自動ドアと聞くと、たいていの人は「電動式で、センサーで開くもの」と思い浮かべるでしょう。確かにその認識は一般的ですが、実はその“中身”や“仕組み”は業者によって大きく異なり、選び方を間違えると、後々のトラブルや余計なコストにつながることもあります。

この記事では、「自動ドアを導入・交換したいけど、どこに頼むべきかわからない」という方に向けて、自動ドアの種類ごとの特徴や、業者選びで本当に見るべきポイントを、具体的に解説していきます。


目次(このページの内容)

自動ドア業者を選ぶ前に知っておきたい基本視点

要点:
自動ドアは「商品を買う」だけではなく「設計・施工・運用・保守」が一体となったサービスです。その全体像を理解することで、業者選びの判断軸が明確になります。


なぜ「どこでもいい」は通用しないのか?

自動ドアを導入するにあたり、安さや知名度だけで業者を選んでしまうと、次のような問題が起きることがあります:

  • 設置場所に適していないドア方式を採用してしまう
  • 設計ミスや施工不良で故障が多発する
  • 災害時や停電時に開かないドアを選んでしまう
  • 保守契約が不透明で、故障時に対応してもらえない
  • 特殊施設(老健施設や避難所など)の基準に適合しない

これらの問題は、導入時には見えにくいものですが、「業者がどんな思想でドアを選定・施工しているか」によって、予防できるものです。


自動ドアの導入は「買う」ではなく「預ける」に近い

多くの人が誤解しがちなのは、「自動ドアを買えば終わり」と思っていることです。ですが、実際には次のようなプロセスがあります:

  1. 要件定義(施設の目的、使用者、通行頻度、安全基準など)
  2. 機種選定(ドアタイプ、開閉方式、停電対応など)
  3. 設計・現地確認(開口サイズ、壁構造、電気系統の確認)
  4. 施工(建築・電気・仕上げを含む一体型施工)
  5. 保守(年次点検、部品交換、非常時対応)

この一連の流れを理解している業者と、ただ「モノを売る」ことしか考えていない業者では、選ぶドアの質や、運用後の安心感がまったく異なります。


メーカー、施工業者、販売代理店…誰が担当するの?

もう一つ混乱しやすいのが、「業者の種類の違い」です。実は自動ドア業界では、次のような役割分担があります。

種別役割特徴
メーカー自動ドアを製造機種のバリエーションが豊富だが、施工は行わない場合が多い
代理店・販売店製品の販売、設置の手配複数メーカーを扱っている場合もある
施工業者現地工事と取り付けを担当工事品質に直結。設計も兼ねるケースあり
保守業者定期点検やトラブル対応アフターサービスの良し悪しが重要

重要なのは、「誰がどこまで責任を持つのか」を確認することです。施工や保守が分断されていると、トラブル時に「うちは関係ない」とたらい回しになることも。理想は、設計〜施工〜保守まで一貫して対応できる体制の業者です。


自社対応か、下請け依存かで見える責任感の差

現地調査から施工、さらにはメンテナンスまで「すべて自社で対応しているか」は、業者選びの重要なチェックポイントです。

下請け業者に外注している場合、伝達ミスや責任の所在が曖昧になる可能性があります。一方、社内に施工・保守チームを持っている業者であれば、顧客ごとの事情を把握しやすく、対応スピードやトラブル時の柔軟さも格段に上がります。


業者選びに失敗するとどうなる?実際のトラブル例

要点:
価格だけで選んだ業者や、保守体制のない業者に頼んでしまうと、故障時や災害時に深刻な影響が出ることがあります。ここでは実際にあったトラブル事例を通して、業者選定の重要性を再確認します。


ケース1:停電でドアが開かず、施設が一時閉鎖に…

ある公共施設では、一般的な電動式自動ドアを導入していました。ところが大雨による停電が発生した際、ドアが完全に作動停止。しかも非常開放機能も適切に設置されておらず、施設の出入りが不可能に。

この施設は避難所としても指定されていたため、住民対応に大混乱が生じ、最終的には手動でドアを破壊せざるを得なかったという事例です。

この原因は、「災害時の対応力」や「停電時動作」に配慮せず、通常の自動ドアを最安で導入したことにありました。


ケース2:老健施設で高齢者がドアに挟まれかけた

介護施設に設置された自動ドアが、開閉スピードやセンサー調整が不適切だったため、動作に遅延が生じ、歩行器を使う高齢者が閉まりかけたドアに接触するという事故が発生。

調査の結果、このドアは施設用としては不適切な「一般店舗向けモデル」で、センサー範囲も狭く、安全設計が不足していたことが判明。導入業者が施設特有の使用状況を十分に理解しておらず、カタログスペックだけで判断していたことが原因でした。


ケース3:導入後1年で開閉不良、でも修理業者が来ない

飲食チェーン店舗で導入された自動ドアが、1年も経たずに開閉エラーを起こし、完全に動作停止。購入元の業者に連絡するも「施工は下請けが担当したのでそちらへ」と言われ、たらい回しに。

結局、修理対応までに2週間を要し、その間、片側のドアを養生テープで固定して営業する事態に。来店客の印象も悪く、売上にも影響が出たという事例です。


よくある「失敗の構造」

よくある選定ミスその結果生じるリスク
安さ優先で選んだ保守体制がない、サポートが薄い
施設の特性を伝えなかった不適切なモデルを導入される
地元業者と価格だけで比較非常対応・規格適合など見落とし
保守契約内容を確認しなかった故障時に対応してもらえない

防ぐには「使い方」まで伝えて設計させる視点を

自動ドアは、その場の条件だけでなく、「どういう人がどう使うか」「どんなリスクがあるか」まで考慮して設計・選定されるべきです。

つまり、

  • 高齢者が多い施設では「センサー範囲」と「開閉速度調整」が必須
  • 災害拠点施設では「電源不要 or 非常開放機能」が必須
  • 高頻度通行の場所では「耐久性」や「故障時の切り替え動作」が重要

こうした「使い方ベースの判断軸」を持っていない業者は、単に商品を納めて終わりになります。


「業者を比較する前に」知っておくべき自動ドアの分類と選び方

要点:
自動ドアはすべてが同じではありません。導入する場所や目的によって「どの方式が適しているか」が異なり、その方式に強みを持つ業者を選ぶことが、結果的にトラブルのない運用につながります。


自動ドアにも種類がある?知られざる分類と仕組み

一般的に「自動ドア=センサーで開閉する電動式」をイメージしがちですが、実はさまざまな方式があります。主な分類は以下のとおりです:

種類特徴主な用途
電動式(モーター駆動)赤外線センサーで開閉。一般的だが、停電時に動作停止する場合もある商業施設、オフィスビルなど
荷重式(重さで作動)足元のプレートに荷重がかかると作動。電源不要タイプもあり、災害時にも開閉可能老人ホーム、避難所、住宅など
手動+電動補助型基本は手動だが、一部動作を電動で補助。高齢者向けやリハビリ施設で活用バリアフリー対応施設など
スライド式/引き戸式一般的な横スライド型。スペース効率が高い店舗、病院など
スイング式(開き戸)片開きまたは両開きの形式。車椅子対応や省スペースに有効狭小空間の出入口など

電源がないと開かない…の落とし穴

特に重要なのが、停電時対応の視点です。
大半の電動式自動ドアは、停電時に完全に機能を停止し、手動で開けるには特殊な操作や力が必要になることも。

一方、荷重式自動ドアのように、電源を必要としない構造のものであれば、電気が止まっても通常どおり出入り可能です。避難所や災害時に使用される公共施設では、こうした仕組みを持つドアの採用が、安全確保の観点からも望まれます。


用途に応じて「最適な方式」は変わる

使用施設適した方式理由
高齢者施設荷重式、自動補助型電源不要で安全。衝突リスクが低い
商業施設電動スライド式大量通行をスムーズに処理
自治体庁舎/避難所荷重式、非常開放対応式停電・災害時にも安全に運用可能
一般住宅手動+簡易電動型コストと安全のバランスが良い

【適ドア適所】という考え方

Newtonドアが提唱している「適ドア適所」は、まさにこの「用途に応じたベストなドア方式を選ぶ」という発想です。

つまり、自動ドアを「なんとなく選ぶ」のではなく、

  • 誰が使うのか
  • どんな非常時リスクがあるのか
  • 使用頻度や安全性をどう担保するのか

といった実運用ベースの設計思想で選定することが、後悔しない導入の第一歩となります。


自動ドア業者の見極め方|この5つで差が出る

要点:
価格や知名度だけでは、業者の実力はわかりません。ここでは、「後悔しない業者選び」のために必要な5つの評価ポイントを整理します。


1. 手配力と対応スピード:地域密着 vs 全国展開

自動ドアは、設置後の「トラブル対応のスピード」が非常に重要です。
全国対応の大手企業であっても、実際の対応は下請けに依存しているケースもあり、エリアによっては対応が遅れることもあります。

一方、地域密着型の業者は、緊急対応や柔軟な調整に強く、「今すぐ来てほしい」に応えられることも多いです。

判断ポイント:

  • 現地対応までの所要時間
  • 自社スタッフによる対応か、外部委託か
  • 緊急時対応の実績

2. 実績と施工精度:新設 vs 改修で違いが出る

自動ドアの設置には、**新設(建物と一緒に設計)**と、**改修(既存施設への後付け)**があります。改修工事では、壁材・電気系統・寸法などの制約が多く、業者の技術力が試されます。

実績豊富な業者は、こうした複雑な状況にも柔軟に対応でき、「設置したけど不具合が続く…」といったトラブルが起きにくくなります。

確認すべきこと:

  • 施工実績(施設の種類別)
  • 現場調査と設計の丁寧さ
  • 完成後の仕上がり精度

3. 安全・規格対応力:JIS・バリアフリー・耐震性など

特に公共施設や福祉施設では、自動ドアが満たすべき安全基準や法令が厳しく定められています。

例:

  • JIS A 4722(自動ドア安全基準)
  • 建築基準法・消防法
  • バリアフリー法
  • 避難所基準・防災倉庫設置基準(自治体関連)

Newtonドアのように、独自にJIS規格に基づいた安全性検証を行っている業者もあり、こうした規格適合に関する説明責任を果たしてくれる業者は信頼に値します。


4. 保守・メンテナンスの仕組み:契約内容と部品調達力

自動ドアは精密機器でもあるため、定期的な点検・調整・部品交換が必要です。保守契約の内容があいまいな業者だと、いざという時に「契約外」と断られることも。

また、製造から年数が経つと部品の入手が困難になり、修理不能→本体交換というケースも発生します。部品供給体制が整っている業者かどうかも要チェックです。

比較すべき点:

  • 保守内容(年次点検、緊急対応、契約期間)
  • 保証範囲と除外事項
  • 長期部品供給の可否(メーカー・在庫体制)

5. 特殊ニーズへの対応力:停電、災害、高齢者など

最近では、次のような特殊ニーズを抱える施設が増えています:

  • 停電時でも開閉可能なドアが必要(災害時対策)
  • 高齢者や障害者が使いやすい構造が必須(安全設計)
  • 多言語・ピクトグラム対応などインバウンド対策
  • 夜間無人時のセキュリティ対応

こうしたニーズを「言われたことだけでなく、先回りして提案してくれるかどうか」は、業者の力量がはっきり出る部分です。

特にNewtonドアのように、「電源を使わず安全に動作し、停電時にも通常運用できる」荷重式の提案ができる業者は、災害拠点施設などでは極めて有効です。


施設の種類別|どの業者が合っているか?

要点:
自動ドアは設置する「施設の種類」によって、選ぶべき業者やドアの方式が大きく変わります。このセクションでは、代表的な施設タイプごとに、適した業者タイプと選定のポイントを整理します。


マンション・集合住宅

求められる要素:

  • 入居者の使いやすさ
  • 故障時の迅速な対応
  • セキュリティとの連動(オートロックやインターホン)

適した業者:

  • 地元での保守対応が強い地域密着型業者
  • マンション管理会社との連携実績がある業者

特に有効な自動ドア:

  • 荷重式(電源不要タイプ):災害時にも開閉可能
  • 耐久性の高い引き戸式(人の出入りが多いため)

チェックポイント:

  • 夜間や休日の緊急対応があるか
  • 修繕積立金との調整ができる業者か
  • 停電時の対応シミュレーションをしてくれるか

自治体施設(避難所・公民館・庁舎など)

求められる要素:

  • 災害時の使用が前提となることが多い
  • 高い安全性と規格適合が必要
  • 多目的利用による多様な使い方への対応

適した業者:

  • JIS規格対応や防災対策に精通した業者
  • 荷重式ドアや電源不要型の導入実績がある業者

特に有効な自動ドア:

  • 荷重式(Newtonドアなど):停電でも開閉可能
  • 非常開放機構付きのスライド式

チェックポイント:

  • 自治体との調達実績があるか
  • 施工後の防災訓練や説明会対応が可能か
  • 導入後の保守契約が長期にわたるか

医療・高齢者施設

求められる要素:

  • ゆっくり歩く人や車椅子使用者への配慮
  • 手が塞がっていても開閉しやすい構造
  • 事故が起きないためのセンサー設計

適した業者:

  • バリアフリーに強いドア設計の実績がある業者
  • 高齢者施設特有の事情を理解している業者

特に有効な自動ドア:

  • 荷重式:衝突リスクが少ない、開閉速度も調整可能
  • 自動補助型のスイングドア(片手でも開けられる)

チェックポイント:

  • センサー範囲の調整に柔軟か
  • 居住者の動作パターンに合わせた設定ができるか
  • ドアの開閉音や動作音への配慮があるか

商業施設(スーパー・店舗・飲食店など)

求められる要素:

  • 通行量が多く、耐久性が求められる
  • 自動開閉のレスポンスが早いこと
  • 故障時の即時対応(営業に支障)

適した業者:

  • 大量施工の実績がある大手または中堅施工業者
  • 店舗本部との連携が取れる業者(FC対応など)

特に有効な自動ドア:

  • 高耐久型の電動スライド式
  • 故障時に片開き対応可能な手動切替機能付き

チェックポイント:

  • トラブル発生時の対応スピード
  • ピーク時間帯を避けた施工・メンテが可能か
  • デジタルサイネージとの連携提案があるか

戸建て住宅・個人施設

求められる要素:

  • コンパクトで邪魔にならない設計
  • 停電や災害時にも使える安心感
  • 子供や高齢者でも安全に使える

適した業者:

  • 一般住宅向けにも対応している地元業者
  • 提案力があり、現場にあわせた柔軟設計ができる業者

特に有効な自動ドア:

  • 荷重式(電気不要)
  • 手動+補助開閉付きスライド型

チェックポイント:

  • カスタマイズの柔軟性
  • 家族構成やライフスタイルへの配慮
  • エントランス全体の設計提案があるか

自動ドアの施工後に「後悔しないため」のチェックリスト

要点:
導入後に「こんなはずじゃなかった」とならないように、自動ドア業者を選定する段階で確認しておくべきポイントを、チェックリスト形式でまとめます。


【導入前に確認すべきポイント】

チェック項目解説
設置場所の使用者は誰か?子ども、高齢者、障害者などに合わせて配慮が必要
非常時の対応はどうなっているか?停電時、災害時、機械トラブル時の対応を確認
使用頻度・開閉回数は多いか?多い場合は耐久性や部品交換頻度を重視
導入予定のドア方式は本当に最適か?電動式 vs 荷重式など、選定根拠を業者に説明してもらう
現地調査は誰が、どのレベルでやっているか?設計者が来るか、営業だけかで品質に差が出る

【業者選定時にチェックすべきこと】

チェック項目解説
施工〜保守まで一貫して自社対応か?下請け依存が強いと責任が分散しやすい
保守契約の内容が明確か?年次点検の有無、保証範囲、緊急時対応
JIS規格や安全基準への対応があるか?特に公共・福祉施設では必須
導入実績がある施設の種類は?同じ業種・施設の実績があると安心材料になる
「特殊提案」ができる業者か?停電対応、非電源型、安全制御などへの知見があるか

【導入後に確認・共有しておくべきこと】

チェック項目解説
緊急開放の手順担当者間で共有、マニュアル整備も重要
日常の点検方法(簡易)開閉動作確認、異音、センサー反応など
故障時の連絡ルート連絡先、対応時間、復旧までの流れを明記
開閉速度や感度の調整設定値が使用者に合っているか、調整可能か
メンテナンス記録の保管いつ、どの部品を交換したか記録を残すことで長寿命化にもつながる

【適ドア適所】にそった「まとめ」

自動ドアの業者選びは、単なる価格や知名度の比較では不十分です。
それよりも大切なのは、「どんな場所に、どんな人が、どんな風に使うのか」というリアルな使用状況に応じて、最も適した方式と体制を提供してくれる業者を選ぶこと。

この「適ドア適所」の視点に立てば、

  • 停電でも開閉できる「荷重式」の選択
  • 安全設計を理解した「施設特化型の施工」
  • トラブル時も安心な「自社一貫対応」

など、後悔のない選定が実現できます。

自動ドアは「ただ開くもの」ではなく、安心・安全・日常の快適さを支える大切な設備です。
業者選びの段階から、その本質に気づけることが、最も重要なスタート地点なのです。

【荷重式自動ドア】Newtonドアの資料請求はこちらから→https://76auto.biz/newtonplus/registp/p-offer.htm

【荷重式自動ドア】NewtonドアのYoutubeチャンネルはこちらから→https://www.youtube.com/@newton_plus

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