自動ドアというと、誰かが近づくだけで「ウィーン」と勝手に開く──そんなイメージが強いですよね。
でも実は、そういった“勝手に開いてしまう”仕組みに困っている方が増えているのをご存じでしょうか?

例えば、通りがかりの人や車に反応して無駄にドアが開いたり、空調の効率が落ちてしまったり、あるいはセキュリティ面で不安を感じたり…。
こうした問題を解決する方法として、いま注目されているのが「呼び鈴(チャイムや押しボタン)」を使って自動ドアを“制御する”仕組みです。

この記事では、センサー式の自動ドアにおける代表的な課題から、呼び鈴を使って制御する3つの方法、そして「どの方法がどんな場所に適しているか?」を、専門的な視点で解説していきます。
電動だけに頼らない「適ドア適所」の考え方もご紹介しますので、導入や見直しを検討中の方はぜひ参考にしてください。



目次(このページの内容)

なぜ「自動ドア+呼び鈴」が注目されているのか?


要点:
自動ドアに「呼び鈴」や「押しボタン」を組み合わせるニーズは、特定のシーンだけでなく、近年広く求められるようになってきました。
背景には、センサー式自動ドアの“便利さ”が、状況によっては“困りごと”になるという現実があります。


背景:センサー式の「便利」が「不便」に変わるとき

センサー式自動ドアは、確かに「誰でもスムーズに通れる」点では非常に便利なシステムです。
しかし以下のような場面では、「勝手に開いてしまうこと」そのものがトラブルにつながってしまいます。

  • 通行人や車の通過に誤反応して開く
  • 開閉のたびに冷暖房が逃げる(空調効率の低下)
  • 勝手に開いてしまうことでセキュリティリスクが高まる
  • 夜間や休診日などに不用意に動作してしまう(防犯上の不安)

このような事情から、**「必要なときだけ開けるしくみ」**への関心が高まってきています。


感染対策・空調管理の観点からも注目

とくに2020年以降、新型コロナウイルス感染症の影響で、

  • 「ドアの開閉は最小限にしたい」
  • 「無闇に人を中に入れたくない」
    という施設・店舗が急増しました。

これは病院やクリニックだけでなく、小売店・介護施設・保育園・市役所の窓口などにも共通しています。

人感センサーではなく、“人が来たことだけを知らせるしくみ”=呼び鈴の活用が注目されているのは、まさにこうした理由からです。


セキュリティ対策としての「呼び鈴活用」

勝手に誰でも入れてしまう自動ドアは、**「セキュリティ上、ゆるすぎる」**という問題にも直面しています。

実際に、

  • インターホンで訪問者を確認してから開錠する
  • 呼び鈴で来客を知らせ、必要なときだけ開く

といった仕組みへの移行が、医療機関や保育施設、高齢者宅で進んでいます。


まとめ:便利の裏側にある“制御ニーズ”に注目

自動ドアは一度設置すれば、それが最適とは限りません。
「便利さの裏で起きている問題」に気づいたとき、
はじめて“ドアの開閉方法”を見直す必要が出てきます。

その入り口に立っている方にとって、「呼び鈴×自動ドア」は、非常に有効な選択肢になり得るのです。



呼び鈴とは?どんな種類がある?


要点:
一口に「呼び鈴」と言っても、その仕組みや役割にはいくつかのバリエーションがあります。
「音が鳴ればいい」だけではなく、操作性・電源の要否・連動機器の違いなど、目的に応じた選び方が重要です。


呼び鈴の役割とは?

呼び鈴とは、来訪者の存在を建物の中に知らせる装置です。
ただの「ピンポン」音だけでなく、以下のようにさまざまなタイプが存在します。

呼び鈴の種類主な機能主な使用場所
チャイム(音のみ)音で来訪者を知らせる店舗・個人宅
インターホン(音+会話)音+音声で来訪者対応施設・マンション
押しボタン(自動開扉)ボタンで自動ドア開閉病院・介護施設
非接触スイッチ手をかざすだけで反応医療施設・トイレ入口
映像付きインターホン映像で来訪者を確認高齢者宅・事務所入口

「呼び鈴=音だけ」の時代は終わっている?

最近では「チャイムだけでなく、その先のアクションが大事」と考える人が増えてきました。
例えば…

  • 押しボタン → 自動でドアが開く(バリアフリー対応)
  • インターホン → 音声で対応 → ドアを開ける
  • 映像付き → 安全確認 → リモート開錠

など、「呼び鈴のあと、どう動作するか」がより重視される傾向にあります。


電源の有無も重要な選択基準

呼び鈴の設置では「電源が必要かどうか」も見逃せません。

タイプ電源の有無設置のしやすさ
有線式(電源必要)必須工事が必要/高機能連携可
電池式不要(電池交換あり)簡易設置/機能制限あり
ソーラー式日照次第環境配慮/天候依存あり

「電源が取れない場所」では、選択肢が限られます。
その点で、後述する「荷重式自動ドア」などは、電気に頼らない運用が可能なことが特徴です。


よくある誤解:「押しボタン」と「呼び鈴」は別物?

実は、「押しボタン」と「呼び鈴」は用途が異なります。

  • 呼び鈴:来訪者の存在を“知らせる”もの
  • 押しボタン:来訪者自身が“開ける”ためのもの

つまり、呼び鈴は通知、押しボタンは開扉。
これを混同すると「開かないのに鳴るだけ」などの誤解につながります。


まとめ:呼び鈴は“目的に応じて使い分けるもの”

呼び鈴を選ぶ際は、「誰が」「何のために」「どのように」使うのかを明確にすることが重要です。
機能面だけでなく、電源・連動性・バリアフリー性といった観点からも判断しましょう。


【次のセクション】
→ 呼び鈴と自動ドアの連動パターンは?


呼び鈴と自動ドアの連動パターンは?


要点:
呼び鈴と自動ドアを連動させる方法には、大きく分けて3つのパターンがあります。
「通知だけにするのか」「来訪者が自分で開けるのか」「中から制御するのか」で最適な構成は大きく変わります。


パターン①:呼び鈴で通知 → 中から操作(手動開錠)

もっとも基本的な形がこちらです。

  • 来訪者が呼び鈴(チャイム・インターホン)を押す
  • 中のスタッフが音を聞いて来訪を把握
  • 必要であればリモート操作で自動ドアを開ける

この方式のメリットは「人が開けるかどうかを判断できる」点です。
病院の受付や保育施設など、セキュリティを確保したい場所に適しています

ただし、常に人が対応できることが前提となります。


パターン②:押しボタンで自動開(センサー代替)

次に多いのがこの方式です。

  • センサーは無効化(または補助)
  • 来訪者が押しボタンを操作
  • 自動ドアが一時的に開く

これはセンサーによる「勝手に開く問題」を回避しながら、訪問者が自力で入れる構成です。
高齢者施設・クリニック・銀行などで多く見られます。

導入時は、押しボタンの設置場所・高さ・操作のしやすさ(例:肘で押せる位置)など、バリアフリー性の考慮が必要です。


パターン③:映像確認後リモート開錠(セキュリティ強化型)

よりセキュリティを重視したパターンとして、

  • 映像付きインターホンで来訪者を確認
  • 必要と判断すれば、リモートで開錠

という運用も可能です。

この方式は以下のような場所で活用されています:

  • 学校の職員室(不審者対策)
  • オフィスの入退室管理
  • 高齢者宅(家族が映像で確認)

ネットワーク連動型を使えば、遠隔地からの開錠操作も可能です。


自動ドアの“本体”が対応しているかも要確認

どの連動パターンを選ぶにしても、前提として「自動ドア側が制御入力に対応しているか」が重要です。

  • 外部信号で開閉を制御できるタイプか?
  • 手動モードやセミオートモードの設定があるか?
  • 通常のセンサーとの切り替えは可能か?

これらを確認しないまま機器を選ぶと、「押しボタンをつけたのに反応しない」といったミスマッチが起きてしまいます。


まとめ:どの連動パターンが最適かは「目的次第」

目的推奨パターン
通知だけでOK(中から開けたい)パターン①
来訪者が自力で開けたいパターン②
確認後に開けたい(高セキュリティ)パターン③

**「通知だけなのか」「開けたいのか」「誰が判断するのか」**を明確にすることが、最適な連動パターン選びの第一歩です。


バリアフリーとセキュリティ、どちらを優先する?


要点:
自動ドアの運用設計では、利便性(=バリアフリー)と安全性(=セキュリティ)がトレードオフの関係になることがあります。
利用者の属性や施設の目的に応じて、どちらを優先すべきかが大きく変わってきます。


バリアフリー=誰でも開けられる、が前提

高齢者、車椅子利用者、小さな子ども──
こうした人たちにとって「手でドアを開ける」ことは時に大きな負担になります。

そのため、バリアフリー設計では以下のような方式が望まれます:

  • センサー式自動ドア(近づくだけで開く)
  • 非接触スイッチ(手をかざすだけ)
  • 床踏み式センサー
  • 押しボタンの高さと位置の配慮

これらは「誰でも容易に開けられる」環境づくりには非常に有効ですが、逆に誰でも勝手に入れてしまうというリスクも併せ持ちます。


セキュリティ=必要な人だけが開けられる

保育施設や医療機関、福祉施設などでは、**「不審者や無関係な人を中に入れないこと」**が大前提となる場合があります。

このような施設では、

  • インターホンによる来訪確認
  • 映像認証による開錠
  • パスワード入力やカード認証
    などが一般的に用いられています。

この場合、「開けるには操作が必要」となるため、バリアフリー性が多少犠牲になることがあります。


施設別:優先すべきはどちらか?

施設・用途優先すべき要素補足
小児科・高齢者施設バリアフリー操作不要で開く仕組みが望ましい
学校・保育園セキュリティ不審者対策が最優先/来訪者確認が必須
クリニック・歯科両立混雑時以外は手動開閉など柔軟性が必要
市役所・公民館バリアフリー公共施設は誰でも使えることが前提
事務所・マンションセキュリティ許可された人だけが入れる設計が基本

両立させる「中間設計」もある

例えば、

  • 日中は押しボタンやセンサーで自由開放
  • 夜間や休日は呼び鈴+映像確認方式に切り替え

といったように、時間帯や用途に応じて運用モードを切り替える方式も可能です。

自動ドアの機種によっては、タイマー設定やモード切替機能が搭載されているものもあります。


まとめ:「両立」が理想、でも割り切りも必要

バリアフリーとセキュリティは、理想的には両立させたい要素です。
しかし現場の状況や利用者の属性によって、どちらかを優先せざるを得ないことも現実的には多いのです。

呼び鈴や自動ドアの選定では、そのバランス感覚がとても重要です。



【適ドア適所】から見る「呼び鈴×自動ドア」の判断軸


要点:
「呼び鈴を使うかどうか」「どのタイプの自動ドアにするか」は、場所や用途によって最適解が異なります。
ここでは、「電動 or 非電動」「操作方式」「利用者属性」などの観点から、Newtonドアを含めた使い分けの基準を解説します。


判断軸1:電動にすべきか?非電動でもいいのか?

通常の自動ドアは電気を使って開閉しますが、Newtonドアのような荷重式(重さで開くドア)は電気を一切使わずに自動開閉が可能です。

種類電源特徴向いている場所
電動自動ドア(センサー式)必要手放しで開く/常時稼働病院、駅、商業施設
電動自動ドア(押しボタン)必要操作して開く/誤作動防止クリニック、事務所
荷重式自動ドア(Newtonドア)不要人が乗ると開く/停電OK無人施設、通用口、エコ重視の場所

判断軸2:通知型・自動型・確認型のどれが必要?

パターン動作イメージ適した施設・用途
通知型(呼び鈴のみ)チャイムで人の来訪を知らせる小規模店舗・受付のある施設
自動型(押しボタン)ボタン操作で自動ドアが開くバリアフリーが重要な場所
確認型(映像付き)映像確認→開錠セキュリティ重視の場所

この区分は「来訪者の扱い方」を明確にすることに役立ちます。


判断軸3:「誰が使うか」で変わる理想形

  • 高齢者・子ども:操作が簡単 or 不要が理想 → 押しボタン型や荷重式が有効
  • 一般成人(スタッフ常駐):呼び鈴通知+手動開錠でも十分
  • 防犯性を重視:確認機能付き or スタッフ判断が前提

判断軸4:停電やトラブル時の対応

  • 電動式:停電時は基本的に「手動解放」に切り替わるが、ドアの構造によっては手動操作が重くなることも
  • 荷重式:電源がなくても常に作動するため、防災・停電時に強い

BCP(事業継続計画)の観点からも、荷重式は一部で非常に重宝されています。


まとめ:判断軸を「見える化」することで選びやすくなる

判断軸観点主な選択肢
電源電動 or 非電動電動ドア、荷重式ドア
操作方法自動 or 手動センサー、押しボタン、呼び鈴
利用者属性誰が使う?高齢者、一般客、子どもなど
安全性誰が開ける?通知型、確認型、自動開錠型

こうした軸を意識すると、「呼び鈴をつけるか?」という単純な問いにも、より深い判断ができるようになります。



よくある疑問Q&A(PAA対応+オリジナル)


要点:
ここでは、「自動ドア×呼び鈴」に関して、検索者がよく疑問に思う内容や、実際に問い合わせが多い質問に答えます。
制度的な背景や、実際の導入例も交えて解説します。


Q: 自動ドアにインターホンはつけられますか?

A: はい、可能です。
ほとんどの自動ドアは、外部信号による制御に対応しています。インターホンの押下に連動して自動ドアを一時開放するよう設定することができます。
また、映像付きインターホンと組み合わせれば、来訪者を確認したうえで開錠する運用も可能です。


Q: 呼び鈴と押しボタンは何が違うのですか?

A: 「知らせる」のが呼び鈴、「開ける」のが押しボタンです。
呼び鈴は来訪を建物内の人に知らせるための通知装置で、開扉とは直接連動しません。一方、押しボタンは自動ドア開閉の操作そのものを行う仕組みです。
用途に応じて両方を使い分けることが重要です。


Q: 電気がない場所でも使えますか?

A: 荷重式自動ドア(Newtonドア)であれば、電源が不要でも使用可能です。
また、呼び鈴についても電池式・ソーラー式の製品があり、電源がない場所でも対応できます。ただし連動性や信頼性は電源ありタイプに比べて限定されます。


Q: 呼び鈴対応にリフォームが必要ですか?

A: 場合によります。
単なる電池式チャイムであればリフォーム不要で設置可能です。
一方、押しボタン連動やインターホンによるリモート開錠など、自動ドア本体との連動を前提とする場合は、制御盤の改修や配線工事が必要になることもあります。


Q: 荷重式ドアってどんなときに使うんですか?

A: 停電時にも使いたい、防犯上“勝手に開かない”ドアが必要な場所に適しています。
荷重式自動ドア(Newtonドア)は、ドア前の床に重さがかかることで開閉する仕組みです。
電源不要で動作するため、BCP対策や無人化施設などでも活用されています。


Q: 自治体や施設での導入事例はありますか?

A: はい、多数あります。
自治体庁舎・子育て支援施設・医療施設・公共トイレなど、防犯とバリアフリーを両立するニーズが高い場所に導入されています。
特に、子どもや高齢者の出入りが多い施設では「押しボタン+自動開閉」や「映像付き呼び鈴+手動開錠」の組み合わせが好まれています。



【適ドア適所】にそった「まとめ」


自動ドアは便利な一方で、「勝手に開く」ことで空調ロス、セキュリティリスク、誤作動など、さまざまな問題を引き起こすことがあります。
そうした課題を感じたとき、「呼び鈴(チャイム・押しボタン・インターホン)」を組み合わせることで、より適切な運用が可能になることがあります。


自動ドア+呼び鈴のポイントは以下の通りです:

  • 通知型・自動型・確認型といった連動パターンを用途に応じて選ぶ
  • 「誰が開けるか」「いつ開けたいか」を明確にすることが選定の出発点
  • バリアフリー性とセキュリティはトレードオフなので、施設目的に応じてバランスを取る
  • 電源が確保できない場所では、荷重式自動ドア(Newtonドア)のような非電動型が有効
  • 簡易な通知機能だけで済むなら、リフォーム不要で呼び鈴を追加可能なケースもある

最後に:「適ドア適所」という考え方を大切に

自動ドアは“どれでも便利”ではなく、“どれが最適か”を見極めることが重要です。
誰が使うか、どこで使うか、どう使いたいか――それらを明確にすることで、「本当に必要だったのはセンサーではなく、呼び鈴だった」と気づくかもしれません。

私たちの専門メディアでは、そうした「適ドア適所」の視点で、多様な自動ドアの活用方法をお伝えしています。


【出典表示】
※本記事は以下の自社ナレッジファイルをもとに構成されています:

  • Newtonドア.txt
  • Newtonドアの安全性検証とJIS規格整合性.txt
  • NドアFAQ.txt
  • Nドア顧客セグメントと導入事例.txt
  • Nドア(チラシ)マンション.txt
  • Nドア(チラシ)自治体.txt
  • Nドア自社チャネル.txt

【荷重式自動ドア】Newtonドアの資料請求はこちらから→https://76auto.biz/newtonplus/registp/p-offer.htm

【荷重式自動ドア】NewtonドアのYoutubeチャンネルはこちらから→https://www.youtube.com/@newton_plus

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