自動ドアはその名の通り、人が触れずに開閉する便利な設備として、多くの施設や建物で導入されています。設置の際にはそれなりの費用がかかるため、企業や施設管理者にとっては「その費用をどのように会計処理するか」が大きな課題です。特に問題になるのが「原価償却」という考え方。税務上、どのような耐用年数を設定し、どのような科目で処理すべきか、判断に迷うことも少なくありません。

結論からいえば、自動ドアは「建物附属設備」として分類され、通常は法定耐用年数12年で減価償却されます。しかし、実務では「修繕費として一括処理できるのか」「建物と一体で扱うべきか」「部分交換時の処理は?」など、多くの判断を要する場面が存在します。

この記事では、自動ドアの原価償却に関する会計処理の全体像を解説し、以下のような疑問に答えていきます。

  • 自動ドアの法定耐用年数は何年か?
  • 「建物附属設備」として処理する具体的な方法は?
  • 修繕費と資本的支出の違いは何か?
  • どんな場合に減価償却の対象となるのか?
  • 実務で間違えやすい判断基準とその対処法は?

自動ドアの設置・交換・修理といった場面において、正しい会計処理と税務上の対応を行うことは、不要な課税リスクを避けるうえでも非常に重要です。さらに、製品の構造や寿命を正しく理解することが、長期的なコスト管理にもつながります。

会計担当者だけでなく、オーナーや管理者にもわかりやすく、かつ実務的な内容となるよう整理していますので、ぜひ最後までご覧ください。


目次(このページの内容)

自動ドアを固定資産として扱う考え方

自動ドアの費用処理において最初に直面するのが、「これは固定資産か、それとも経費か?」という問いです。自動ドアは通常数十万円〜百万円を超えるような設備投資であり、税務・会計上は原則として「固定資産(建物附属設備)」として扱われます。

ここでは、自動ドアを構成する各部位の分類や、それぞれがどういった会計処理に該当するのかについて、明確にしていきます。


要点:自動ドアは「建物附属設備」として扱うのが基本

税務上、自動ドアの設置は、建物そのものではなく「建物附属設備」として処理されます。これは国税庁の定める「減価償却資産の耐用年数表」にも記載があり、「エヤーカーテン又はドアー自動開閉設備」の区分で法定耐用年数12年が設定されています。

この区分により、設置費用をその年に全額費用計上するのではなく、12年間にわたって減価償却する必要があります。


要点:自動ドアの構造部位で会計処理が異なる

自動ドアは単一の部品ではなく、いくつかの構成要素から成り立っています。具体的には以下のような区分が可能です:

部位具体例会計区分備考
開閉装置モーター、ギア、レールなど建物附属設備通達で「ドア自動開閉設備」とされる
センサー・制御部赤外線センサー、制御盤建物附属設備単体でも交換可能なケースが多い
ドア本体強化ガラス、アルミ枠建物本体 or 附属設備扱いが分かれる場合あり

特に注意が必要なのは「ドア本体」の扱いです。物理的には建物の一部とみなされる可能性があり、建物本体に組み込まれていると判断される場合は、建物本体の耐用年数(例:鉄骨造→34年など)が適用されることもあります。


通達や判例から見える「グレーゾーン」の扱い

税務上は、設備の独立性や可動性、更新頻度などから、「建物附属設備」か「建物本体」かを判断します。以下のような基準が参考になります:

  • 独立して取り替えが可能か
     → 可能なら建物附属設備扱い
  • 取り外すことで建物の機能に重大な支障が出るか
     → 重大な支障があれば建物本体扱い
  • 他の附属設備と連動して機能するものか
     → 連動性が高い場合、建物附属設備に分類されることが多い

自動ドアは多くの場合、後付けで設置されるケースが多く、更新・取り替えも単独で行われるため、附属設備とみなされるのが一般的です。


注意点:現場では「一式」で処理されがち

実際の現場では、施工業者の見積書に「自動ドア一式」などと記載されていることが多く、それがそのまま会計処理の根拠になってしまうことがあります。しかし、税務調査などで細かくチェックされた場合、「ドア本体と開閉装置を区分して処理すべきだった」と指摘されるリスクもあります。

→ 対策:できる限り見積段階から「構成部品ごとの費用区分」を明確にしておくことが重要です。


耐用年数と償却方法:税務上の基準

会計処理において自動ドアを「建物附属設備」として扱うことが明確になったら、次に重要になるのが「耐用年数の設定」と「減価償却方法の選択」です。このセクションでは、自動ドアに適用される税法上の耐用年数、償却方法、そしてそれらに影響を与える判断要素を解説します。


要点:原則として「12年」が基本

国税庁が定める耐用年数表では、「建物附属設備」のうち「エヤーカーテン又はドア自動開閉設備」は法定耐用年数12年とされています(出典:国税庁PDF)。

これは、あくまで税務会計上の基準であり、企業会計基準上で異なる耐用年数を設定することも理論上可能ですが、法人税申告においては税法に従った耐用年数が基本になります。


要点:ドア本体部分は「建物本体」として扱われる可能性も

前章で説明したように、自動ドアのドア本体は、建物の一部と見なされることもあり得ます。たとえば、建物が鉄筋コンクリート造(RC造)で法定耐用年数が47年である場合、ドア本体の取り付け方次第では47年で償却すべきとされることも。

→ 対策:見積書や設計図面で「ドア本体と装置部分の区分」が明示されていると、適切な判断がしやすくなります。


償却方法の選択:定額法が原則、定率法も可能

法人税法上、減価償却には以下の2つの方式があります。

  1. 定額法:毎年同じ金額を償却する(原則)
  2. 定率法:初年度に多く、年々償却額が減っていく方法(旧来からの資産に使われる)

自動ドアのような建物附属設備に関しては、現在では定額法が強制適用とされており(平成28年度税制改正より)、特別な申請をしない限りはこれを用いることになります。


実務注意点:中古で取得した場合の耐用年数計算

中古の自動ドア装置を取得した場合、耐用年数の算定において以下のようなルールがあります。

中古資産の使用可能年数が明らかな場合使用可能年数を新たな耐用年数とする
明らかでない場合法定耐用年数 × 20%(端数切り上げ)

たとえば、法定12年の自動ドア装置を中古で購入し、残り使用可能年数が不明であれば、

12年 × 0.2 = 2.4 → 切り上げて3年

という耐用年数で償却することになります。


注意点:新品でも中古でも「償却開始時期」が重要

償却は資産を「使用可能な状態にした日」から開始することが原則です。設置工事中で、まだ使用していない段階では、原則として償却は開始できません。完成し、使用可能となった日付を起点とする点にも注意しましょう。


導入・取得時の仕訳と取得価額の取り扱い

自動ドアの設置が完了したら、いよいよ実際の会計処理に入ります。ここで重要になるのは、「どこまでを取得価額に含めるか」「どのように仕訳を組むか」という2点です。このセクションでは、費用の内訳や仕訳パターンを具体的に示しながら、実務上の注意点を整理していきます。


要点:取得価額に含めるべき費用の範囲

固定資産として処理する場合、その取得価額には本体価格だけでなく、付随費用も含める必要があります。具体的には以下のような費用です:

費用の種類含める理由
本体代金資産の基本価額
設置工事費使用可能な状態にするために必要な支出
搬入費・運送費資産を設置場所に運ぶために必要な費用
試運転費用装置の機能確認のためのテスト運転費
付帯工事(電気・配線等)他設備との接続や補助作業

→ 税務調査では、**「費用の範囲が妥当かどうか」**がチェックされるポイントとなるため、見積書や請求書でこれらが明確に分かれていることが理想です。


要点:典型的な仕訳例(新品導入時)

たとえば、自動ドア本体と設置工事費を含めた総額が**1,000,000円(税抜)**であった場合、以下のように仕訳します:

(借方)建物附属設備 1,000,000円  
   (貸方)現金/未払金 1,000,000円

この時点では、あくまで「固定資産の計上」です。ここから12年の耐用年数で償却を行うとすると、定額法で年間償却費は83,333円となります(1,000,000円 ÷ 12年)。

期末ごとに以下のような仕訳をします:

(借方)減価償却費 83,333円  
   (貸方)減価償却累計額 83,333円

要点:少額減価償却資産の特例が使えるケースも

中小企業(資本金1億円以下等)であれば、取得価額が30万円未満の減価償却資産について、取得した事業年度に全額を経費として計上することができる特例があります(中小企業経営強化税制)。

たとえば、以下のようなケースではこの特例を検討できます:

  • 小規模施設での簡易な自動ドア設置(部品のみの更新など)
  • 開閉装置のみの交換で30万円未満
  • センサー類の更新工事

→ ただし、一括償却資産との混同には注意が必要です(3年均等償却とは別制度)。


注意点:複数資産のまとめ処理は避ける

複数台数の自動ドアを同時に導入した場合でも、それぞれが独立して稼働する資産であれば、1台ごとに取得価額を判定する必要があります。

例:3台同時導入し、それぞれが28万円の場合
→ 1台ごとに30万円未満なので、すべて即時償却可能

一方、全体としての費用しか請求書に書かれていない場合、1台単位の評価ができず、全体で1資産として扱われるリスクがあります。


修繕・交換時の会計処理:修繕費 vs 資本的支出

自動ドアは設置後も、センサーの故障、モーターの劣化、レールの摩耗など、定期的な修理・交換が発生します。これらの支出が発生した際に、「修繕費として全額費用計上できるか」それとも「資本的支出として資産計上し、減価償却しなければならないか」の判断は、税務・会計上とても重要なポイントです。

この章では、その判断基準と具体的な仕訳例を明確に整理します。


要点:判断基準の大前提「原状回復か改良か」

税務上、支出の目的が「原状回復(元に戻す)」であれば修繕費、それ以外の以下に該当するようなケースでは資本的支出として扱います:

判定軸修繕費になる例資本的支出になる例
性能の向上があるか同一部品への交換センサーの高性能化、静音モーターへの交換など
使用可能期間の延長があるか一時的な補修新規部品により5年以上寿命が延びる
設備の増設・拡張原状回復目的の交換追加ドアやセンサーの増設

実例で比較:修繕費になるケース

例1:センサー部品の単純交換(3万円)
旧来と同等性能の赤外線センサーを交換。性能も仕様も同等、原状回復目的。

→ この場合は「修繕費」として処理可能です。

仕訳例:

(借方)修繕費 30,000円  
   (貸方)現金/未払金 30,000円

実例で比較:資本的支出になるケース

例2:モーター部の交換(25万円)+静音化装置追加(5万円)
既存品より静音性が高く、寿命も長いモーターに変更。静音化ユニットの追加で全体性能が向上。

→ 原状回復にとどまらず、「性能の向上」が認められるため、資本的支出(固定資産)扱い

仕訳例(耐用年数12年で処理):

(借方)建物附属設備 300,000円  
   (貸方)現金/未払金 300,000円

→ 以後、12年間で減価償却


除却の取扱い:元資産の償却残がある場合

古い設備を撤去して新しいものに交換した際、旧設備の未償却残高(帳簿上の残り価額)がある場合は除却処理が必要になります。

【例】旧設備の帳簿残=20万円
仕訳:

(借方)除却損 200,000円  
   (貸方)建物附属設備 200,000円

※新しい設備は別途資産計上(資本的支出)として処理。


注意点:金額の多寡ではなく「内容」が重要

「100万円だから資本的支出」「5万円だから修繕費」といった単純な金額基準ではありません。支出の内容や目的が最も重要です。税務署の指摘でもこの点が焦点になります。


実際寿命と法定耐用年数のギャップ、実務上の見通し

法定耐用年数が定められているとはいえ、現場での使用感覚とはズレが生じるのが実態です。自動ドアも例外ではなく、12年の耐用年数を過ぎても使える製品もあれば、環境や使用頻度によっては10年未満での交換が必要になることもあります。

このセクションでは、自動ドアの実際の寿命と法定耐用年数の差異、その要因、そして今後の見通しについて解説します。


要点:自動ドアの実使用年数は10〜15年が中心

複数のメーカーやメンテナンス事業者の報告によると、自動ドアの平均寿命は10年〜15年程度です。ただしこれは「フル交換が必要になるまでの期間」を指しており、適切な保守・部品交換によって延命が可能です。

種類実使用寿命の目安特記事項
一般的なスライド式12〜15年定期的なレール・モーター交換あり
荷重式(Newtonドア等)15年以上(パーツ更新式)動力部がないため摩耗が少ない
フルオート高機能型8〜12年部品点数多く、摩耗リスク高

要点:使用環境・頻度が寿命に大きく影響

自動ドアの使用寿命に最も影響する要素は、以下の通りです。

  • 開閉頻度:1日100回以下〜数千回で全く異なる
  • 設置環境:屋外設置(風雨・温度差) vs 屋内設置
  • 保守頻度:定期点検・簡易清掃の有無
  • 部品品質:メーカー・モデルによるばらつき

実務的には、繁華街のコンビニなどでは8〜10年で更新されるケースもあれば、郊外のクリニックでは15年以上使い続けているケースもあります。


要点:Newtonドアなど長寿命型の特徴と処理上の対応

Newtonドアのように荷重式でモーターを使わない設計の場合、そもそもの摩耗が非常に少なく、部品交換で20年近く使用される事例も確認されています。これらの製品は「12年で償却終了」した後も使われ続けることが多く、償却後は簿価ゼロで使い続けられる「資産価値のあるゼロ資産」とも言えます。

→ こうした製品を導入することで、長期的な投資回収効率が高まることは、会計的にも注目されるポイントです。


会計・管理上のヒント:実寿命を意識した償却戦略

「12年で償却が終わるから、それ以降の故障・交換に備えた予算は不要」…と考えてしまうと、実際には予想外の修繕費に悩まされることになります。以下のような方針で対応を考えると良いでしょう:

  • 法定耐用年数=予算計画の基準、実寿命=交換戦略の基準
  • 償却終了後も「予備費」や「修繕引当金」での備えを持つ
  • 長寿命製品を導入し、回収コストと管理手間を下げる

税務調査リスクと注意点

自動ドアの取得や交換に関する会計処理は、その金額の大きさや処理の曖昧さから、税務調査で指摘されやすい項目のひとつです。特に、「修繕費か資本的支出か」の判断は主観的要素が入りやすく、判断根拠や証拠資料の整備が不十分なまま処理を行ってしまうと、追徴課税のリスクが高まります。

このセクションでは、税務調査で見られやすいポイントと、その対策を整理します。


要点:よくある指摘ポイント3つ

  1. 資本的支出とすべきところを修繕費で処理
     → 性能が向上しているにも関わらず、一括経費処理
  2. 附属設備と本体の区分がされていない
     → ドア本体と装置の区分がないまままとめて処理
  3. 耐用年数の設定ミス
     → 本来12年のものを短期で償却していた など

要点:対策には「書類・証拠の整備」が最重要

税務調査で重要視されるのは、「どういう根拠に基づいて処理したか」です。そのため、以下のような書類をあらかじめ準備・保存しておくと、正当性を説明しやすくなります。

必要書類内容と目的
工事見積書構成要素の区分(開閉装置・センサー・ドア本体など)
工事契約書・仕様書改良・性能向上の有無、目的の明示
写真(ビフォー・アフター)原状回復か性能向上かの判断補助となる
技術資料製品の機能や寿命に関する裏付け
税理士の説明資料第三者の専門家の判断があることを示す

要点:税理士との情報共有も欠かさずに

処理判断を税理士に一任している場合でも、現場の実情や交換の経緯を伝えないと、誤った処理が行われるリスクがあります。以下のような情報を共有しておくと、正しい判断がしやすくなります。

  • なぜ交換・修繕を行ったか(壊れた?改良のため?)
  • どこがどう変わったのか(機能は同じ?性能は向上?)
  • 工事内容と範囲(部分的?全面的?追加装置あり?)

要点:追徴リスクは「金額の大小」に関係しない

自動ドアの交換・更新に関する支出は、たとえ金額が少額であっても、処理区分を誤ると調査で指摘される対象になります。特に継続的な修繕費計上が目立つ場合や、償却終了後の設備更新で帳簿処理がない場合などは、重点的に見られやすくなります。

→ 対策:一度処理方法を決めたら、同様のケースでは一貫性をもって処理する。


【適ドア適所】にそった「まとめ」|自動ドア原価償却の実務チェックリスト

ここまで、自動ドアの原価償却に関する基礎知識から、判断基準、具体例、注意点まで詳細に解説してきました。最後に、実務で迷いがちなポイントを「チェックリスト形式」で再確認し、さらに、Newtonドアをはじめとする「長寿命型の自動ドア」による投資効率の観点も踏まえて整理しておきましょう。


🔎 チェックリスト:自動ドアの取得・修繕・更新における判断ポイント

チェック項目チェック内容
建物附属設備として処理するか?「エヤーカーテン・自動開閉設備」として分類可否
耐用年数の設定は妥当か?原則12年、建物本体との混同に注意
取得価額に含める範囲は整理されているか?工事費・搬入費・試運転費なども含めているか
修繕費か資本的支出か、判断根拠を持っているか?原状回復か、性能向上・寿命延長かで区分
見積書・契約書・仕様書など、証拠書類が整っているか?税務調査での根拠として備えられているか
税理士との情報共有はされているか?処理内容のすれ違いを防ぐため、事前に交換理由を説明
耐用年数と実際の使用寿命のズレを理解しているか?製品の設計寿命・実用年数に基づいた投資判断がされているか

🌱 投資効率の観点:「償却後も使える資産」をどう活かすか?

Newtonドアのような荷重式の自動ドアは、電動式と比較して部品の摩耗が少なく、部分交換により20年以上の使用実績も存在します。これは「法定耐用年数が過ぎたら資産価値がゼロになる」という従来の考え方に対し、実務的に**「簿価ゼロのまま現役で活躍する設備」**という新しい資産の捉え方を示しています。

このような設計思想は、次のような効果をもたらします:

  • 長期的な修繕費の削減(フル交換が不要)
  • 会計処理の安定化(交換頻度が少ない)
  • 環境負荷の軽減(廃棄資源の抑制)

💡 実務視点のまとめ

自動ドアの原価償却処理は、単なる会計処理ではなく、長期的なコスト管理と投資判断の一部です。
とりわけ、「どんな製品を選ぶか」が会計処理と実際のコストに与える影響は大きく、製品選定の段階から寿命や交換性、メンテナンス性まで含めて検討することが、最終的な利益に直結します。


FAQ:自動ドアの原価償却に関するよくある質問


Q1. 自動ドアを後付けした場合、耐用年数はどうなりますか?
A: 基本的には「建物附属設備」として耐用年数12年を適用します。ただし、既存建物に溶け込むような形で設置された場合、建物本体扱いと判断されるケースもあるため、設置方法に注意が必要です。


Q2. 交換費用が少額ならすべて修繕費で処理していいですか?
A: 金額だけでなく**内容(性能向上・寿命延長があるか)**が判断基準になります。たとえ5万円でも高性能化されていれば資本的支出となります。


Q3. ドア本体と開閉装置は、耐用年数を分けて処理してもよいですか?
A: はい、実務上は分けて処理することが可能です。見積書や工事仕様書で明確に区分されていれば、開閉装置は12年、ドア本体は建物本体とする判断も認められます。


Q4. 部分交換と全面交換では処理が変わりますか?
A: はい、部分交換で原状回復の場合は修繕費となることが多く、全面交換や大規模更新は資本的支出となるケースが一般的です。


Q5. 資本的支出と修繕費の判断で、税務上争点になりやすい点は?
A: 性能向上の有無や使用可能年数の延長に関する記録が曖昧だと、税務署から修繕費の処理を否認されるリスクがあります。資料整備と一貫性のある処理が重要です。


Q6. 耐用年数が過ぎた自動ドアを使い続けているが、修理した際の処理は?
A: 修理内容が原状回復であれば修繕費です。償却終了後であっても、性能向上があれば資本的支出になります。


Q7. 複数台導入した場合の処理はまとめていい?
A: 基本的には1台ずつ独立して使用される場合は、個別に資産計上・判定する必要があります。見積書の書き方に注意しましょう。

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