店舗づくりを始めるとき、いきなり「内装どうしよう」「どこに棚を置こう」といった具体的な設計を考え始める方が多いかもしれません。でも、ちょっと待ってください。実は、その前に「設計より大切なこと」があるのをご存知でしょうか?それが、「コンセプト設計」です。

この記事では、店舗の設計に入る前に必ず考えておくべき「コンセプトのつくり方」と、それをどのように空間や動線、設備の選定まで落とし込んでいけばいいかを、具体的なステップと事例を交えて解説します。読み終えた頃には、あなたの頭の中にあったぼんやりとしたイメージが、設計者にも伝えられる「言葉」や「設計の軸」に変わっているはずです。


店舗コンセプトって何?なぜ必要?

結論から言うと、店舗コンセプトとは「あなたの店が、誰のどんな体験を支える場なのか」を言葉で定義することです。これは単なるスローガンやオシャレなキャッチコピーではなく、すべての設計判断を導く“羅針盤”となるものです。

たとえば、同じ「カフェ」でも、以下のようにコンセプトが異なれば、設計もまったく変わります。

  • 「電源とWi-Fi完備、仕事がはかどるカフェ」
  • 「子連れでも安心、絵本と遊具があるカフェ」
  • 「古本と音楽に囲まれて、ひとり時間を過ごせるカフェ」

このような“場の目的”が明確でないまま設計を進めてしまうと、いざ完成しても「なんだかチグハグ」「居心地が悪い」といった結果になりがちです。さらに、運営開始後に方向性を変えようとすると、大がかりな改修が必要になることも少なくありません。

つまり、コンセプト設計とは、「店舗がどう見えるか」ではなく「店舗が何を提供するか」を最初に決めておくための思考プロセスなのです。


どんな順番で考える?コンセプト設計の5ステップ

では、どんな順番で考えれば、ブレないコンセプトを設計できるのでしょうか?以下の5つのステップで整理すると、誰でも自然に自分の考えを形にできます。

  1. ターゲットを明確にする
     どんな人に来てほしいか?年齢層、性別、ライフスタイル、価値観などを具体化します。
  2. 提供したい体験・価値を定める
     ただの「飲食」や「買い物」ではなく、「どんな気持ちになってもらいたいか」まで考えます。
  3. 商品構成との整合をとる
     コンセプトが決まったら、それに合った商品やサービスを選定。世界観とのズレがないように注意します。
  4. 空間の雰囲気をイメージする
     色、素材、照明、レイアウトなど、具体的な空間イメージに落とし込みます。
  5. 運営オペレーションとの接続を検討する
     スタッフの動きやすさ、清掃しやすさ、補充・在庫管理などもコンセプトに合うよう設計します。

この順番を踏まえると、「コンセプト=イメージ」だけではなく、「運営の仕組み」まで一貫したものとして設計に反映できるようになります。


実例に学ぶ、コンセプト設計の成功・失敗

設計段階では誰もが「うまくいくだろう」と思って進めますが、現場での運営が始まると、コンセプト設計の良し悪しが如実に表れます。ここでは、実際の店舗で見られる「成功例」と「失敗例」を紹介しながら、どこで差がついたのかを読み解きます。

【成功例】
地域の住宅街にオープンした「まちのパン屋さん」は、「子どもが自分で買い物できる店」という明確なコンセプトで設計されました。

  • 商品棚の高さを低めに設定
  • お金のやり取りが見える対面レジ
  • 手書きのポップや色分けされたトレイで選びやすさを演出
  • ベビーカーを押しながらでも回遊できるゆったり導線

これらはすべて、「子どもが自分で選んで、買って、満足する」体験を想定して設計された結果です。地域の子育て層に好評で、リピーターも増え、コンセプトが売上に直結した好例です。

【失敗例】
一方、都心部にオープンした雑貨カフェでは、「非日常感を演出した癒しの空間」を掲げて開業しましたが、以下のような点でコンセプトとの乖離が生じました。

  • 通路が狭く、商品が見づらい
  • 背の高い陳列棚が圧迫感を生み、リラックスできない
  • BGMと照明の組み合わせが暗すぎて読書にも会話にも不向き
  • コンセプトには合っているが、来店者の滞在時間が短く、回転率が上がらない

結果として、数ヶ月後には「癒しの空間」から「売上効率重視」への改装が必要となり、コストが二重にかかる形になりました。

成功のカギは、コンセプトと空間・運営が矛盾していないことです。コンセプトを定めたあと、それを「誰が・どんなふうに・日々の業務で支えるのか」まで考える必要があります。


内装・動線・設備まで含めて考えるべき理由

店舗設計において、見落とされがちな視点が「内装や設備は後からでもなんとかなる」という思い込みです。ところが実際には、動線や設備の選択は「コンセプトの実現度」を大きく左右します。

例えば以下のような観点が重要です:

  • スタッフの移動距離:調理場から提供口までの距離が長いと、提供スピードに影響
  • 掃除・メンテナンス性:複雑な構造や段差が多いと、清掃に時間がかかり衛生面でもマイナス
  • お客様の動線:レジから商品棚までの視線や流れがスムーズでないと、ストレスがたまる

さらに、設備そのものが設計初期に決めるべき「固定要素」になることも多く、たとえば自動ドアのような入口設備は、設置場所や電源の有無、扉の開閉方向などを含めて動線全体に影響します。

ここで注目すべきなのが「荷重式自動ドア」です。これは電源を必要としない自動ドアで、次のような利点があります:

  • 配線工事不要で、設計の自由度が高い
  • 電気代ゼロで、運営コストもかからない
  • 避難経路や災害時の安全性確保にも貢献

つまり、荷重式自動ドアは「後付けできる便利な装備」ではなく、店舗の設計コンセプトと連動して最初から考慮すべき設備なのです。


自分でできる?プロに頼るべき?判断ポイントは?

「コンセプト設計って、自分でやるもの?それともプロに頼むべき?」――これは多くの人が抱える疑問です。

結論から言えば、自分で考えるべき部分と、プロの手を借りるべき部分を分けて考えることが重要です。以下に、判断のポイントを整理します。

【自分で考えるべき3つの視点】

  1. 理想の店舗体験:あなたが実現したい世界観、提供したい価値
  2. 顧客像の明確化:誰に来てほしいのか、どんな時間を過ごしてほしいか
  3. 優先順位の洗い出し:デザイン性、動線、コスト、運営性のどこを重視するか

これらは「自分でしか決められないこと」です。ここが曖昧なまま設計に入ると、プロに依頼しても、期待とは違う設計になりがちです。

【プロに頼るべきタイミング】

  • コンセプトを具体的に空間に落とし込むとき(図面、素材、照明、動線)
  • 設備(空調・自動ドア・給排水など)の専門知識が必要なとき
  • コストとデザインのバランスを調整したいとき

プロは「あなたの頭の中にある世界観を、現実の空間に翻訳する」ことが仕事です。そのためには、発注前に自分の言葉で説明できる“設計前の設計”を整えておくことが成功のカギになります。


あとから変えられないもの、変えられるもの

設計を進めていく中で「どこまで決めておくべきか?」に迷ったときには、次の判断軸が役立ちます。

初期に決めるべきこと(変えにくい)後でも変更できること(変えやすい)
建築構造・間取り・壁の位置内装の色、素材
設備機器の配置(ドア、空調、給排水)家具や什器の種類、レイアウト
お客様・スタッフの動線設計飾りつけ、照明器具の一部
出入口や避難経路の位置看板やサインのデザイン

特に自動ドアや給排水、エアコンの位置などは、工事が必要なため一度決めたら簡単に変えられません。これらは設計初期に、コンセプトに基づいて検討しておく必要があります。

一方で、装飾やインテリア、販促ツールなどは営業を始めてからでも柔軟に調整できます。まずは「変えにくい部分」にしっかりとコンセプトを反映させることが肝要です。


【適ドア適所】設計コンセプトに合う自動ドアの選び方(関連記事誘導)

「自動ドアなんて、どれも同じでしょ?」と思われるかもしれません。しかし、入口の設計は、来店者の体験の「最初の印象」を決定づける重要な要素です。

たとえば、以下のような観点から選ぶと、コンセプトとの一貫性を持たせやすくなります。

  • 世界観に合わせたデザイン性(枠の有無、素材感など)
  • 小さなお店での電源不要=荷重式という選択肢
  • 静音性や開閉スピードで、接客スタイルと調和させる

特に、コンセプトに「自然との調和」や「エコ」「災害に強い」といった要素が含まれている場合、荷重式自動ドアは非常に理にかなった選択肢です。

興味がある方は、以下の記事で詳細を確認できます:

👉関連記事:「荷重式自動ドアとは?設計時に考えるべきメリットと注意点」


【適ドア適所】にそった「まとめ」

  • コンセプト設計は、設計全体を導く“指揮者”のような役割
  • 設計の早い段階で、内装・動線・設備までを「コンセプトに沿って」決めておくことで、ブレない空間が実現できる
  • 特に変えにくい「ドア・動線・導入動作」は、コンセプトとの整合性を重視して選ぶことが重要
  • 【適ドア適所】の考え方で、自動ドアを含めた「お店の入口」も空間設計の一部として最適化しよう

出典・参考:
・Newtonドア公式サイト(https://newton-plus.co.jp)
・自社提供資料「Newtonドアの安全性検証とJIS規格整合性」
・店舗設計関連SERP上位記事の分析結果(2025年11月時点)

【荷重式自動ドア】Newtonドアの資料請求はこちらから→https://76auto.biz/newtonplus/registp/p-offer.htm

【荷重式自動ドア】NewtonドアのYoutubeチャンネルはこちらから→https://www.youtube.com/@newton_plus

地震など長期停電でも、止まらず動く
「事故が全くおきない」国も認めた安全自動ドア
アナログの特許構造で壊れないから修理費も0円

お問い合わせ・資料請求は今すぐ
↓↓↓

関連記事一覧

  • 関連記事
TOP