「自動ドア」と聞くと、商業施設やマンションのエントランスなどでおなじみの“あの便利なドア”を思い浮かべる人が多いでしょう。でも、いざ自分の店舗や施設に導入しようとすると、思った以上に費用がかかることに驚く方が少なくありません。

実際、「自動ドアって何十万もするの?」「後付けだとさらに高い?」「どんな種類があるの?」といった疑問はよくあるものです。この記事では、そんな不安や疑問に一つずつ丁寧にお応えしていきます。

まずは「自動ドアはいくらかかるのか?」という問いにストレートに答えるところから始め、価格が上下する要因、種類ごとの違い、自分に合った選び方、注意すべきポイントまで、すべてを網羅的に解説します。さらに、電源を使わない“荷重式”という新しい選択肢についても触れていきます。


目次(このページの内容)

そもそも「自動ドア」はいくらするの?思っていたより高い?

Q: 自動ドアって、なんでこんなに高いの?

A: 自動ドアの価格には、本体機器だけでなく「設置工事」「電気工事」「安全装置」など複数の要素が含まれており、全体で数十万円〜百万円を超えることもあります。

自動ドアの価格を聞いて「そんなにするの?」と驚く人は少なくありません。テレビや通販で見かけるようなDIYグッズのように、パッと取り付けて終わり、というものではないのが現実です。

実は、自動ドアの費用は「本体価格」だけではなく、以下のような複数の構成要素でできています:

  • 自動ドア機器一式(モーター、レール、制御盤、センサーなど)
  • ドア本体(アルミ枠、強化ガラスなど)
  • 設置工事費(取り付け・調整・建具工事)
  • 電気配線工事費(電源確保、盤の設置)
  • 安全装置の追加(非常停止ボタン、セーフティセンサーなど)
  • 保守・保証に関わる費用

つまり、「本体が30万円」だったとしても、設置工事でさらに30万円、電気工事で10万円、安全装置で5万円…と積み上がっていくため、トータルで70万円〜100万円以上になることも珍しくありません。

また、既存の手動ドアを「自動化」したい場合には、構造上の制約や補強工事が必要になり、さらに費用がかさむケースもあります。


自動ドアの価格はどれくらい?【相場一覧】

Q: 一般的な自動ドアの価格って、どのくらい?

A: 一般的な自動ドアは、設置費込みで70万円〜150万円前後が目安です。ただし用途・タイプ・設置条件により大きく変動します。

まずは、最も気になる「いくらぐらいかかるのか?」という相場を、用途・形式別に一覧にしてみましょう。以下の表は、複数の信頼性ある情報源をもとにした平均的な価格帯です。

用途・タイプ概算価格帯内容の例
店舗用 引き戸タイプ約 70〜90万円標準構成(機器+設置+電気工事)
曲面・円形引き戸約 150〜200万円曲面ガラス、特殊レール構成
防火仕様型約 90〜150万円耐火・耐熱仕様、安全装置強化
多重引き戸約 100〜150万円幅広構造、複数パネル構成
住宅・小規模施設用約 20〜50万円(本体)本体機器価格のみ(工事別)
後付け自動化約 50〜100万円既存ドアへの後付け施工一式
無電源・荷重式タイプ約 30〜70万円電気工事不要、省エネタイプ

ここで注意したいのは、「設置条件」によって同じタイプでも大きく価格が変わるという点です。たとえば同じ引き戸タイプでも、壁の補強が必要な場合や、電源の引き回しが複雑な場合、追加費用が発生します。

また、「荷重式」や「無電源タイプ」といった特殊構造の自動ドアは、設置条件がマッチすれば大幅にコスト削減につながることもあります。とくに省エネや停電対応が求められる施設では、後述する“Newtonドア”のような選択肢が注目されています。


このように、価格の目安はあるものの、実際には「どの形式を選び」「どんな場所に設置するか」で変動幅が大きいのが実情です。
次の章では、「なぜこんなに差が出るのか?」という疑問に、詳しく答えていきます。

続いて、【H2-2:なぜ価格にこんなに差が出る?】の章に進めていきます。

なぜ価格にこんなに差が出る?【変動要因を図解】

Q: 同じ自動ドアなのに、どうして見積もりで何十万円も差が出るの?

A: 自動ドアの価格は、機器本体だけでなく、設置環境・構造補強・電源の有無・安全装置の仕様・地域差など、多くの変動要因によって決まるためです。


自動ドアの見積もりを複数業者に依頼して、思った以上に金額差があったという経験を持つ人は少なくありません。「あの業者は70万円、こっちは95万円、なんで?」と困惑するのは当然です。これは単に“価格設定が違う”という話ではなく、見積もりに含まれている工事内容や仕様の違いが背景にあるためです。

ここでは、自動ドアの価格を決定する主な要因を一つひとつ分解して、なぜ価格に差が出るのかを丁寧に解説します。


要因①:ドアの構造と開閉方式の違い

自動ドアにはいくつかの開閉形式があり、それぞれに必要な機構や施工方法が異なります。たとえば…

開閉形式特徴コスト影響度
片引き戸最も一般的。片側にスライド★(低)
引分け戸両側に開閉するため機構が複雑★★
開き戸(スイング)開くタイプ。スペース制限あり★★
折れ戸タイプ狭い場所向け。可動部が多い★★★
円形引き戸高級感・演出用。曲面部材必要★★★★
回転ドア大型施設向け。構造複雑・高コスト★★★★★

特に、特殊形状(円形や回転タイプ)になると製造・施工・安全対策すべてが特注になるため、価格は一気に跳ね上がります。


要因②:使用素材(アルミ、ガラス、安全対策ガラスなど)

ドアの見た目を決める「素材」も、価格に大きな影響を与えます。

  • ガラス厚み:薄い強化ガラス(5mm)〜分厚い複層ガラス(12mm以上)まで幅があり、厚くなるほど高価に。
  • 遮熱・防犯ガラス:断熱性や防犯性を高めた特殊ガラスはさらに割高に。
  • アルミ枠 or ステンレス:一般的にはアルミだが、意匠性を求めてステンレスや塗装仕上げになると価格は増加。

見た目を重視する施設や、気候条件に配慮する地域では、素材アップグレードの選択が価格差を生む要因になります。


要因③:駆動装置とセンサーの性能差

自動ドアの“心臓部”である駆動ユニットや検知センサーも、価格差に直結します。

機器説明コスト変動のポイント
モーター開閉速度や静音性、耐久性で価格差高性能モーターは高価格に
制御盤複数制御・モード切替で価格アップ安全管理機能が多いほど高く
センサー人感・障害物検知・顔認識など多種検知範囲・精度が価格に影響
セーフティ装置停電対応、非常停止、安全検知など法令対応・施設向け機能で増加

特に商業施設や公共施設では、事故を防ぐためにセーフティ機能が充実していることが求められるため、その分コストがかさみます。


要因④:設置条件と現場環境

同じ機種でも、設置する場所によって必要な工事の量と内容が大きく変わります。

  • 構造補強の有無:既存の壁やドア枠が弱ければ、アルミ枠やスチールでの補強が必要。
  • 壁・床の解体や仕上げ:内装や外装の仕上げにより、工事手間が増える。
  • 設置スペースの確保:スライドスペースが取れない場合、開閉形式を変更せざるを得ないことも。

たとえば、鉄筋コンクリートの建物と木造の建物では、補強の内容も手間も大きく異なります。これは費用にも直結します。


要因⑤:電源の有無と電気工事の規模

忘れてはならないのが電気工事。自動ドアはモーター駆動のため、基本的に電源が必要です。

  • 電源が遠い場所にある:配線距離が長くなれば、工事費用も上昇。
  • 分電盤の容量が足りない:新たに電源盤を追加するケースもあり、費用が大幅に増す。
  • 夜間・高所などの特殊作業:作業条件により追加費用が発生することも。

ここでポイントとなるのが、「電気工事不要」な選択肢、つまり荷重式(無電源)自動ドアの存在です。これについては後の章で詳しくご紹介します。


要因⑥:安全基準・法令対応の要否

公共施設や医療機関では、法令による「バリアフリー基準」や「安全装置の必須化」が課せられることが多く、これも価格に反映されます。

  • バリアフリー対応(段差スロープ、自動開閉時間調整など)
  • 非常停止ボタン、再開防止センサーなどの装置
  • JIS規格への適合、自治体の設備基準

つまり、価格の違い=必要な機能や安全性のレベルの違いでもあるのです。


要因⑦:地域性と業者の価格設定

同じ仕様でも、施工業者や地域によって価格差が出るのも事実です。

  • 地方と都市部では人件費・資材費が異なる
  • 業者によって「見積もりに含める範囲」が違う
  • 安く見せて後から追加料金が発生するケースもある

このため、「見積書の内容をしっかり精査する」ことが非常に重要になります。


要点まとめ:価格差の背景を理解することで“適正価格”が見えてくる

同じ「自動ドア」という言葉でも、その内実は大きく異なります。見た目が似ていても、機能や設置条件によって金額は変わるのが当たり前です。

だからこそ、価格を見て「高いかも?」と思った時には、「なぜこの金額なのか?」を因数分解してみることが重要です。そして、その金額が“自分にとって妥当か”を判断するためには、次の章で紹介する「自動ドアのタイプ別特徴と価格感」を理解しておくことが不可欠です。


次は、価格に影響する「ドアのタイプと選び方」の観点から、自動ドアの種類を比較していきます。

続いて【H2-3:どんな自動ドアがある?価格に影響する「形式」の違いと特徴】へ進みます。
ここでは荷重式(Newtonドア)も含めて、主要な形式を丁寧に解説していきます。

どんな自動ドアがある?価格に影響する「形式」の違いと特徴

Q: 自動ドアにはどんな種類があって、それぞれどれくらい価格が違うの?

A: 一般的な自動ドアには「電動式」「荷重式(無電源)」「特殊開閉型」などがあり、構造や駆動方式によって価格帯が大きく異なります。


「自動ドア」と一口にいっても、実は構造や開閉方式にはさまざまな種類があります。しかも、その“形式の違い”がそのまま価格差に直結するため、自分の用途や設置場所に合ったタイプを選ぶことが非常に重要です。

ここでは、主に以下の形式に分けて、それぞれの特徴と価格傾向を整理してみましょう。


① 電動式自動ドア【最も一般的】

いわゆる「電気で開閉する」標準的な自動ドアで、街中のコンビニやビル、商業施設などで広く使われている形式です。

項目内容
開閉方式引き戸、引分け戸、スイング(開き戸)など複数あり
駆動機構モーター+制御盤+センサーで作動
メリット種類豊富、汎用性高い、安全装置が充実可能
デメリット電源工事が必須、停電時は機能停止(※一部はバッテリー対応)
概算価格帯約 70万〜150万円(設置環境による)

特に商業施設やマンションなど、人の出入りが多く安全性が求められる場所では定番ですが、設置・電気工事のハードルが比較的高めです。


② 荷重式自動ドア(Newtonドアなど)【電源不要の新方式】

駆動に電気を使わず、「ドアに体重をかける力=荷重」で開閉を行うタイプ。日本国内ではまだ一般的とはいえないものの、電気を一切使わない省エネ自動ドアとして注目されています。

項目内容
開閉方式片開き式・引き戸式など(構造による)
駆動機構荷重でロックが外れ、スプリングやダンパーで戻る
メリット電源不要・停電でも動く・施工が簡単・工事費用が安い
デメリット開閉速度の調整に限界・遠隔開閉不可
概算価格帯約 30万〜70万円(設置場所・仕様による)

特に以下のようなケースでは、電動式よりも荷重式の方が適している場合があります:

  • 停電リスクがある(避難経路や災害時にも使いたい)
  • 電源を引けない(屋外・遠隔地・古い建物など)
  • 開閉頻度が高くない(住戸・マンション・公共施設の一部)

自動ドアの利便性はほしいが「電気工事がネック」という方には、非常に現実的な選択肢になります。


③ 防火仕様・耐風圧・特殊構造型

公共施設や医療機関、大規模なビルでは、「防火性能」「風圧耐性」「大開口」などが必要な場合もあります。

項目内容
開閉方式主に引き戸・引分けだが、素材が特殊
特徴火災時の閉鎖機能、重厚な建材、特殊ガス封入
メリット安全基準を満たせる、法令対応
デメリット非常に高価(ドア1セットで100万超も)
概算価格帯約 90〜200万円以上

たとえば防火区域に指定されている建物では、防火戸認定を受けた仕様でないと設置できないため、形式そのものが制限され、コストも高まります。


④ 特殊開閉型(折戸・スライド&ターン型・円形など)

デザイン性やスペース制約のある場所では、標準形式以外の開閉方式が選ばれることもあります。

タイプ特徴備考
折戸式狭小スペースでも開閉可能トイレ・小部屋など
スライド&ターン型スライド後に回転して開く狭い通路でも大開口可能
円形スライドドア曲線ガラスで高級感商業施設・ホテルなど
回転ドア人の流れを制御する用途ビル出入口・空調効率

これらは「意匠性」「動線計画」「省スペース化」を実現できる反面、部材が特注になることが多く、価格は上がりやすい傾向にあります。


要点まとめ:形式の違いは“機能性とコストのバランス”で選ぶべき

自動ドアの形式を選ぶ際に重要なのは、その場所に本当に必要な機能とコストのバランスです。

「とりあえず電動式が無難」と思いがちですが、以下のような視点で選び直すことで、結果的にコストダウンや運用性の向上につながることもあります。

  • 電源が取れない場所なら → 荷重式(Newtonドア)を検討
  • 開閉頻度が少なく安全性優先なら → スプリング式や耐風圧型
  • 空調効率を重視したいなら → 回転ドアなど
  • 意匠や演出重視なら → 円形や特殊形状

つまり「価格が安い/高い」ではなく、「適ドア適所」の考え方が最も重要です。


次は【H2-4:あなたに合うのはどれ?用途別の選び方ガイド】へと進みます。ここでは実際の導入現場に近いケースを想定して、自分に合う選び方を具体的に解説していきます。

次に【H2-4:あなたに合うのはどれ?用途別の選び方ガイド】へ進みます。
住宅・店舗・マンション・公共施設など、目的別に最適な選び方を整理していきます。

あなたに合うのはどれ?【用途別の選び方ガイド】

Q: 自分の店舗や建物には、どの自動ドアが合ってるの?

A: 用途・設置環境・開閉頻度・安全性の要件に応じて、適した自動ドアの形式は異なります。ポイントは「必要な機能」と「過剰装備にならない」バランスです。


自動ドアの導入で失敗しがちなのが、「なんとなく定番だから」「業者にすすめられたから」という理由で選んでしまい、設置後に「思ったより不便」「過剰な機能で高くついた」と後悔するケースです。

ここでは、目的や施設ごとに最適な選択肢を整理してみましょう。


【住宅】玄関・勝手口の自動ドア化

  • 適しているのは:軽量電動タイプまたは荷重式(無電源)タイプ
  • おすすめ理由:
    • 高齢者や車椅子利用者がいる家庭では、ハンズフリーで開けられることが大きな利点
    • 頻度がそれほど高くないなら、電気工事不要な荷重式でコスト・停電リスクを抑える選択も
  • 注意点:
    • 鍵(施錠)と自動開閉の連携が課題になることが多い
    • 雨風対策として、気密性や断熱性能も確認を

【小規模店舗・美容院・クリニック】

  • 適しているのは:片引き or 引分けの電動式が主流
  • おすすめ理由:
    • お客様の出入りが頻繁なため、非接触で開閉できる利便性が重要
    • 見た目の印象にも関わるため、ガラス素材+アルミ枠が人気
  • 選び方のポイント:
    • 店舗の広さによっては、スライドスペースが足りず折戸タイプが適する場合も
    • 電源が引けない建物では、荷重式の導入を検討しても◎(特に個人経営でコストを抑えたい場合)

【マンション・集合住宅のエントランス】

  • 適しているのは:引分け電動式 or 荷重式(居住者用出入口)
  • おすすめ理由:
    • セキュリティと利便性のバランスを取る必要がある
    • 通行量が高くないサブエントランスや、緊急時の出口としては、電源不要で停電時にも開閉できる荷重式が活躍
  • 導入時の留意点:
    • オートロック連携システムとの接続を見越した選定が必要
    • 管理組合・施工会社との調整が大切(仕様統一やメンテ契約など)

【福祉施設・高齢者住宅・病院】

  • 適しているのは:開口幅広めの引分け電動式 or 荷重式+セーフティ装置
  • おすすめ理由:
    • 車椅子や歩行器利用者の通行を想定して、動線確保と安全性が重要
    • 停電時でも手動・荷重で確実に開く機能を評価される場面が多い
  • ポイント:
    • スロープ併設、センサー感度の調整、安全対策(感知遅延設定など)の対応力が問われる

【公共施設・庁舎・図書館・駅など】

  • 適しているのは:耐久性重視の電動式(引分けor回転)+荷重式の併用も
  • おすすめ理由:
    • 高頻度の通行に対応しつつ、バリアフリー性を確保することが求められる
    • 非常時に備えて、停電時も通行できる出口として無電源タイプを併設することも有効
  • 設計ポイント:
    • 利用者の多様性に配慮し、「誰にとっても使いやすい」構成が必須
    • 予算・補助金の活用可能性も高く、自治体による仕様制約もチェックを

「あなたに合う自動ドア」を選ぶためのチェックリスト

自動ドアを選ぶ前に、以下のポイントを事前に整理しておくと、設計・見積もり時に判断がしやすくなります。

項目チェックポイント例
使用目的誰が使う?(居住者、客、スタッフなど)
開閉頻度頻繁に開け閉めする?1日数回程度?
電源の確保電源は引ける?配線距離は?
設置スペース引き戸が開ける空間はある?壁構造は?
安全性高齢者、子ども、車椅子の通行がある?
停電対策停電時でも開ける必要がある?
美観・印象ガラスか?デザイン重視か?

「適ドア適所」という考え方

多くの人が「とりあえず電動自動ドアでいいか」と考えがちですが、それが本当に最適な選択肢とは限りません。
たとえば、小規模施設や省エネ志向の家庭であれば、電気を一切使わない荷重式が驚くほどフィットすることもあります。

逆に、高頻度の通行や連携設備が求められる施設では、高性能な電動式+セーフティ装置の追加が必須となる場合も。

つまり、用途と条件によって「適したドア」は変わるのです。
「適ドア適所」――この視点を持つことで、後悔のない選択ができます。


次のセクションでは【H2-5:費用を抑えるポイントと落とし穴】を解説します。ここまでで得た知識を踏まえて、実際に導入する際の注意点や節約のコツを整理していきます。

次は【H2-5:費用を抑えるポイントと落とし穴】に進みます。
導入を検討している読者が「価格で失敗しない」ためのチェックリストと注意点を中心に解説していきます。

費用を抑えるポイントと落とし穴【注意点まとめ】

Q: 自動ドアって、どうやったら安く導入できる?でも安全性は落としたくない…

A: 「安くすること」よりも「ムダなコストを防ぐ」ことが大切です。そのためには見積もりの内訳理解、工事範囲の把握、機能の取捨選択がカギになります。


自動ドアを導入する際、多くの方が「なるべく安く済ませたい」と思うのは当然です。ただし、自動ドアは建材・電気設備・安全装置を組み合わせた設備工事であるため、無理な節約は機能や安全性の低下につながることもあります。

ここでは、“賢く費用を抑える”ための具体的な方法と、やってはいけない“価格の落とし穴”を整理してお伝えします。


ポイント①:必ず「現地調査つき」で見積もりを依頼する

Q: 電話だけ・ネットだけで見積もりしてもらっても大丈夫?

A: 原則NGです。現場の状況を見ないと、正確な見積もりは出せません。

現地調査では以下のことを確認します:

  • ドア開口部の幅・高さ
  • スライドスペースの有無
  • 壁・天井の材質(補強の必要性)
  • 電源の位置と引き込みの可否
  • 周辺環境(風の強さ、通行頻度)

→ 現地を見ずに出された見積もりは、追加費用が発生する可能性が高く、結果的に高くつくケースが多発しています。


ポイント②:「見積書の内訳」をしっかり確認する

見積もりを見るとき、最も重要なのが「何に、いくらかかっているか?」の明細です。以下の項目が分けて書かれているかをチェックしましょう。

項目チェックすべきポイント
機器一式ドア本体+駆動装置+制御盤などの内訳
ガラス・フレーム材質(強化/複層)、厚み
設置工事取り付け、調整、補強の有無
電気工事電源配線、分電盤の改修など
安全装置センサー、非常停止ボタン、閉じ込み防止など
諸経費出張費、養生、ゴミ処理など
保守・保証初期保証期間、定期点検の有無

→ 合計金額だけで判断せず、「どこにコストがかかっているか?」を知ることが適正価格を見極める第一歩です。


ポイント③:安すぎる見積もりには注意する

「安い!」と飛びつきたくなる見積もりほど、以下のような“見えないコスト”が潜んでいることがあります。

  • 機器の型が古い or 海外製の安価な製品(保守部品が手に入りづらい)
  • 安全装置が省略されている
  • 電気工事が別途(後から追加請求される)
  • 保証期間が短い or 無保証

→ 安くても「安全が担保されない」なら、それは結果的に高い買い物になります。


ポイント④:「過剰スペック」に注意

Q: 見積もりの中でよく分からない機能がいっぱいついてるんだけど…

A: 自分の用途に必要ない機能が付いていないか確認しましょう。

よくある“盛られがち”な機能例:

  • 遠隔操作機能(開閉ボタンやリモコン操作など) → 一般住宅では不要な場合も
  • 高感度センサー → 通行者が限られる場所では過剰になることも
  • 通信連携(スマホ連動、警備システム連携など) → 商業施設以外では不要な場合が多い

→ 逆に、「停電時の開放機能」などの本当に必要な機能を見落としているケースもあるため、目的との一致が重要です。


ポイント⑤:「荷重式」や「後付け化」で電気工事費を省く選択肢も

電源を引き込むだけで数万円〜十数万円かかるケースも多いため、電気工事を避けられれば全体コストは大きく下がります。

  • 電気がない場所 → 荷重式自動ドア(Newtonドアなど)で電源不要に
  • 既存ドアがしっかりしている → 後付け自動化ユニットで機器のみ導入

→ これらの選択肢は、設置条件によっては電動式の半額程度で済むこともあります。


ポイント⑥:助成金・補助金を確認する

自治体によっては、以下のような目的で自動ドア導入に助成が出る場合があります。

  • バリアフリー化(高齢者・障害者対応)
  • 省エネ改修(荷重式や省電力機器導入)
  • 防災・避難設備の改善

→ 自治体の「住宅改修」「設備補助」などの制度を調べておくと、思わぬサポートを受けられることもあります。


最終確認:費用を抑えながらも“本当に必要な機能”は削らない

「価格を抑える」ことに意識がいきすぎると、導入後に使いにくい・安全でない自動ドアになってしまうリスクがあります。

逆に、「本当に必要な機能」を見極め、「ムダなコスト」を削ることで、納得のいく価格で導入することは可能です

この視点を持って、次章では全体をまとめつつ、「適ドア適所」の考え方を改めてご紹介します。

次はいよいよ【H2-6:まとめ|適ドア適所という考え方】の章に進みます。
ここでは「価格」から出発した読者の疑問を、選択軸と納得感ある判断へとつなげます。

【適ドア適所】にそった「まとめ」〜価格から考えるドア選びの本質

Q: 結局、自動ドアはどうやって選べばいいの?

A: 価格だけを基準にするのではなく、「その場所に必要な機能」「将来まで見据えた使い方」に合う自動ドアを選ぶことが、最も賢い選び方です。


ここまでの記事を通して、自動ドアの価格について相場、要因、タイプ別の違い、選び方、そして失敗しないためのチェックポイントを見てきました。
最後にお伝えしたいのは、「価格」はあくまで“入口”であって、**本当に見るべきは“価値とのバランス”**だということです。


高い=安心? 安い=不安? その考え方に潜む落とし穴

「予算があるから高いものを」「できるだけ安く済ませたいから最低限で」と、どちらも一見合理的な判断に見えますが、“価格”そのものを目的にしてしまうと、必要な視点を見失いがちです。

  • 高い=本当に必要な機能が入っているか?
  • 安い=安全性や運用に支障が出ないか?
  • 後から追加工事が発生する可能性はないか?

大切なのは、「価格と機能が自分の用途と合っているか?」という視点です。


自動ドア選びの最終判断軸:それが“適ドア適所”

私たちが提案したいのは、「適ドア適所」という考え方です。

これは、以下のような疑問に答えられる選択をすることを意味します:

  • この建物に合っているのは、電動式?無電源の荷重式?
  • 使用頻度、ユーザー層(高齢者、子ども、車椅子)はどんな人たち?
  • 停電時にも開く必要がある?
  • 工事がしやすい構造?配線は可能?
  • 保守点検の体制は?長期運用に向いている?

つまり、“最適なドア”は人によって異なり、価格もその一部に過ぎないということです。


Newtonドアという、もう一つの選択肢

本記事では「電気を使わない自動ドア=荷重式(Newtonドア)」という選択肢についても触れてきました。

この方式はまだ一般的ではないかもしれませんが、以下のような条件では、実は最も合理的で費用対効果に優れた選択肢になり得ます:

  • 電源が取れない or 電気工事をしたくない
  • 停電時の開閉確保が求められる(避難経路など)
  • 出入口の使用頻度が高くない(住宅やマンション共用部など)
  • 設置コストを抑えたいが、一定の自動化機能は欲しい

無理に電動式を選ばずに済むことで、結果的にトータルコストを抑え、設置もシンプルになります。

→ Newtonドアについての詳細はこちら(関連記事リンク)


「適ドア適所」で後悔のない選択を

どんなに高機能でも、設置環境や使用目的に合っていなければ、その自動ドアは“適切”ではありません。
逆に、最小限の機能でも、使う人・使う場所にぴったりフィットしていれば、それはベストな選択になります。

だからこそ、自動ドア選びは「金額だけで決める」のではなく、
「この場所に、どんな機能が必要か?」から考えるべきなのです。


本記事を通じて、自動ドアの価格にまつわる“見えにくかった構造”が、少しでもクリアになれば幸いです。

それが、後悔しない「適ドア適所」の第一歩です。

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