自動ドアと聞くと、多くの方が「電気制御の開閉機構」や「センサー」を思い浮かべるかもしれません。ですが、自動ドアの快適性や安全性、さらには建物全体の環境性能を支えている“縁の下の力持ち”が存在します。それが、「ゴムパッキン」です。

このパーツは見落とされがちですが、風の侵入を防いだり、ドアの静音性を高めたり、接触時の安全性を確保したりと、さまざまな役割を担っています。そして、劣化や摩耗が起これば、その影響は目に見える形で現れます。

この記事では、自動ドアのゴムパッキンに関する疑問を解消し、選定や交換時の迷いを解決できるよう、以下の内容を丁寧に解説していきます:

  • どこに、どんな目的で使われているのか?
  • 素材や形状によって、何がどう違うのか?
  • 劣化のサインや、交換のタイミングは?
  • 自分の現場にはどんなパッキンが合うのか?
  • 部品の探し方や購入先、互換品の判断方法

「そもそもパッキンって何?」という方から、「そろそろ交換時期かな…」と感じている現場の担当者の方まで、きっと役に立つ内容になっています。


目次(このページの内容)

そもそも「自動ドアのゴムパッキン」とは何か?

問いかけ+答え:
自動ドアのゴムパッキンって、どこにあって、何のためにあるの?
→ ゴムパッキンは、自動ドアの隙間を塞ぎ、風や音の侵入を防ぎ、さらにはドアの安全性を支える重要なパーツです。


要点:見落とされがちだが、自動ドアの性能を支える重要パーツ

自動ドアのゴムパッキンは、一見すると地味な存在かもしれません。しかし、気密性、防音性、安全性、さらにはドアの動作感まで、大きな役割を担っています。
それにも関わらず、多くの建物では「壊れたら交換する部品」としてしか見られておらず、設計段階から適切に選定されることは稀です。

この見落としが、のちに「風が入ってくる」「バタンと閉まる音がうるさい」「指を挟んだ」などのトラブルにつながることも少なくありません。


手順:どこに使われている?(設置箇所の理解)

自動ドアのゴムパッキンは、以下のような箇所に設置されます:

設置箇所用途・目的
戸先(ドアの開く側の端)ドアが閉じる際に隙間を塞ぎ、気密・防音・安全性を確保
戸尻(ドアの閉じる側の端)戸先と同様に隙間を塞ぎつつ、開閉時の衝突を緩衝
上部・下部レール部外気・ほこり・虫などの侵入防止。すき間からの光漏れ対策
中央合わせ目(2枚のドアが中央で重なる箇所)対向する2枚のドアが接触する部分。擦れや衝突を緩和する役目
固定枠周囲(サッシまわり)密閉性や見た目の仕上げとしての役割

これらのうち、特に「戸先・戸尻・中央合わせ目」は、日常的な開閉による摩耗や圧縮が大きく、パッキンの劣化が最も早く進行しやすい部位です。


種類:戸当たりゴム、戸先パッキン、気密パッキンなどの分類

現場で使われるゴムパッキンの種類は、大きく以下のように分類されます。

種類特徴主な用途
戸当たりゴム(バンパーゴム)中実または中空のゴム素材で、ドアとドア枠が接触する部分に設置衝突緩和、閉扉時の静音性
戸先パッキン(サイドパッキン)フラップ状・リップ状・中空タイプなどがあり、戸先に取り付け隙間防止、風・虫・音の侵入抑制
気密パッキン高気密用途で、柔軟性と弾力性を両立した素材が使用される冷暖房効率向上、静音対策、断熱対策
ダストシール・ブラシ付パッキン細かいゴミや虫の侵入を防ぐ。モヘア素材などを使用商業施設や飲食店の衛生対策に有効
特殊機能付きパッキン抗菌加工、難燃性、自己消火性素材などを使用医療・介護施設、公共施設など

設置箇所と使用目的によって、これらを組み合わせて使うことが一般的です。


どんな素材・形状があるのか?その違いとは?

問いかけ+答え:
ゴムパッキンってどれも同じに見えるけど、違いがあるの?
→ 素材や形状によって、耐久性・柔軟性・気密性などが大きく異なります。用途によって選ぶべきタイプが変わります。


要点:形が違えば、目的も違う。素材にも性能差がある

現場で使われるゴムパッキンは一見似たように見えますが、実は形状と素材の選定が極めて重要です。

たとえば、高層ビルのように風圧が強い場所では「圧縮復元性に優れたEPDM中空ゴム」が使われることが多く、医療施設などでは「抗菌性のあるシリコンパッキン」が求められます。

つまり、ただゴムだからといってどれでもいいわけではなく、「現場の使われ方」によって、最適な組み合わせを選ぶ必要があります。


比較:代表的な素材とその特徴

素材特性耐久性主な用途
EPDM(エチレンプロピレンゴム)耐候性・耐オゾン性・耐水性に優れる屋外自動ドア、汎用ドア
シリコンゴム柔軟性・耐熱性に優れ、抗菌性も高い中〜高医療・食品施設、屋内ドア
クロロプレンゴム(CR)耐油性と難燃性を併せ持つ工場・厨房など油気の多い場所
発泡スポンジゴム(EPDM系など)柔軟で圧縮しやすく、密着性に優れる低〜中フレーム部のすき間塞ぎなど軽負荷部位
モヘア混毛材(+ゴムベース)ダストシール向け。ブラシ効果で異物遮断飲食店舗・商業施設の開口部など

→ ポイント: EPDMが最も汎用性が高く、耐久性・価格・加工性のバランスが良いため、多くの現場で選ばれています。


比較:断面形状とその意味

形状もまた、使用目的に直結する重要な要素です。

形状タイプ特徴適用箇所・目的
中実ゴム(ソリッド)剛性が高く、衝突緩和・支持力に優れる戸当たり・衝突緩和目的
中空ゴム(ホロー)柔軟で圧縮変形しやすく、隙間をしっかり塞げる戸先・気密目的
リップ型片側が薄くなっており、軽い力で接触・密着下部レール部・小型扉
フラップ型扉の開閉で自然に開閉する柔軟形状開閉時の摩耗に強く、戸尻など
ダブルリップ型両側にリップがある構造。密閉性が高い両開きドアや中央合わせ目に有効

→ ポイント: 形状は「動きの多さ」「隙間幅」「設置面の形状」に応じて選ぶ。施工のしやすさや耐久性にも影響する。


素材と形状のマッチングが「性能」を左右する

たとえば、「中空EPDM+リップ型」という組み合わせは、気密性と耐久性を両立させたい用途に最適です。一方、「モヘア付きゴム+フラップ型」はダスト侵入防止に適しています。

設計時に「どんな条件で、どの性能を最優先するか」を整理しておくと、現場での選定が非常にスムーズになります。


なぜ劣化するのか?いつ交換すべきか?

問いかけ+答え:
ゴムパッキンはどのくらいで劣化する?交換のサインは?
→ 紫外線や摩耗、経年劣化によって性能が低下します。硬化・ひび割れ・変形・縮みなどが交換のサインです。


要点:紫外線・摩耗・経年での性能低下を見逃さない

ゴムパッキンは、使用環境によって劣化のスピードが大きく異なります。特に屋外設置の自動ドアでは、紫外線・雨風・温度変化・塵埃など、過酷な条件が常にゴムに影響を与えています。

加えて、自動ドアは1日に何百回も開閉する設備です。この繰り返しの動作によって、パッキンにかかる摩擦や圧縮ストレスも蓄積されていきます。

その結果として:

  • 弾力が失われ、密閉性が低下する
  • 表面がひび割れ、断裂する
  • 圧縮癖がつき、隙間ができる
  • 色が変わり、美観を損ねる

こうした劣化は、放置すればするほど建物全体の快適性や安全性に悪影響を及ぼします。


注意点:劣化サインの見分け方

現場でチェックすべき劣化サインは以下のとおりです:

劣化サイン原因影響
ゴムの硬化(弾力低下)経年変化・紫外線密閉不良・接触時の衝撃増大
ひび割れ・亀裂乾燥・寒暖差音漏れ・風の侵入・強度低下
変形・片減り偏摩耗・施工ズレ隙間が空く・見た目が悪い
縮み・剥がれ接着剤劣化・圧縮癖気密性の大幅低下
変色(白化・黒ずみ)紫外線・化学反応見た目・素材劣化の兆候

→ 目視・手触り・ドアの閉まり具合の変化で、交換時期の目安がつけられます。


根拠:通常の寿命目安と延命策(メンテ方法)

ゴムパッキンの寿命は、素材・設置環境・使用頻度によって異なりますが、以下が一般的な目安です。

素材標準寿命(目安)
EPDM約5〜8年
シリコン約7〜10年
クロロプレン約4〜6年
発泡スポンジ約2〜4年(軽負荷用)

※環境が厳しい場合(直射日光・塩害地域など)は、上記より1〜2年短くなるケースもあります。


メンテナンスで寿命を延ばすコツ

  • 定期的な拭き取り清掃:砂埃が摩耗を早めるため、中性洗剤で軽く清掃
  • 保護スプレー(シリコンスプレーなど)の使用:乾燥を防ぎ、柔軟性を保つ
  • 密着不良の早期補修:剥がれ・浮きを見つけたら、すぐに接着剤で補修

→ 寿命の前兆を見逃さずにメンテナンスすれば、実使用年数を延ばすことも可能です。


よくある「誤交換」と失敗例

  • 「まだ使える」と思って放置→結露や風の吹き込み発生
  • 材質を間違えて選定→数ヶ月で劣化し再交換
  • 形状違いで密閉できず、ゴミや虫の侵入が止まらない

パッキンは「見た目は似ていても、性能がまったく違う」部品。劣化サインに気づいたら、躊躇なく適切な素材・形状のものと交換するのが、結果的にコストダウンにつながります。


目的別に見る「選定のコツ」

問いかけ+答え:
ゴムパッキンって、どれを選んでも大丈夫?
→ 実は、設置場所や使用目的によって選び方がまったく異なります。性能を発揮させるには、目的別に最適な素材・形状を選ぶことが重要です。


要点:用途や設置環境に合った正しいパッキン選び

パッキンは「現場に合わせて選ぶ」のが鉄則です。風が強い場所、静けさが求められる施設、人の接触が多いドア…など、用途ごとに最適な仕様は異なります。

一見どれも同じように見えても、合っていないパッキンを使えば、性能は激減します。逆に言えば、「正しい選定」をすれば、ドアの快適性・安全性は驚くほど向上します。


手順:目的別に最適なパッキンを選ぶ

以下の表に、目的別の最適なパッキンの選定基準をまとめました:

使用目的推奨素材推奨形状理由・補足
気密性を高めたいEPDM中空ゴムリップ型、中空型圧縮変形によって密着し、隙間を確実にふさげる
遮音性を高めたいシリコン or EPDM中実ゴムフラップ型 or 中実型音の振動を吸収し、接触音も抑えられる
防虫・防塵を強化したいモヘア付き or EPDMダストシール型毛先で微細な隙間を防ぎ、異物の侵入を防止
安全性(接触時の緩衝)を重視中空ゴム or 発泡スポンジ中空型衝撃を和らげ、指はさみ事故などを防止
見た目・意匠性を重視シリコン透明 or 黒色ゴムリップ型、薄型見た目が目立たず、建築デザインにも馴染む
冷暖房効率を上げたい高気密EPDM or 特殊シール材リップ型 or ダブルリップ型空調効率を維持し、省エネにも貢献

比較:一般用途 vs 特殊用途

分類施設例必要とされる性能推奨パッキン
一般施設(オフィス・住宅)オフィスビル、マンションなど気密・静音・経年耐久EPDM中空パッキン(リップ型)
医療・介護施設病院、保育園、デイサービス等衝撃緩和・抗菌・密閉性シリコン製中空・抗菌加工タイプ
飲食・店舗系レストラン、コンビニ等防虫・清掃性・意匠性モヘア付きブラシシール or シリコン透明
工場・倉庫系製造現場、物流倉庫等防塵・耐久・耐薬品性EPDM中実/クロロプレン系
公共施設学校、市役所、図書館等多目的・長寿命・安全性EPDM中空+中実併用パッキン

→ 適材適所の「適パッキン適所」こそ、トラブルの予防策です。


選定時のチェックリスト(5つの視点)

  1. 設置環境(屋内/屋外/湿気/油分)
  2. 目的の優先順位(気密?安全?見た目?)
  3. 圧縮スペース(取り付け部の隙間寸法)
  4. 交換頻度と耐久性(メンテナンス性)
  5. 既設ドアとの適合性(互換性、形状・寸法)

→ これらを押さえておけば、現場での失敗はぐっと減ります。


交換・施工時の注意点とプロの視点

問いかけ+答え:
パッキンって、ただ交換すればいいだけじゃないの?
→ 実は、施工不良やクリアランスのミスで性能が大幅に落ちることがあります。プロは「取り付け環境」と「密閉圧」にも注目しています。


要点:パーツを交換すれば解決?実は落とし穴もある

ゴムパッキンは、ただ古くなったからといって「同じようなもの」を取り付ければいいというものではありません。
形状や素材の違いはもちろん、取り付け方法や取り付け位置の誤差によって、本来の性能が発揮されないケースが多くあります。

特に、自動ドアは毎日数百回も開閉されるため、施工精度が数ミリズレるだけで、すぐにパッキンが摩耗したり、密閉不良を起こす原因になります。


注意点:施工ミスで密閉不良になるケース

よくあるミス原因結果
圧縮率の過剰 or 不足形状不一致/無理な押し込みドアが閉まりきらない or スカスカで隙間が空く
両面テープの劣化古い接着材を使ったまま再施工数日で剥がれる、密閉が効かない
適正な方向で取り付けていない形状の向きを誤認リップが逆向きで密閉しない、摩耗が早まる
固定溝への収まり不良パーツ寸法が合っていないゴムが飛び出す、開閉に支障が出る

→ 一番多いのが「圧縮率ミス」。つまり、「隙間に対して適正な厚み・形状を選べていない」ことが根本原因です。


根拠:プロはここを見る!クリアランスと圧縮率

プロの施工者がチェックするのは、単なる部品の「見た目」や「長さ」ではなく、以下のポイントです:

  1. クリアランス測定(ドアと枠の隙間)
     → パッキンが入った状態で、適度な「圧縮」がかかることが重要
     → 圧縮しすぎるとドアが重くなり、しなさすぎると隙間が空く
  2. パッキン断面の復元性(圧縮回復性)
     → 中空ゴムなどは「つぶれた後、元に戻る力」が求められる
     → 劣化で復元力が落ちていると、交換しても意味がない
  3. 摩耗しやすいポイントの分布
     → 人がよく接触する場所、開閉頻度の高い場所に合わせた選定が必要
  4. 取り付け方向と「密閉ライン」への影響
     → たとえばリップが逆方向を向いてしまうと、密閉性能は半減する

交換後こそ「動作確認」が重要

パッキンを交換した後には、以下の動作チェックを必ず行う必要があります:

  • ドアの開閉に違和感(引っかかり・重さ)はないか?
  • 閉まり切ったときに、隙間から光が漏れていないか?
  • 実際に風が吹く場所で、風の侵入が抑えられているか?
  • 室内外の音がどれほど遮断されているか?

→ この“目に見えにくい効果”こそが、パッキン交換の成否を分けます。


現場での「あるある失敗」例

  • 「既存と同じ型番だと思って注文→実は仕様変更されていた」
  • 「プロに任せたが、パッキンの選定ミスで結局交換やり直し」
  • 「片開きドアなのに、両開き用のパッキンを使ってしまった」

こうした失敗を防ぐには、「現場寸法の正確な把握」と「選定基準の理解」が欠かせません。
パッキン交換は簡単なようでいて、ドア全体の性能を左右する施工なのです。


どこで手に入る?品番・互換性・調達の実務

問いかけ+答え:
パッキンってどこで買えるの?品番がわからなくても大丈夫?
→ 購入先は複数あります。品番が不明でも、寸法や形状、目的に基づいて選定・調達が可能です。


要点:現場ですぐ動ける調達ルートと互換の見極め方

ゴムパッキンの調達には、いくつかの選択肢があります。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、用途や状況に応じて使い分けることが重要です。


調達ルートの比較表

調達方法メリットデメリット代表的な供給元
自動ドアメーカー純正部品確実に適合、品質が保証されている価格が高め、納期がかかる場合もNABCO、TORMAX、フルテック、他
専門部品メーカー種類が豊富、安価な互換品が見つかる品番が合わないと選定が難しいタキゲン、ホクシヨー、ゴム通など
工業用通販サイトすぐに手配でき、レビューも確認可能自己責任の選定が必要モノタロウ、アスクル、Amazon
地場の金物店・建材商社直接相談でき、現物合わせも可能種類が限られる場合あり地元取扱店など

型番が不明でも交換可能?→「3つの情報」があればOK

品番やメーカーがわからない場合でも、以下の情報を用意すれば代替パーツの選定が可能です。

  1. 断面形状(断面図スケッチ or 写真)
     → リップ型、中空型、中実型など。厚み・高さ・幅の情報も重要。
  2. 長さ(mm単位)
     → ドアの縦枠・横枠の長さに合わせてカット可能かどうかも確認。
  3. 用途と設置箇所の情報
     → 戸先か戸尻か、屋内か屋外か、気密性・安全性などの目的を伝える。

→ この3点を満たせば、たとえメーカー不明でも「互換品」または「汎用製品」で対応可能なケースが多いです。


主な部品サプライヤ紹介

以下に、実際に自動ドア用パッキンを扱っている部品メーカーやサイトを紹介します。

供給元特徴URL
タキゲン製造防塵・防水パッキン多数。業務用設備向け豊富takigen.co.jp
ホクシヨー建具用・自動ドア用のゴムパッキン製品が豊富hokusyo.co.jp
ゴム通EPDM・スポンジゴムなど多様な素材を扱うgomu.jp
モノタロウ写真・レビューで比較可能。納期も早いmonotaro.com
Amazon一部業務用パーツも掲載。緊急時対応に便利amazon.co.jp

選定ミスを防ぐためのワンポイント

  • 現場で「使用中のパッキンの一部を切り取り」、断面写真を撮影しておくと◎
  • ドアメーカーのロゴ・型番がある場合は、そこから製品仕様を逆引きできることも
  • どうしても不明な場合は、専門業者やメーカーに相談するのが確実です

【適ドア適所】にそった「まとめ」

ゴムパッキンというパーツは、見た目には控えめで、建物の利用者からも意識されることはほとんどありません。ですが、自動ドアの使い勝手、安全性、環境性能といったあらゆる面において、実は「根本を支える存在」です。


適材適所の「パッキン」選びが、トラブルを防ぐ

これまで見てきたように、パッキンには以下のように多様な選択肢があります:

  • 素材(EPDM、シリコン、スポンジ…)
  • 形状(中空、リップ型、中実、ブラシ付き…)
  • 機能(気密性、遮音性、安全性、防虫性…)
  • 設置環境(屋内/屋外、風圧、接触リスク…)

これらをすべて組み合わせ、「どの現場に、どの形のパッキンを使うべきか?」を判断するのが、「適ドア適所(≒パーツ適所)」という考え方です。


部分対策ではなく、構造全体を考える視点へ

多くの施設では、「すき間が空いてきたから、とりあえず詰め物をする」「音がうるさいからゴムを増やす」など、局所的・対症療法的な対策が取られがちです。

しかし、パッキンは“設計の一部”であり、“構造全体のバランス”で機能する部品です。
圧縮率、設置箇所、開閉頻度、周辺部材との相性などを総合的に見ることで、はじめて本来の効果を発揮します。


「選び方・取り付け方・保ち方」をセットで考える

本記事では以下の3視点を一体で説明しました:

  1. 選び方:目的・素材・形状のマッチング(H2-2〜4)
  2. 取り付け方:施工時の注意点・圧縮設計(H2-5)
  3. 保ち方:劣化サインの理解と交換タイミング(H2-3)

→ この3つを切り離さずに考えることが、自動ドア全体の「快適性・安全性・耐久性」を高める秘訣です。


最後に:専門家の視点を持つことの重要性

ゴムパッキンの選定や施工は、一見すると「誰でもできる作業」に見えますが、実際には高度な判断が必要です。

だからこそ、パーツひとつに対しても「適ドア適所」の視点を持ち、建物全体のパフォーマンス向上につなげていくことが求められます。

「ただのパッキン交換」を、「建物の価値を守る知的行為」に変える。そのための第一歩として、本記事の情報がお役に立てば幸いです。

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