店舗設計に関わる業務で「協力会社募集」というキーワードを見つけたとき、多くの施工会社は“どこか遠い世界の話”だと感じるかもしれません。実際、検索しても出てくるのは設計事務所側が外注先を探している情報ばかりで、自分たちが「どうやって関係を築けばいいのか?」という情報は驚くほど少ないのが現実です。
しかし、現場の変化を肌で感じている方は気づき始めているのではないでしょうか?
単なる施工請負ではなく、もっと設計段階から関わることで、仕事の質も報酬も変わってくるということに。
この記事では、「店舗設計の協力会社になりたい施工会社」や「自社の価値を設計から提案したい事業者」に向けて、検索しても出てこない“出会い方”と“信頼される関わり方”を解説していきます。
さらに、設計提案の差が仕事の質を左右する中で注目されている「荷重式自動ドア(Newtonドア)」のような選択肢にも触れながら、施工会社がどう提案力を身につけ、信頼を得ていくかを具体的に見ていきます。
では、最初に「店舗設計 協力会社募集」という言葉が、そもそも何を意味しているのかを整理しましょう。
目次(このページの内容)
そもそも「店舗設計の協力会社募集」とは何を意味しているのか?
要点:
「協力会社募集」と聞くと、施工側が主導で動ける印象を持つかもしれませんが、実際の情報発信のほとんどは設計事務所や内装設計会社によるものです。その実態を正しく理解することが、関係構築の第一歩です。
設計会社・建築事務所が「協力会社を募集」する背景とは?
- 案件の増加と人手不足のギャップ
- 店舗内装やリニューアル案件が増加傾向にある中、小規模な設計事務所では自社リソースだけで対応しきれないケースが多発しています。
- 特に、意匠設計から実施設計まで一貫して担う案件では、外部の図面支援や施工見積の協力が不可欠になります。
- 設計+施工一体型ニーズへの対応
- クライアント側が「スピード」と「品質保証」を求める中で、設計と施工を分けずに一括発注したいニーズが増えているため、設計事務所が信頼できる施工パートナーを探す流れが強まっています。
- 責任分担の明確化
- 設計図面の仕様通りに施工ができるか、現場での調整力があるかなど、品質担保の視点からも「協力会社」の選定は極めて戦略的です。
施工会社が設計者とパートナーになるにはどう動けばいい?
要点:
“待つ”のではなく、“提案する側”になることで、関係性は大きく変わります。
- 設計者視点に立った資料を整える
- 自社がどのような分野の施工を得意とし、どのような設計思想に共感できるかを「技術ではなく視点」で表現することが重要です。
- 単なる施工実績だけでなく、「なぜこの素材を選んだのか」「どんな動線を意識したのか」など、設計者が共感できる要素を伝えることが効果的です。
- 現場での気づきを設計者にフィードバックする姿勢を持つ
- 図面通りに進まない状況に対し、「この納まりでは現場で不具合が起こる可能性があります」と設計者にフィードバックする力は、信頼構築の決め手となります。
- 設計段階での提案ができる“情報武装”をする
- たとえば、「この導線でこの動き方を想定するなら、電動ドアではなく荷重式の方が電源不要で省施工です」といった具体的な知識は非常に武器になります。
こうした背景を踏まえると、「協力会社として募集される」ことを待つよりも、「こちらから選ばれる提案型施工会社」になる意識こそが、次のステージへの鍵だと言えるでしょう。
なぜ今、施工会社が「設計パートナー」との協業を考えるべきなのか?
要点:
設計から関わることで、「提案力・単価・信頼性」がすべて変わります。
店舗設計は、ただの工事ではなく“空間体験”を創る仕事。施工会社も、企画段階からの価値提供が求められる時代に入っています。
設計段階から入ることで変わる「施工単価と提案力」
- 単価は“後乗り”か“初期参画”かで2倍以上違うことも
- 設計が完了した図面に沿って見積もりを提出する“後乗り型”では、価格競争に巻き込まれるリスクが高まります。
- 一方で、設計段階から参画し、素材選定や納まりの工夫を提案できれば「付加価値」として正当に評価されやすくなります。
- 単なる施工から「空間設計支援パートナー」へ
- 特に店舗設計では、顧客体験(UX)や動線、ブランド性を支える空間の“演出力”が求められます。
- 施工会社が、どこに間接照明を仕込むべきか、どう動線がスムーズかを設計者と共に検討することで、施工以上の役割を担えるようになります。
- 設計コンサルとの連携で、DXやサステナに強くなる
- 現在、設計の世界では「環境配慮」「デジタルサイネージ」「ユニバーサル設計」などの要素が求められており、こうした設計思想に対応できる施工会社は非常に重宝されます。
設計との連携が求められる場面(例:荷重式自動ドアや特殊素材など)
- 荷重式自動ドア:設計段階での判断が命
- Newtonドアのような「電源を使わない荷重式自動ドア」は、設置スペースや床設計との関係で、施工段階では遅すぎるケースがあります。
- 設計初期で「この出入口には電源が取りにくい」「停電時も手動で開け閉めできる方が安心」といった判断が必要であり、施工会社がこうした提案をできることが信頼につながります。
- 素材や設備の知識も差別化のカギ
- 設計者が意識しにくい「経年劣化しにくい素材」や「清掃・維持管理しやすい仕様」など、現場目線の提案は非常に高く評価されます。
- たとえば、抗菌性能のある素材、無垢材の扱い、特殊クロスなど、細かい材料知識は設計の精度を大きく上げます。
- 法令・規格への視点も協業で活きる
- 消防法やバリアフリー法、JIS規格など、設計者がすべてを網羅しきれない部分を補完できることも、協業における信頼構築につながります。
- NewtonドアはJIS A 4722基準を参考にした動作設計もされており、こうした情報を共有することで、設計段階での選択肢として正しく機能します。
信頼される協力会社になるための条件とは?
要点:
設計者が協力会社に求めているのは「施工力」だけではありません。現場対応力はもちろんのこと、「設計意図をくみ取る理解力」や「現場の提案力」など、パートナーとしての“視点”が問われています。
設計者が求める協力会社の特徴とは?
- 設計意図への理解がある
- 図面に書かれていない「空間の狙い」「照明のニュアンス」などを読み取れる施工会社は、非常に信頼されやすいです。
- 施工だけでなく、設計者の世界観やコンセプトを理解しようとする姿勢がパートナー関係を強化します。
- 自主的に確認・提案ができる
- “言われた通りやる”ではなく、“もっと良くするにはこうしたら?”と相談できる関係性が理想です。
- 特に店舗では、施主のニーズや動線の変化に応じたリアルタイムな調整が頻発します。設計者にとって、それを前向きに支える協力会社は代えがたい存在です。
- 丁寧な施工記録と報連相
- 設計者は設計図を書いた後も「設計監理」として現場に関わる立場です。現場での変更やイレギュラーがあった際、しっかり記録と報告ができる協力会社は、継続的な信頼関係につながります。
信頼を得る初動ステップ(資料・実績の整え方)
要点:
「施工実績だけ並べた会社紹介」ではなく、「設計者が見て安心できる資料」を作ることが、初動の分かれ目になります。
- 施工実績に“設計対応力”を付け加える
- 単なる写真や面積の情報だけでなく、「設計者との連携でどんな調整をしたか」「設計者から評価された点」などを添えると、見る側の信頼度が上がります。
- 自社が得意とする設計支援のスタンスを明示する
- たとえば、「納まり提案が得意」「動線に合わせた施工経験が多い」「サステナ対応素材の知識がある」など、設計者にとって魅力的な“スタンス”を伝えることが重要です。
- 設計者との対話がしやすい窓口づくり
- フォームや営業連絡先だけでなく、「設計者専用相談窓口」や「設計段階からご相談いただけます」といったひと言があるだけで、安心感がまったく異なります。
施工力に自信があるからこそ、その力を“伝わる形”に整えることが必要です。
そして、協力関係は「信頼の地盤」の上にしか築けません。
店舗設計の設計者と出会う方法とチャネル
要点:
協業したい設計者に出会うには、やみくもな営業ではなく「チャネルの選定」と「信頼される接点づくり」が鍵になります。設計者との接点は意外なところにあります。
マッチングサイトとその活用法
- 建築業界特化のマッチングプラットフォーム
- 代表例として「ツクリンク」や「建設job」などの建設業向けマッチングサービスがあり、設計者・施工者双方の登録があります。
- 店舗設計に特化しているケースは少ないものの、「内装工事」「商業施設設計」といったタグで検索すれば、対象を絞れます。
- 登録だけで終わらせない“自己発信”が鍵
- 単なる登録だけでなく、上記で紹介したような“設計対応力”をプロフィールや紹介文で提示することで、受け身の姿勢から脱却できます。
- 「荷重式ドアの施工経験あり」「省施工提案可能」など、設計者の目に止まりやすい情報を記載しましょう。
- マッチングサービス上での初動の問い合わせ文例
- 「御社の設計思想に共感し、施工面から支援できることを願っております」
- 「省エネ建材や非電源型自動ドアなどの提案事例もございます。ぜひ一度ご相談ください」
元請け案件からの逆流入・紹介ルートを育てるには?
- 過去の元請け案件の設計者に再アプローチ
- 現場で関わった設計者がいれば、そこが最も自然な“再接点”になります。
- 「次も施工お願いしたい」と言われるだけでなく、「次は設計段階から相談したい」と思ってもらえるかが鍵。
- 設計事務所との定期的な情報交換を提案
- 「施工報告会」や「設計視点での施工の気づき報告」を継続的に行うことで、“付き合い”から“信頼”に昇格します。
- 協力会社としてではなく“設計パートナー候補”として紹介してもらう
- 元請けや過去の取引先に「施工だけでなく設計段階から関わるパートナーを探しています」と明言することで、紹介ルートの質も変わります。
ローカル自治体・公的機関からの連携例
- 公共施設の設計案件での“設計施工分離”を逆手に取る
- 多くの自治体案件では、設計と施工は分離されますが、その中でも「実績のある協力会社」として名前が出ることがあります。
- Newtonドアは、自治体案件でも実績があり、公的空間でのバリアフリー対応・災害時対応を意識した設計が注目されています【関連:Nドア(チラシ)自治体】。
- 商工会議所・建設業協会などの専門イベントに参加する
- 設計・施工の連携をテーマにしたセミナーや交流会が定期的に開催されています。
- こうした場で「設計者に選ばれる施工会社」になるための情報とつながりを得ることができます。
設計者との出会いは、ただ“探す”のではなく“見つけてもらう”仕掛けも重要です。
そのためには、次に解説する「提案力」を備えていることが前提になります。
提案力を高めるには?差がつく「知識と視点」
要点:
信頼される施工会社には、“専門性”だけでなく“設計的視点”があります。
この視点を持つことで、設計者にとって「単なる外注先」ではなく「一緒に空間をつくるパートナー」として認識されるようになります。
設計目線のトレンド(動線・照明・素材)
- 動線設計の重要性と施工対応
- 店舗設計では、買い物の流れや客の滞在時間を左右する動線設計が非常に重要です。
- 例えば、「入店→物色→試着→会計→退店」という一連の流れを意識した空間設計に対し、ドアや壁の位置、照明の当て方、案内サインの設置位置などが求められます。
- 照明設計と施工の現場対応力
- 間接照明やスポットライトは、設計通りに取り付けても“照らしたい対象に光が当たらない”というミスが起こりがちです。
- こうした“照明のねらい”を現場で汲み取れる力がある施工会社は、設計者から絶大な信頼を得ます。
- 素材知識がある施工会社は強い
- 無垢材の収縮、壁材の照り返し、床材の滑りやすさなど、使用環境と素材特性の理解があるかどうかで施工精度が変わります。
- 設計段階から「この素材を選ぶならこの処理が必要です」とアドバイスできると、それだけで“パートナー格”の存在になります。
選定段階で差がつく「ドアの知識」:電動式 vs 荷重式
- 電動式自動ドア:配線・停電・コスト
- 電動式は利便性が高い反面、施工時の電気工事や停電対応、設置後の保守管理コストがかかります。
- また、設計変更があった場合の対応が複雑になる傾向もあります。
- 荷重式(Newtonドア):設計に活きる3つのメリット
- 配線不要:設計の自由度が高まり、壁や床への干渉も最小限
- 災害時対応:電力がなくても手で開閉可能、避難経路に最適
- 省施工・短工期:設置もシンプルで現場変更にも柔軟
- 設計初期から提案できる施工会社だけが活用できる
- Newtonドアのような荷重式は、設計段階で“選択肢”として入れる必要があるため、後工程での変更は困難です。
- つまり、「施工会社が設計段階で提案できる状態」が信頼構築の前提条件になります。
Newtonドアなど、設計時に提案すべき選択肢
- 空間価値を高める「設計連携型商品」
- Newtonドアのような「機能・コスト・安心」のバランスが取れた製品は、設計者にとって“ありがたい提案”になります。
- 導入事例でも、マンション・自治体施設・商業施設など多岐に渡って使用されており、設計時の制約回避に貢献しています【参考:導入事例ファイル】。
- 設計者への伝え方の工夫
- 「このドアは電源不要なので、停電時も安心です」
- 「スチールドアと比べて、設置場所の自由度が上がります」
- 「公共施設でも使われているので、JIS基準との整合性も高いです」
といった伝え方が、設計者の“判断材料”になります。
こうした「提案力」は、一朝一夕で身につくものではありませんが、施工会社としての強みを“設計という視点”で再構築することが可能です。
【適ドア適所】にそった「まとめ」
「店舗設計 協力会社募集」という検索をする時点で、あなたはすでに一歩を踏み出しています。
単なる施工請負ではなく、設計段階から関われるパートナーとして価値を提供したい——その志向は、今の市場において間違いなく求められています。
しかし、求められているのは「仕事を請ける会社」ではなく、「一緒に空間を創るパートナー」です。
そのためには…
✔ 信頼されるには、施工力以上の視点が必要
- 設計意図の理解、施工中の配慮、提案の質。これらは図面の読み書きとは別次元のスキルです。
✔ 提案力は“知識武装”から始まる
- 動線設計、照明の扱い、素材特性。施工の知識を“設計視点”で活用する意識が必要です。
✔ 設計段階から話ができる施工会社が選ばれる
- 荷重式自動ドアのような、設計に影響する製品は、設計時にしか差をつけられません。
- Newtonドアを提案できる会社は、“ただの施工会社”とは違うポジションに立てます。
今後ますます「設計・施工の連携」が問われる時代になります。
その中で、貴社が“選ばれる側”に立つためには、ただ案件を待つのではなく、「設計者のパートナーとしての存在感」を打ち出していくことが求められています。
そして、その第一歩として、この記事で紹介した視点やノウハウが活きることを願っています。
【荷重式自動ドア】Newtonドアの資料請求はこちらから→https://76auto.biz/newtonplus/registp/p-offer.htm
【荷重式自動ドア】NewtonドアのYoutubeチャンネルはこちらから→https://www.youtube.com/@newton_plus