自動ドアと聞くと、多くの人が「電動で動く便利なドア」とイメージするでしょう。そして、それが壊れたときのことは…意外と忘れがちです。
「保証期間ってどれくらい?」「もし壊れたら無償で直るの?」そんな疑問を持ったことはありませんか?

この記事では、そんな「自動ドアの保証期間」について、設計者・管理者・導入担当者の立場からわかりやすく解説します。
保証の基本的な考え方から、よくある落とし穴、そして実は“保証に頼らなくても良い”新しい選択肢まで──。
知っておくことで、無駄な出費やトラブルを避けるための視点が手に入ります。


目次(このページの内容)

自動ドアの保証期間って、どれくらいが普通?

Q:自動ドアの保証期間って、何年くらいが一般的ですか?
A:最も多いのは「1年保証」。ただし、製品や契約条件によって異なります。


根拠:主要メーカーによる実際の保証期間比較

まずは、実際に公表されている代表的な保証内容を見てみましょう。これは、特定企業を勧めるものではなく、業界の「実態」を示す情報として整理したものです。

メーカー・製品名保証期間主な補足条件
長野ナブコ引き渡しから1年正常使用時のみ。以後は有償修理。
LIXIL(フロンテック)本体2年、エンジン部1年天災や消耗部品は対象外。
北陽オートドア一般的に1年と明記詳細は個別契約による。
ダイム自動ドア1年出張費・工賃も込み。ただし例外あり。

このように、1年保証が業界の事実上のスタンダードになっています。
ただし、保証の長さだけで安心とは限りません。以下に挙げるような「保証の範囲」や「起点(いつから数えるか)」が非常に重要になります。


見落とされやすいポイント:保証の中身に違いがある

たとえば「保証」とひとくちに言っても、次のような条件で違いが出ます。

  • 部品だけ無償だが、技術料・出張費は別途請求される
  • 初期不良のみ対象で、経年劣化は対象外
  • 自然災害や誤操作による故障は保証対象外

このように、「1年保証」と書かれていても、その中身をよく確認しないと実質は“保証されていない”部分も多いのが実情です。


保証期間の起点にも要注意

保証の起点とは、「いつから保証期間を数えるか」ということです。よくあるのは以下のパターン:

  1. 製品の引き渡し日から
  2. 工事完了日から
  3. ユーザーへの引き渡し(使用開始)日から

たとえば、引き渡しから1年だと思っていたら、工事完了から1年とみなされていて、「実際にはもう過ぎていた」ということも…。
このようなケースは、特に改修工事などで「施工日と稼働開始日がずれる」場合に起こりがちです。


まとめ:保証期間の「年数」だけで判断してはいけない

  • 「1年保証」は一般的な業界水準
  • ただし保証内容は部品・出張費・工賃などで異なる
  • 保証の起点も契約書で必ず確認すること

「保証でカバーされること」と「されないこと」の違いは?

Q:保証って全部の故障に使えるわけじゃないんですか?
A:いいえ、保証には「カバーされる条件」と「対象外(免責)条件」が明確にあります。


要点:保証対象と免責条件は紙一重

保証書や契約内容をよく読むと、次のような「免責事項」が定められているのが一般的です:

カバーされる免責される(対象外)
初期不良経年劣化による自然故障
構造・製造上の欠陥使用者による誤操作・改造
正常使用での早期故障落雷・地震・水害などの自然災害
施工ミス点検・保守を怠ったことによる異常

たとえば、ドアが開きにくくなった場合でも「タイミングベルトの摩耗(=消耗品)」であれば保証対象外になるケースが多くあります。


見るべきポイント①:「免責事項」は必ず契約書にある

メーカーや施工業者の発行する保証書には、必ずと言っていいほど「対象外となる故障の例」が記載されています。
例えば以下のような書き方です:

  • 「定期点検・保守契約を結んでいない場合の故障は対象外です」
  • 「お客様の誤操作や、改造による異常は保証対象外です」
  • 「天災・落雷・害虫などによる被害は保証対象外とします」

→ これは、保証制度が“全てをカバーする魔法”ではないことを意味します。


見るべきポイント②:保証者の責任範囲を理解する

自動ドアは「製品メーカー」と「施工業者(設置者)」が異なることが多く、どちらの責任で保証が行われるかが明確でないとトラブルの原因になります。

たとえば…

  • 電気制御ユニットが故障 → 製品不良としてメーカー保証の対象
  • 設置ミスで開閉にズレが発生 → 施工業者の保証対象

このように、「どこに連絡すればよいか」ではなく、「どこが責任を持つか」を整理しておく必要があります。


まとめ:保証の中身は“字面ではなく条件”を確認

  • 免責条件の明記があるか(使用者責任になるケースは多い)
  • 消耗品や自然災害は基本的に保証対象外
  • 保証は「誰が責任を負うか(メーカー or 業者)」の整理も必要

この視点を持つと、契約書や説明の「読み方」が変わってきます。


保証と保守契約って、何が違うの?

Q:「保証」と「保守契約」ってどう違うんですか? 両方必要なんですか?
A:保証は「期間限定の無償修理」。保守契約は「定期点検を含む有償サポート」です。


要点:保証は「初期の安心」、保守契約は「継続の安心」

保証と保守契約は、よく似ているようでその本質はまったく異なります。

比較項目保証制度保守契約
期間一般に1年〜2年程度契約により継続(1年・3年・5年など)
対象製品本体・特定部品など故障の予防・調整・修理対応全般
費用保証期間中は無償定期費用(年間契約など)
内容一定条件下の無償修理点検・清掃・優先対応・割引など

つまり、保証は「最初の1年」、保守契約は「それ以降」を守るための仕組みといえます。


見るべきポイント①:保守契約の中身を知る

保守契約には、次のような内容が盛り込まれていることが多いです:

  • 年1〜2回の定期点検(センサー調整・可動部の摩耗チェックなど)
  • 万一の故障時に、技術料や出張費が割引、または無償
  • 交換部品が定価の○○%オフになる
  • 優先対応(繁忙期でも即対応)

このような契約内容により、「故障する前に手を打つ」「緊急時に備える」ことができます。


見るべきポイント②:保証との併用でトラブル回避

保守契約に加入していることで、保証が効くかどうかの判断がスムーズになるケースもあります。たとえば…

  • 通常なら免責になる経年劣化でも、点検記録があるため無償対応になる
  • 保守契約者限定で「保証期間延長」があるメーカーも存在

つまり、保証と保守は別物でありながら、連動して「安心の幅」を広げてくれるものといえます。


よくある誤解:「保証が切れたから慌てて保守に入る」

保証が切れたあとに初めて保守契約を結ぼうとする人もいますが、「故障してから」では、すでに異常が発生しているため保証や割引が効かないケースが多いです。

あくまで、**保守契約は“壊れる前に備えるもの”**という理解が必要です。


まとめ:保証と保守は“期間”と“目的”が違う

  • 保証は「最初の安心」、保守契約は「継続的な安心」
  • 保守契約により保証が実質延長されることもある
  • 故障後に入っても意味がない(予防が本質)

「保証が切れた後」に困らないためにできること

Q:保証が切れたら、もう毎回有償対応になるんですか?
A:はい、原則としてそうです。ただし、備え方によって“困らない選択肢”を持つことは可能です。


要点:保証切れ後は「出張費+技術料+部品代」が発生する

保証が終了したあと、よくあるトラブルとそのコストは次のようになります。

トラブル例想定される費用例
センサーの誤作動 → 再調整出張費7,000円+技術料5,000円程度
ドアが閉じなくなった → 部品交換上記+部品代3,000〜20,000円程度
モーターが動かない → 装置交換合計50,000円超も

これらは一般的な目安ですが、頻度が高いと年間2〜3万円の支出になることも少なくありません。


対策①:簡易点検とケアで「予防」する

ユーザー自身でもできる「簡易点検」や「使用上の注意」によって、トラブルの多くは防げます。

日常でできる点検・予防策

  1. 開閉速度に変化がないか確認する
  2. センサーにゴミや蜘蛛の巣が付着していないかチェック
  3. ドアレールに砂や異物が溜まっていないかを掃除
  4. 急に音が大きくなっていないかを聞く

これらの点検は、月1回のチェックでも効果的です。


対策②:「壊れにくいドア」を選ぶという視点

もっとも確実なのは、「そもそも壊れにくい自動ドア」を選ぶことです。
つまり、「壊れたときに修理」ではなく、「壊れにくい設計で選ぶ」という発想です。

ここで登場するのが「電気を使わない荷重式自動ドア」です。


対策③:保守契約に入るか、そもそも不要な構造にするかを選ぶ

繰り返しになりますが、保証が切れた後も安心して使い続けたいなら、次の2択が現実的です:

  • 保守契約を結び、定期的にプロの目で点検してもらう(コストあり)
  • そもそも電源やモーターがない“壊れない設計”のドアを選ぶ(初期費用だけ)

特に「壊れにくい自動ドア」は、病院・学校・図書館・介護施設など、長期的な安定稼働が求められる施設に向いている選択肢です。


まとめ:「保証切れ後」に困らないための3つの備え

  1. 日常点検・予防清掃を実施する
  2. 保守契約で“準備された対応体制”を整える
  3. そもそも壊れにくい構造の自動ドアを選ぶ

実は「保証が不要」な自動ドアもある?構造で壊れにくさを実現する考え方

Q:保証がいらない自動ドアなんてあるんですか?
A:はい。実際に「保証より壊れにくさ」で選ばれている自動ドアがあります。


要点:Newtonドアに見る「壊れにくさ」を構造で実現するアプローチ

「自動ドア=電動」が常識になっていますが、Newtonドアはその常識を覆す設計です。

特徴Newtonドアの設計
動力源電気を使わない(荷重で動く)
故障リスク電気部品なし=断線・モーター故障が起こらない
点検義務JIS上の点検義務対象外(法的点検不要)
保守費用そもそも不要な構造で低コスト

つまり、「そもそも壊れない」を設計思想として組み込んだ製品なのです。


荷重式とは?:人の「重み」で動作する自動ドア

Newtonドアは、足元のフットプレートに人が乗ることで、バランス機構が作動し、ドアが開きます。
これは以下のような設計的特徴に支えられています:

  • 内蔵されたバネとリンク機構で開閉を制御
  • 外部電源やバッテリーを一切使わない
  • 電気制御を一切含まないため、制御盤・モーター・センサーが不要

→ 機械的なトラブルが極めて少なく、10年以上ほぼノーメンテで稼働している事例もあります。


なぜ保証がなくても安心なのか?

Newtonドアには以下の「保証に変わる安心設計」があります:

  • 製品内部に、破損・摩耗しやすい高負荷部品が存在しない
  • JIS A 4722(自動ドアの安全基準)にも完全準拠
  • 「法定点検義務がない=点検費用が発生しない」

保証をつけなくても、設計そのものが“故障を起こさない前提”で作られているからこそ、メンテナンス不要で稼働し続けることが可能なのです。


現場からの評価:導入済み施設での声

  • 「電源が不要なので停電時でも使える。災害拠点に最適」(自治体)
  • 「保守費ゼロ。10年経っても壊れないので、保証の話すら出ない」(病院)
  • 「頻繁に人の出入りがある施設でも、誤作動や部品トラブルが一切ない」(福祉施設)

保証が切れたら有償、という不安から解放され、「最初から壊れない」という安心設計が評価されています。


まとめ:「保証いらず」のドアという選択肢

  • Newtonドアのような荷重式自動ドアは、そもそも壊れにくく、保証の必要性がない
  • 電源不要・構造シンプル・JIS適合という“安心のトリプル設計”
  • 長期利用が前提の施設にこそ、こうした選択肢が最適

【まとめ】自動ドアの保証期間を判断するための「見るべきポイント」

Q:自動ドアの保証期間って、どう選べばいいんですか?
A:「年数」ではなく「中身と構造」で判断するのが最も賢明です。


要点:「保証=安心」ではなく「構造+条件」が真の安心を生む

保証について調べはじめると、どうしても「何年ついているか?」に意識が向きがちです。
ですが、以下のような視点で見ると、まったく違った選び方が見えてきます。


判断軸①:保証の“中身”を見る(年数だけに惑わされない)

  • 部品代だけか、出張費や工賃も含まれるか
  • 消耗品やセンサーの不具合は対象か
  • 天災や誤操作はどう扱われているか

→ 「1年保証」と書かれていても、その中身によって実際の対応範囲は大きく異なります。


判断軸②:保守契約との関係性を理解する

  • 保守契約で実質的に保証が延長されるケースもある
  • 故障前に加入することで、割引や優先対応が得られる
  • 契約書に「保証と保守の連動」があるかを要確認

→ 保守契約は“保険”ではなく、“安心の維持費”と考えると納得できます。


判断軸③:そもそも「壊れにくさ」で選ぶ

  • 荷重式のように電源を使わない構造で、トラブルを回避
  • 点検義務がないことで、運用コストも不要
  • “保証がいらない”設計そのものが安心の最大要因

→ Newtonドアはその代表例で、「そもそも保証がいらない」という考え方ができる数少ない自動ドアです。


【適ドア適所】にそった「まとめ」

保証期間とは、「製品の信頼性の代替指標」とも言えます。
しかし、本質的に求められているのは「保証対応してくれるかどうか」ではなく、そもそも壊れにくいかどうかです。

自動ドア選びで重要なのは「使う場所に応じて最も適したドアを選ぶこと=適ドア適所」。

  • 頻繁に人が出入りする施設:電動式+保守契約で対応力を高める
  • メンテナンス費用を抑えたい公共施設や小規模施設:荷重式で保証不要な設計を選ぶ

このように、「保証年数」ではなく、「使う環境と構造の相性」で選ぶ視点が、結果としてトラブルや出費を防ぐ最良の方法となります。


【出典一覧】

  • 長野ナブコ 保証制度
  • LIXIL フロンテック製品マニュアル
  • 北陽オートドア FAQ
  • ダイム自動ドア Q&A
  • JIS A 4722 自動ドア安全基準
  • Newtonプラス社 Newtonドア資料(FAQ・安全性検証・チラシ等)

【荷重式自動ドア】Newtonドアの資料請求はこちらから→https://76auto.biz/newtonplus/registp/p-offer.htm

【荷重式自動ドア】NewtonドアのYoutubeチャンネルはこちらから→https://www.youtube.com/@newton_plus

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