「自動ドアは電動式のものが当たり前」――そう思っていませんか?実は、電気を使わず開閉できる「荷重式自動ドア」など、選び方によっては費用を大きく抑えながら、十分に機能を満たす選択肢もあるのです。

ただし、“激安”という言葉に惑わされてしまうと、後々高くつくケースも少なくありません。

この記事では、自動ドアをできるだけ安く導入したいと考える方に向けて、「どこを削ると危険か?」「どこなら工夫できるか?」を見極める判断軸をお伝えします。

読み終える頃には、「激安にすること=損」ではなく、「激安に見えても価値ある買い方」が見えるようになります。


「激安自動ドア」の広告にひそむ注意点とは?

要点:安さだけに目を奪われると、本体価格以外の“隠れコスト”に気づかず損をする可能性があります。

広告で「自動ドア本体〇万円〜!」という価格を見かけると、つい心が動きますよね。ただしその価格、設置まで本当にすべて含まれているでしょうか?

自動ドアの導入には以下のような費用が発生するのが一般的です:

  • 本体価格(スライド式・片引き・両引きなど)
  • 建具との連動部材(アルミサッシなど)
  • 電気工事(コンセント・配線・ブレーカー処理)
  • 設置工事(開口加工・取り付け)
  • 出張費・運搬費
  • 点検・保守の契約料(初年度含むことも)

「激安」とうたう価格が、実は“本体だけ”の値段で、工事費や部材費は別だったという例は多く見られます。特にリフォーム案件(後付け)は既存の建具状況によって大きく費用が変わるため、広告価格と実際の支払額に数倍の差が出ることも。

また、廉価モデルの中には「安全センサーが非搭載」「開閉スピードが調整できない」など、JIS規格の安全性要件を満たさないものもあります。

そのため、「激安=全部込み」ではない、という前提をもって比較・検討することが第一歩になります。


なぜ同じ自動ドアでも、価格に大きな差が出るのか?

要点:価格差の正体は「見えにくい部分」に潜んでいます。5つの費用要素に分解して理解することで、納得のいく選択が可能になります。

自動ドアの価格帯は、シンプルな片引きタイプであっても10万円〜80万円以上と、驚くほど幅があります。なぜこれほど差が出るのでしょうか?

その理由は、単純な「本体価格」だけでなく、設置環境や運用ニーズによって必要な構成が異なるためです。以下の5つの要素で整理してみましょう。

1. 本体の構造と性能

自動ドア本体には、以下のような差異があります:

  • センサーの数や精度(開閉の精度・反応速度)
  • モーターのトルクや静音性
  • 安全性に関するJIS準拠の有無
  • 故障しにくい部品の使用/耐久性

激安モデルは、これらを簡素化することでコストを下げていることが多いです。その分、早期の故障や事故リスクが増える可能性があります。

2. 建具やサッシの仕様

「サッシ込み」「建具一体型」などは見た目に美しく一体化されますが、費用も上がります。一方で、後付けフレームや簡易設置型にすれば、見た目は劣るもののコストダウンできます。

3. 電気工事の有無と複雑さ

  • 新設なら電源確保・配線・分電盤の工事が必要
  • 既存の電源が使える場合はコスト削減可

設置環境により、電気工事費が数万円〜10万円以上変動します。

4. 設置工事(下地処理・壁面加工)

コンクリート壁への取り付け、既存ドアの撤去、外壁の補修などが必要な場合、工事費が上がります。これらが含まれていない「激安見積もり」には要注意です。

5. メンテナンス契約の有無

保守契約が別料金か、初年度だけ含まれているかによって、ランニングコストが変わります。メーカーによって契約形態もさまざまなので、事前確認が必要です。

このように、単純な本体価格だけでなく、構成と環境によって「総額」が大きく変わるのが自動ドアの特徴です。「なぜ安いのか?」を分解して理解することで、納得できる選択ができるようになります。


「削ってもOKな費用」と「絶対に削ってはいけない費用」

要点:コストを抑えるには“削るべきでない部分”を見極めることが肝心です。安全・耐久・修理リスクを左右するのは「見えない部分」にあります。

自動ドアを激安で導入しようとする際、全体のコストを見直すことは重要ですが、無闇に削ると安全性や長期コストに影響します。ここでは「削っていい項目」と「削ってはいけない項目」を明確に整理しましょう。

削ってはいけない費用項目

項目理由
安全センサー人体検知が甘いと事故につながる。JIS規格外の廉価モデルに多い
モーター性能トルク不足や発熱で早期に故障しやすい。修理費が高くつく
JIS認定部材法的・保険的に必要なことがある。認定外は信頼性が低下
開口部の強度工事既存の壁材が弱いと破損・脱落のリスク。見た目では判断できない

これらは“命や財産に関わる領域”であり、安く済ませるべきではありません。

削減の工夫が可能な費用項目

項目工夫ポイント
サッシ・建具デザインより機能重視にすればコスト圧縮が可能
電気工事荷重式や既設電源を活用すればコスト削減可
自動閉鎖機能一部用途では手動閉鎖型の方が合理的なことも
保守契約年1回の点検だけなど、契約内容を調整すれば費用減可

要は、“見た目や機能を過剰に求めすぎない”という判断が、コストダウンに直結します。

「安全・性能・強度」は削らず、「快適性・見た目・汎用オプション」は見直す。この明確なラインを持つことが、賢く自動ドアを導入するための第一歩になります。


激安が通用するケース vs 危険なケース:自動ドアにも“適ドア適所”がある

要点:すべての場所に「安い自動ドア」が合うわけではありません。導入環境に応じた適切な選択が重要です。

「激安でも大丈夫」と言えるケースと、「激安では危険」というケース。実はこの違いを見極めるのが、もっとも大切なポイントです。


激安でもOKなケース(=適ドア適所)

  • 室内限定の用途
    例:介護施設のトイレ、倉庫内の区画扉など
    → 風や気温の影響を受けず、開閉回数も少ない環境では簡易機構でも十分機能します。
  • 限定された開閉回数
    例:1日数回程度しか開閉しない休憩室など
    → モーター負荷が少ないため、耐久性よりコスト重視が可能。
  • 荷重式(電気不要)の設置が可能な場合
    → 電源工事が不要なため、初期費用を大幅に削減可能。
    → 一定の力で開けた際にだけ開閉する仕組みなので、人通りの少ない場所に最適。

激安では危険なケース(=不適ドア適所)

  • 屋外や外気に面した出入口
    → 風圧・気密・防水の要求が高く、廉価モデルでは対応できないことが多い。
  • 多くの人が通る商業施設・マンション出入口
    → 開閉頻度が高く、部品の耐久性が命。激安仕様だとすぐ故障しやすい。
  • 高齢者や身体の不自由な方が使用する場所
    → 安全センサー・開閉速度の制御が重要。反応が遅いと事故リスクが高まる。

このように、自動ドアも「適ドア適所」が重要です。
安くすませたいという想いは当然ですが、それが「命に関わる領域」で起きてしまってはいけません。

「どこに」「どのくらいの頻度で」「誰が使うか」を見極めたうえで、激安が有効な場所と、慎重になるべき場所を判断しましょう。


導入総額を抑えるために知っておきたい「後付け方式」の考え方

要点:「新設」よりも「後付け」のほうが費用・工期・使い勝手の面で有利になることがあります。自動ドア選びの前提を見直してみましょう。

「激安」というキーワードを見たとき、多くの人は「本体が安いかどうか」に目がいきます。ですが、実際にかかる“総額”を左右するのは「設置方式」です。

ここで注目すべきなのが「後付け(リフォーム)方式」という考え方です。


後付け方式とは?

既存の引き戸やドアに対して、自動で開閉するユニットを取り付ける方式です。

主な特徴:

  • 既存建具を活かす(建具費用を抑えられる)
  • 工期が短い(1日〜数日で完了)
  • 電気工事を省略できるタイプもある(荷重式など)
  • 小規模施設や戸建てにも対応しやすい

新設方式との比較表

項目新設方式後付け方式
初期費用高い(建具含む)安い(既存活用)
工期3〜7日以上半日〜2日程度
電気工事必須荷重式なら不要
デザイン自由度高い限定的
屋外対応対応しやすい主に室内用

なぜ後付けが激安につながるのか?

  1. 建具・サッシの新設が不要
  2. 工事が簡易で済むため人工費が削減
  3. 荷重式や簡易センサー型を選べば、制御機器のコストも圧縮可能

後付け方式は、まさに「必要最低限で十分な環境」においてコストパフォーマンスを最大化できる方法です。


助成金や補助制度で“激安以上”にコストを抑える方法

要点:「激安」よりも、もっと賢く費用を抑える手段があります。それが補助金・助成金の活用です。対象となる用途や施設が増えている今、知っているか知らないかで大きな差が生まれます。

「予算が厳しい…」「本当はもう少しグレードの高いものを使いたい…」
そんなときに検討していただきたいのが、各種の補助制度です。


どんなケースで使える?

補助金・助成制度は、以下のような目的で支給されることが多くあります。

  • 高齢者の安全確保(例:バリアフリー化)
  • 福祉施設の改修(例:自動ドアの導入)
  • 商店街や中小店舗の利便性改善(例:省エネ機器への切替)
  • 感染症対策(例:非接触型の出入口整備)

実例紹介(過去に使われた制度の一例)

制度名対象補助内容
バリアフリー改修助成(自治体)個人住宅・福祉施設工事費の50〜100%補助(上限あり)
商業施設バリアフリー化支援(中小企業庁)中小事業者自動ドア含む設備導入費の1/2〜2/3補助
感染対策型店舗整備補助(コロナ特例)飲食店・小売業非接触化のためのドア交換費用を補助

※内容は年度・地域により異なります。最新情報は各自治体や補助金ポータルサイトで確認してください。


どこで調べる?どこに相談すればいい?

  • 自治体のホームページ(市役所・区役所)
  • 商工会議所や地域の中小企業支援センター
  • 補助金ポータルサイト(jGrants・ミラサポなど)

また、自動ドアの施工業者が補助金対応に詳しい場合、相談から申請書類の準備までサポートしてくれることもあります。

「激安」にこだわる前に、「そもそも補助が出るかどうか?」を確認することで、もっと価値ある選択肢が見えてくるかもしれません。


激安=正解ではない。
しかし、「削るところ」と「削ってはいけないところ」を見極めれば、激安という選択肢も“賢い選択”に変わります。

この記事でお伝えした通り、自動ドアの価格は単なる本体価格だけでなく、設置環境・工事内容・使用頻度・用途によって最適解が異なります。

そして、その最適解を導く判断基準こそが、「適ドア適所」の考え方です。

  • たとえば、室内で限られた人が使う場所なら、荷重式のような「電気を使わない自動ドア」が最も費用対効果に優れる場合があります。
  • 一方で、人の出入りが多く、高い安全性が求められる環境では、見た目や快適性以上に「確実に作動し、事故を防ぐ」性能が不可欠です。

つまり、「何に使うか」「誰が使うか」「どのくらい使うか」──
この3つの観点から、“本当に必要な自動ドア”を選ぶことが、結果としてもっとも費用を抑える道でもあるのです。


出典表示(参考文献):


このあとはFAQに続きます。

【FAQ】


Q: 自動ドアを激安価格で導入しても安全ですか?
A: 使用環境によっては可能ですが、安全センサーや耐久性が不十分な場合もあります。室内など限定された用途に向いています。詳細はこちらをご覧ください→「適ドア適所の考え方」


Q: 削っても大丈夫な費用って具体的にどれ?
A: サッシのグレードや見た目、保守契約の内容などは見直し可能です。ただし、安全センサーや電動機構の品質は削らない方が安心です。


Q: 自動ドアの補助金って誰でも使えますか?
A: 施設の種類や自治体によります。高齢者施設、福祉施設、中小事業者などが対象になることが多いです。申請前に各自治体で要確認を。


Q: 荷重式ってなに?電動じゃないのに自動で開くの?
A: 荷重式自動ドアは、ドアに一定以上の荷重(体重)をかけると開閉する、電気を使わない自動ドアです。省エネでコストも抑えられます。


Q: 後付けと新設、コスト的にはどちらが安い?
A: 通常は後付けの方が安価です。既存の建具や電源を活かせる場合、工期も短く済みます。ただし屋外や高機能が必要な場合は新設が適します。


Q: 激安ってだいたいどれくらいの価格帯?
A: 本体だけなら10万円未満もありますが、工事・電気・サッシ込みだと最低でも20万円〜。最終的な総額で比較しましょう。


Q: 自分の施設でも荷重式って使えますか?
A: 室内・片引き戸などシンプルな構造であれば適応できる可能性が高いです。用途や開閉頻度を考慮して判断しましょう。


Q: 自動ドアの寿命ってどれくらい?
A: 一般的に10〜15年。使用頻度や部品の品質、定期点検の有無によって変動します。激安モデルは早期故障の可能性あり。

【荷重式自動ドア】Newtonドアの資料請求はこちらから→https://76auto.biz/newtonplus/registp/p-offer.htm

【荷重式自動ドア】NewtonドアのYoutubeチャンネルはこちらから→https://www.youtube.com/@newton_plus

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