しているのか?」
それを判断するために、以下のような簡易的な判断フローを用意してみました:
自動ドア適正診断(簡易フロー)
- 利用者に子ども・高齢者が多い → はい/いいえ
- 戸袋側や壁面に十分なスペースがある → はい/いいえ
- 停電時でも開閉が必要 → はい/いいえ
- 定期メンテナンスの予算や時間が取りにくい → はい/いいえ
→「はい」が多い場合:荷重式(Newtonドア)が適している可能性が高い
→「いいえ」が多い場合:電動式に加えた安全対策(センサー+スクリーン等)を選択肢に
5. 定期的な見直しも大切です
安全対策は、一度導入したら終わりではありません。
- 子どもが大きくなって行動が変わった
- 新たな利用者層が増えた
- 設備が劣化して感度が落ちてきた
- 新しい安全技術が登場した
こういった変化に応じて、「対策が今のままで良いか?」を定期的に見直すことも、事故防止には欠かせません。
【適ドア適所】で考える、自動ドアの安全対策まとめ
自動ドアの指はさみ事故は、単なる「注意不足」や「不運」ではなく、
その多くが「構造上のリスク」と「対策の不一致」から生まれています。
安全を守るには、対策パーツを追加するだけでは不十分。
施設の目的、利用者の特性、建物の構造、そして運用の現実に合った「適切なドアを、適切な場所に使う」――
これが、事故を防ぎ、安心を育てる唯一の道です。
記事の要点おさらい
- JIS基準はあくまで「最低ライン」。全ての現場・利用者をカバーするものではない
- センサー・スクリーン・ゴムスイッチ等の対策は、現場に応じて使い分けが必要
- スペース・予算・設備干渉といった“現実の制約”に応じて最適解は異なる
- 構造的にリスクを排除できる「荷重式ドア(Newtonドア)」という選択肢がある
- すべての施設に万能な正解はなく、「適ドア適所」の視点で選ぶことが最も重要
指はさみ事故は、「起きてからでは遅い」事故のひとつです。
だからこそ、「今のままで大丈夫か?」を定期的に見直す視点と、
施設に合った最適な安全対策を、現実的に実行できる判断力が求められます。
この記事が、その第一歩としてお役に立てば幸いです。
出典・参考情報
- 全国自動ドア協会「自動ドア安全ガイドブック」
- NABCO公式「JIS A 4722 自動ドアの安全基準とは」
- YKK AP EXIMA 51e 製品紹介
- Newtonドア関連資料(Newtonプラス株式会社)
【荷重式自動ドア】Newtonドアの資料請求はこちらから→https://76auto.biz/newtonplus/registp/p-offer.htm
【荷重式自動ドア】NewtonドアのYoutubeチャンネルはこちらから→https://www.youtube.com/@newton_plus