自動ドアと聞くと、多くの人が「便利で清潔」「手を使わずに開閉できる」快適な入口というイメージを持つでしょう。
しかし一方で、施設や店舗の管理者から「虫がよく入ってきて困る」という悩みの声も数多く聞かれます。

虫の侵入を防ぐには、スプレーや忌避剤などの“場当たり的な対処”だけでは不十分です。
特に自動ドアはその構造上、一般的なドアとは違った“見えにくい侵入口”や“習性に沿ったリスク”が潜んでおり、正しい知識と対策が必要になります。

この記事では、自動ドアにおける虫の侵入の仕組みと、それに対応するための「正しい虫対策」を、専門的かつ実践的な視点から詳しく解説していきます。
現場で悩んでいる方が「どこから手をつければ良いのか」を明確にし、誤った対策を避けられるようになる内容です。


目次(このページの内容)

虫はどこから入ってくる?自動ドアの「構造的な弱点」とは


Q:そもそも、なぜ自動ドアは虫の侵入口になりやすいのか?

A:構造上の「隙間」と「開閉の頻度」、そして「光や匂いの漏れ」が大きな原因です。


要点:

  • スライド式構造が生む“見えない隙間”
  • 頻繁な開閉が空気の流れを生む
  • 「自動ドア=密閉空間」ではないという誤解

根拠と背景:

まず、自動ドアは「開けっ放しにはならないから、虫が入りにくい」と誤解されがちです。
確かに、一般的な手動ドアに比べて開放時間は短いものの、自動ドアには他にはない構造上のリスクが潜んでいます。

例えば、よく使われるスライド式自動ドアでは、ドア本体が左右にスライドし、壁側やもう一枚のドアと“重なりながら”開閉します。
このときにできる「ドアとドアの重なり部分」「レール下部のすき間」「上部レールと天井との間のわずかな空間」が、虫にとっては絶好の侵入口となります。

とくに問題となるのが以下の3点です。


1. ドア下部のレール周辺の隙間

自動ドアにはガイドレールがあり、ドアの下部がそこに沿ってスライドします。
このレールのくぼみや、その周辺との間にできる「3〜5mm程度のすき間」は、ハエや蚊、小型のゴキブリにとっては容易に通過可能な空間です。
しかも、ドアの動きにあわせて空気が引き込まれるため、“吸い込まれるように”虫が入り込む現象も報告されています。


2. 上部のスライド機構や吊り金具周辺の開口部

ドア上部も見逃せません。
モーターやスライドレールが露出しているタイプでは、天井と機構のあいだに2〜3cmほどの空間がある場合もあり、外部からの光や匂いが漏れ出るポイントにもなり得ます。
夜間、屋外が暗くなった際には、この“上部の光漏れ”が特に虫を引き寄せる要因となります。


3. ドアとドアが重なる「中央部」のすき間

両開きタイプの自動ドアでは、開閉の際に2枚のドアが中央で重なります。
この「ドアの接触部分」は完全に密着しているわけではなく、構造によっては数mmの開きがあり、ここも虫の侵入口になります。

さらに、開閉時にその隙間から室内の空気が一気に流れ出ることで、「空気と一緒に虫が入ってくる」リスクが高まるのです。


構造的な“吸い込み現象”が起きる理由

開閉のたびに室内外の気圧差が一時的に生まれることで、「空気が動く」=「虫が引き込まれる」現象が起きます。
このとき、空気と一緒に虫も室内に誘導されてしまうのです。

特に、夏場や湿度の高い時期は室内外の温度差が大きくなり、「負圧」が生じやすいため、虫の侵入リスクがより高まります。


「人が通る」と「虫も通る」は同時に起こる

また、自動ドアは「人が通るたびに開く」わけですが、このときに人間が出す熱や匂い(汗や体温)も、虫にとっては強い誘因となります。
つまり、人の動線=虫の侵入経路にもなり得るという点を見落としてはいけません。


よくある勘違い:「密閉されているから虫は入らない」

実際のところ、自動ドアは「密閉されている」と思われがちですが、上記のような構造的な要因により、完全な密閉とはほど遠いというのが現実です。


このように、自動ドアには「気づきにくい構造的な弱点」が複数存在しており、虫にとってはまさに“狙い目の侵入口”となっています。

次のセクションでは、そうした虫たちがどのような習性で動き、どのようなルートから侵入してくるのかを、種類別に詳しく見ていきます。



虫の種類で対策が違う?侵入メカニズム別に見る防ぎ方


Q:すべての虫に同じ対策で本当に効果があるの?

A:虫の種類によって、侵入のきっかけも、好む環境も違います。それぞれの“習性”に合わせた対策が必要です。


要点:

  • 虫は「光」「匂い」「温度」「空気の流れ」など異なる刺激に反応する
  • 種類ごとに“誘因”が異なるため、画一的な対策では限界がある
  • 「どの虫が来ているのか」を観察することが対策の第一歩

ゴキブリ・ハエ系:匂いと食べ物の残り香が最大の誘因

ゴキブリやハエは、「腐敗臭」や「食品のにおい」に非常に敏感です。
自動ドア付近にゴミ箱や喫煙所、飲食物の出入りが多い環境がある場合、これらの匂いが外に漏れて虫を誘引してしまいます。

対策のポイント:

  • ゴミ箱の密閉性を高める
  • 自動ドア周辺の排水口やグレーチングの清掃を徹底(悪臭発生源の封じ込め)
  • ドア周辺に匂いがこもらないよう「空気の流れ」を整える(換気・排気設計)

蚊・コバエ系:光と人の温度に反応する“動線型”

蚊やコバエは、紫外線や温かい体温、湿度に反応して近づいてきます。
特に夜間の照明が点いた状態では、虫が光に引き寄せられ、自動ドアの開閉に合わせてそのまま侵入してくるケースが目立ちます。

対策のポイント:

  • 自動ドア上部・近接の照明を「虫の寄りにくい波長(紫外線少なめ)」のLEDに変更
  • ドア周辺の湿気を抑え、風通しを良くする(扇風機・送風機など)
  • 人の動線と直結する場所には「風除室」など空気のバリア構造を設けると有効

小バエ・ノミバエ・チョウバエ系:水気と腐敗物がカギ

これらの虫は「水たまり」や「ドロドロとした腐敗物」を好み、施設周辺の排水溝や植栽周りに発生源があることが多いです。
また、グレーチングの隙間、建物周囲のパイプ回り、清掃後の水気などもリスクになります。

対策のポイント:

  • 自動ドア周辺の清掃頻度アップと「湿ったままにしない管理」
  • 植栽や花壇が近い場合、適切な距離・排水処理を行う
  • ドア下に水気が残りやすい構造であれば、すぐに乾くよう勾配調整・素材改善も検討

季節や時間帯による「虫のピーク」を把握する

虫の活動には時間的・季節的な波があります。
たとえば:

時間帯活発な虫の例主な誘因
夕方〜夜間蚊、コバエ照明、体温、湿気
昼間(夏)ハエ、ゴキブリ匂い、熱気
朝方ノミバエ、チョウバエ排水、植栽の水気

このように、時間帯ごとの“侵入リスク”に合わせた運用も重要です。
特に夜間営業の施設では、「日が沈んだら照明の調整」「出入口周辺の水気を残さない」など、タイミングで変わる管理が求められます。


虫の動きを知ることで、見える対策がある

施設管理者が見落としがちなポイントは、「虫の姿を見てから対策を考える」のではなく、虫の動きや習性を知って、予防の仕組みを先に整えることです。

「虫の種類によって有効な対策が違う」という前提を持つことで、ピンポイントで効く方法が選べるようになります。


次のセクションでは、こうした習性をふまえたうえで、自動ドアの“物理的な隙間”をどう封じるか――
つまり「ブラシやモヘア」を用いた“バリア設置”の正しい知識と注意点を解説していきます。



対策①:隙間を封じる「物理的バリア」はここに注意


Q:ブラシやモヘアを貼れば、虫の侵入は防げる?

A:施工方法を間違えると、かえってドアの故障や巻き込み事故を招くリスクがあります。


要点:

  • 隙間を塞ぐ手段として「ブラシ(モヘア)」が有効
  • ただし設置位置を間違えると「ドアの動作不良」「巻き込み事故」になることも
  • 自動ドアの構造と安全基準を理解した上での施工が必要

モヘアブラシとは?自動ドアにおける役割

モヘアブラシとは、柔らかい毛状の素材を帯状にした防虫・防塵部材です。
自動ドアのレール下やドアの縁に貼りつけることで、虫の侵入経路を物理的に遮断する「バリア」の役割を果たします。

とくに以下のような場所での活用が一般的です:

  • ドアと床の隙間(下部レール付近)
  • ドアの側面(開閉時に露出する縁の部分)
  • ドアとドアの重なり部分(中央合わせ部)

ただし、「どこにでも貼っていい」わけではありません。自動ドアは人が通ることを前提とした可動部であるため、安全性への配慮が不可欠です。


自動ドア構造上の「NGポイント」

  1. ドアが重なる「中央合わせ部分」には設置NG
     この部分にモヘアを貼ると、開閉時に「毛がからまり」「部品を巻き込み」「ドアの動作が停止する」ことがあります。
  2. スライド方向に抵抗を与える位置は避ける
     ブラシがモーターに負荷をかける位置(特にドアのスライド終端部など)に取り付けると、開閉速度が遅くなる、あるいはセンサーが「異常」と誤検知する場合も。
  3. 上部吊りレールとの接触リスク
     上部のモーター・レール周辺にブラシを貼ると、動作部品との干渉で音鳴りや機械損傷を起こすリスクあり。

正しい施工位置と方法

部位対策例注意点
下部レール周辺床との隙間をモヘアで塞ぐ毛の長さがレール溝に入り込まないようにする
ドア縁(垂直面)壁との隙間を遮断開閉の可動域を妨げない範囲で貼る
側面(ドア縁外側)薄型のブラシで擦過防止ドア枠との接触を確認しながら調整

推奨ブラシの選び方

  • 毛の長さ:5〜10mm程度で、柔らかくしなやかなもの(硬すぎると引っかかる)
  • 台座の素材:アルミまたは柔軟性のある樹脂(温度変化に強い)
  • 両面テープ付きかネジ固定か:使用環境によって選定(ネジ固定はより強度あり)

実際の施工で起こりがちな失敗例

  • ✅「一度貼ったが、すぐ剥がれた」→ 下地処理をしていない、または湿気の多い場所で両面テープ施工した
  • ✅「ドアの動きが遅くなった」→ ブラシがレールや駆動部分に接触していた
  • ✅「隙間が残って虫が入ってくる」→ ブラシの長さ不足、設置位置がずれていた

巻き込み事故を防ぐために:JISの安全基準に準拠を

自動ドアの安全性には、JIS A 4722(自動ドアの構造と性能に関する規格)で以下のようなポイントが明記されています:

  • 可動部への異物の巻き込みを防止する構造
  • 外部部品との干渉がないこと
  • 非常時でも安全に停止・解放できること

つまり、追加部材(ブラシなど)を取り付ける際には、「安全性を損なわない設計」が絶対条件となります。

専門業者に依頼する場合も、「自動ドアに関する安全規格の理解があるか」を確認することが大切です。


導入後のチェックポイント

  • 月に1回程度、ブラシの摩耗やずれをチェック
  • 毛の間にゴミ・ホコリが詰まっていないか確認(これも虫の温床になる)
  • ドア開閉に異音やひっかかりがないかを体感で把握

「物理的に塞げば安心」という気持ちはもっともですが、自動ドアのような“人が使う動く構造物”では、安全性と可動性の両立が最重要です。
次のセクションでは、“物理バリア”では防ぎきれない虫たちへの対策として、「光・空気・匂い」などの誘因対策を解説していきます。



対策②:光・空気・匂いの「誘因」を断つ方法


Q:物理的に隙間を塞ぐだけでは、虫は防ぎきれないの?

A:虫は“誘われて”やってきます。侵入させない以前に、「寄せつけない環境づくり」が欠かせません。


要点:

  • 虫の多くは「光」「匂い」「空気の流れ」に誘導される
  • 誘因を断つことで、そもそも寄ってこなくなる
  • 施設設計と環境管理の見直しが、効果的な長期対策に

誘因1:光 ― 紫外線が虫を引き寄せる

多くの虫は、「紫外線」に敏感です。
特に夜間、屋外が暗くなると、建物の入口から漏れる照明の光が“誘引源”となり、虫を呼び寄せます。

対策のポイント:

  • 入口付近の照明を、虫が反応しにくい波長(紫外線を含まない)LED照明に変更
  • ライトの**色温度を高く(昼白色〜白色)**することで、虫の視認性を下げる
  • 照明の角度を「入口に直接照射しない」ように調整(間接照明化)

【実例】
食品工場では、夜間照明を「誘虫ランプ→防虫仕様LED」に変更したところ、入口付近での虫の数が約70%減少したというデータもあります。


誘因2:匂い ― 食品、排水、タバコの残り香に注意

虫の多くは、わずかな匂いにも敏感です。特にゴキブリ・ハエなどは、腐敗臭や甘い香り、発酵臭に引き寄せられます。

対策のポイント:

  • 自動ドア付近にゴミ箱・喫煙所・自販機など匂いを発する設備を設置しない
  • 排水溝、グレーチングの下に「悪臭防止キャップ」や「トラップ水封」を設置
  • 室内の空気が外に漏れないように「負圧管理(排気ファン・風除室)」を導入

誘因3:空気の流れ ― 虫は“風”に乗って入ってくる

ドアの開閉時に発生する「気流」も虫の侵入ルートになります。特に夏場、屋内外の温度差が大きいと、気圧差による空気の流入が起きます。

対策のポイント:

  • エアカーテンを設置して、開閉時に外気をシャットアウト
  • 風除室(二重ドア構造)を活用し、室内と外部を直接つなげない空間をつくる
  • エントランスの換気設計を「正圧・負圧」に応じて最適化する

【実例】
ショッピングセンターの出入口にエアカーテンを設置したところ、ハエ・蚊の侵入が顕著に減少。同時に室内の冷気漏れも防げ、省エネ効果も得られた。


誘因4:外構(施設周囲)の環境を見直す

施設の外に目を向けると、「虫が集まりやすい要素」が多く潜んでいます。

  • 花壇・植栽の近く → 水やり後にコバエ・チョウバエが繁殖
  • 水たまり・くぼみ → 蚊の産卵場に
  • 看板照明・駐車場灯 → 光に引き寄せられた虫がエントランスに移動

対策のポイント:

  • 水をためない地形設計(側溝整備、排水口清掃)
  • 植栽と入口の間に物理的な“距離”をとる
  • 夜間照明をセンサー式にし、不要な光を最小限に

照明・匂い・空気をコントロールする「施設管理視点」

虫対策は「虫に対応する」のではなく、「虫が好まない環境をつくる」こと。
この考え方は、安全で快適な施設設計にも直結します。

例えば:

  • 照明 → 人間の目にやさしく、虫には見えにくい光
  • 匂い → 人が不快に感じない程度にまで管理(特に夏場)
  • 空気 → 快適温度・湿度+虫の侵入を抑える流れづくり

こうした“人にやさしく、虫に厳しい”設計は、利用者満足度の向上にもつながる視点です。



対策③:薬剤を使わない「安心できる防虫装置」の考え方


Q:薬剤が使えない環境では、どんな虫対策ができるの?

A:最新の防虫装置は、薬剤に頼らず、空気の流れや超音波など“虫の習性”を応用して侵入を防ぎます。


要点:

  • 病院・食品工場などでは薬剤使用が制限されている
  • 防虫装置の技術が進化し、非薬剤でも高い忌避効果が得られる
  • 設置場所・効果範囲・メンテナンス性を見極めて導入すべき

なぜ「非薬剤型」の虫対策が求められるのか

病院、学校、福祉施設、食品工場、保育所など、人体への影響や衛生管理が重視される環境では、「薬剤やスプレーを使わない防虫」が原則とされています。
また、高齢者施設や調剤薬局などでは、わずかな薬剤でも体調に影響する可能性があるため、“無臭・無刺激”であることも重要な条件になります。


主な非薬剤系の防虫装置

種類特徴使用場所例
エアカーテン型強風で虫の侵入を防ぐ(入口設置型)出入口、搬入口
ファン式忌避装置特定波長の光+風で虫を遠ざける医療機関、調剤室
捕虫器(光誘引型)紫外線で虫をおびき寄せ粘着捕獲厨房、倉庫、バックヤード
超音波忌避装置虫が嫌がる周波数を発する小空間、待合室

導入のポイントと注意点

  1. 設置場所と効果範囲の見極めが最重要
     例:エアカーテンは「幅1200mm以上」の入口で十分な風量が必要。小型機では逆に効果が出ないことも。
  2. 装置同士の干渉に注意
     複数種類の装置を併用する際、風の流れや音波がぶつかり合って「効果が相殺される」ことがあるため、事前シミュレーションが必要
  3. 人体・施設環境への影響を事前確認
     超音波装置は一部の医療機器や動物に影響を与える場合があるため、使用環境の確認が必須。

ケーススタディ:食品加工工場

  • 条件:薬剤使用NG/夜間の虫の侵入多数/開閉頻度高
  • 対策:
    • エアカーテン設置(ドア上部・風量3m/s以上)
    • LED照明の虫忌避仕様に切替
    • 捕虫器をバックヤード内に設置(室内への侵入後に対処)

結果: 月間の虫の侵入数が70%以上減少。作業員からも「見た目に虫が減った」と実感の声あり。


導入後のメンテナンスと運用管理

  • 装置本体の「ファンの清掃」や「粘着シート交換」は定期的に必要(1〜2ヶ月ごとが目安)
  • 風量・照射範囲の点検を季節ごとに行い、「虫の増える時期」に備える
  • 導入効果を「侵入虫の記録」「清掃頻度」と合わせて評価することで、施設全体の改善につながる

「薬剤を使わない」という選択肢の価値

薬剤フリーの虫対策は、「環境と人にやさしい」だけでなく、長期的に見たときの管理コスト削減にもつながります。

  • 薬剤補充や散布の手間がない
  • 過剰使用によるトラブル(食品汚染、苦情など)を防げる
  • 視認性・見た目においても利用者への印象が良い

このように、施設の用途や人の出入りの頻度をふまえて、最適な装置を選ぶことで、安心・安全・快適な虫対策が可能になります。


適ドア適所という考え方〜施設ごとの正しい虫対策とは


Q:施設の種類によって、虫対策の正解は違うの?

A:まったく違います。業種・用途・利用者特性によって「優先すべき対策」と「許容できる手段」は大きく異なります。


要点:

  • 施設ごとに「侵入リスクの質」や「許容できる対策」が異なる
  • “すべての施設で同じ虫対策”という考え方は誤り
  • 「適ドア適所」=施設ごとに最適なドア構造と運用を選ぶという判断軸

自動ドアが設置される主な施設と、その虫対策の特性

施設カテゴリ特性優先対策注意点
病院・診療所清潔・無臭・静粛性が求められる薬剤フリー、防音、空気管理患者に影響のある刺激臭・風圧は避ける
学校・保育園子どもの安全+簡単操作無臭・安全性重視、転倒防止転倒リスクを避ける床材+開閉時間制御
マンション開閉頻度高+季節変動対応光・空気流管理、植栽との距離感植栽・照明とドアの位置関係に注意
役所・公共施設混雑・行列が発生一時的な密度対策+エアカーテン扉前の風量に過敏な人への配慮
食品工場・倉庫異物混入絶対NG多層防御(エアカーテン+誘引回避)構造と習性に基づいた“多重バリア”が必須

「適ドア適所」=構造選びの視点を取り入れる

虫対策とドアの選定は、切り離して考えられがちですが、本来は密接に関係しています。
特に、次のような点で「ドア構造による優劣」が顕著に現れます:

  • ドア開閉方式(スライド式 vs 開き戸)によって「空気の流れ方」が変わる
  • レールの有無や構造で「隙間の生まれ方」が変わる
  • 電動 or 非電動で「常時通電による熱や光の有無」が変わる

たとえば、Newtonドアのように「非電動・荷重式」で風除室と組み合わせた構造は、「通電しない・光を発しない・密閉性が高い」ため、虫が寄りにくく、かつ安全性にも配慮された選択肢になります(※本記事では中立性保持のため詳細紹介は省略)。


運用・管理体制も「適ドア適所」に含まれる

正しい対策を選んでも、それを維持管理できなければ意味がありません。

  • 清掃頻度の設定(排水溝、ブラシ部、照明器具)
  • 季節に応じた装置設定(風量、照度)
  • 職員・清掃業者への教育・周知

これらを“施設の運用レベルに合った形”で整備することが、継続的な効果を支える基盤になります。


決め手は「虫が来る前に、施設が判断しておく」こと

虫が来てから慌てて対策するのではなく、

  • 虫の習性
  • 施設の環境特性
  • 施設利用者の属性
  • 建物構造や開口部の種類

こうした情報をもとに、あらかじめ対策を組み込んでおくことが、もっとも安全かつ効果的な方法です。


【適ドア適所】にそった「まとめ」


  • 自動ドアの虫対策は、「虫が入る理由」を構造と習性の両面から理解することが出発点。
  • 物理的な隙間を塞ぐだけでなく、光・空気・匂いといった“誘因”を断つ工夫が不可欠。
  • 薬剤を使えない環境では、防虫装置や空間設計で「安心と安全」のバランスをとる。
  • 施設ごとに“正解”は異なり、それぞれに合った対策とドア構造の選択=【適ドア適所】の考え方が求められる。
  • 最後に重要なのは、「対策を先回りで整えておく」という運用の備えである。

【荷重式自動ドア】Newtonドアの資料請求はこちらから→https://76auto.biz/newtonplus/registp/p-offer.htm

【荷重式自動ドア】NewtonドアのYoutubeチャンネルはこちらから→https://www.youtube.com/@newton_plus

地震など長期停電でも、止まらず動く
「事故が全くおきない」国も認めた安全自動ドア
アナログの特許構造で壊れないから修理費も0円

お問い合わせ・資料請求は今すぐ
↓↓↓

関連記事一覧

  • 関連記事
TOP